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2022年3月13日DEEP☆KICK 60レポート

■主催:DEEP☆KICK実行委員会
■名称:DEEP☆KICK 60
■日時:2022年3月13日(日)
■会場:テクスピア大阪
■住所:大阪府泉大津市旭町22-45

今回のDEEP☆KICK 60は60回を記念し、全ての試合がタイトルマッチと言うビッグマッチを組み、煽りPVを初で流すなど、演出面でも盛り上がりを見せた。
-63kgタイトル獲得したKENTAは自身に才能がなく、社会人から格闘技を始め、強い体で生んでくれた父親、母親へ感謝の言葉を述べ、たくさんのファンの応援が力になり、サポートしてくれている会長、トレーナーへありがとうございましたと感謝を述べた。4月2日のRISEに会場の伊藤代表へ出場させて欲しいとリングで直談判し、対戦相手は元REBELS王者の丹羽圭介でお願いしますと早速、DEEP☆KICKの王者として他団体戦へ意気込みを語り、自身が長く格闘技を続けるつもりはなく、だから会場でエールを送って欲しいとコメントした。
-57.5kg防衛に成功したい宮崎はDEEP☆KICKの王者としてDEEP☆KICK、他団体でも活躍したいと、王者として闘いたいとコメントした。
-55kg王者、翔磨はチャンピオンになりたく、今年のRISE大阪大会に出たくて死にもの狂いでチャンピオンになると決めていた。120、130人の自身の応援団に感謝を述べ、父親の誕生日に一番の誕生日プレゼントを贈れたと喜びを述べた。
-51kg王者となった塚本は空龍に勝ったので、自身が-51kgは自分が日本一だと宣言し、RISEで-51.5kgトーナメントをするなら僕をお願いしますと、DEEP☆KICKの王者としてRISEへ乗り込む意気込みを語った。
会場の休憩時間にて4月2日Cygames presents RISE ELDORADO 2022に出場する中村寛(BK GYM)が挨拶し、ずっと(練習は)追い込めている。対戦相手(北井智大(チームドラゴン))を見ていないがバチバチの試合をして、今年スタートをいい試合をしようと思う。(自身の)ファンクラブを立ち上げ、新しい中村寛を作り上げ、今年は練習と体のケアに集中出来ているので、試合を楽しみにして欲しいとコメントした。
今回、勝利した王者達がDEEP☆KICKのベルトの価値を更に上げ、関西のキックボクシングのみならず、全国区のキックボクシングを盛り上げる事が出来ると言えるだろう。

メインイベント4 DEEP☆KICK-63kg王座決定戦 3分3R 延長1R

〇KENTA (HAYATO GYM)
×大石健作(TEPPEN GYM)
判定3-0(29-28、29-28、30-28)
※KENTAが-63kg第4代王者に

1ラウンドではKENTAは右インローで削り、パンチで攻める。大石もパンチ、ロー、ミドルで返すが、KENTAが優勢で展開する。2ラウンドでは互いにローブローを入れてしまい、口頭注意が与えられるが、試合展開ではKENTAがインローを浴びせ、三日月、膝蹴りでボディを攻めるなど、KENTAが優勢。3ラウンドは互いにパンチの距離で打ち合い、膝蹴りを交えながら攻めるが、徐々にKENTAが大石をロープに詰めるなど、KENTAが優勢。大石も手数を返し、ラストは乱打戦の打ち合いとなるが、KENTAの優勢は覆らず、判定でKENTAが勝利。

メインイベント3 DEEP☆KICK-57.5kgタイトルマッチ 3分3R

〇宮崎就斗(TARGET)
×麻太郎(NJKF健心塾)
2R TKO(レフェリーストップ)
※宮崎就斗が2度目の防衛に成功

互いにミドル、ローを出すなどミドルレンジで攻防となる。途中、麻太郎にローブローが入り回復のインターバルが取られるが、展開的にリーチが長い麻太郎に対して、宮崎はそれを苦にしない。2ラウンドは麻太郎がハイなどリーチを活かした攻めを出すが、宮崎は打ち合いでは左ストレートを浴びせダウンを奪う。立ち上がる麻太郎だが、次はパンチから左ミドルを浴びせ2回目のダウン。最後はコーナー際での攻防でパンチを浴びせると3回目のダウン。3ノックダウンで宮崎が勝利。

メインイベント2 DEEP☆KICK-55kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R

〇翔磨 (多田ジム)
×長谷川英翔(誠剛館)
判定2-1(30-29、29-30、30-29)
※翔磨が-55kg第6代王者に

1ラウンドでは互いに出方を見るのか、決定打を許さない。長谷川が左ハイを掠めるが、翔磨もストレート、ミドルを放つ。2ラウンドは両者バッティングで口頭注意が与えられるが、試合展開は互角に進み翔磨がパンチでヒットを奪っても、長谷川も返す。3ラウンドは翔磨が前に出てからパンチで攻勢を見せるが、途中でイエローカードが与えられる場面もある。長谷川もパンチ、ロー、ミドル、膝蹴りをなど見せるが、近い距離では翔磨のパンチが優勢で手数で上回る。スプリット判定となったが、翔磨が勝利。

メインイベント1 DEEP☆KICK-51kg初代王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R

〇塚本望夢(NJKFteamBonds)
×空龍(空修会館)
判定3-0(29-28、29-27、29-27)
※塚本望夢が-51kg初代王者に

1ラウンド開始から互いに距離感に優れているので、容易にクリーンヒットを許さない均衡した展開。しかしラウンド終盤に塚本が右ストレートを浴びせ、フォローの左を入れてからダウンを奪う。2ラウンドでは空龍が前に出てから、攻勢が目立つ。塚本も返しながらロープなどを背にしてもステップワークを使い詰らない様に動きを見せる。3ラウンドも空龍は前に出てから攻め、塚本はステップワークを使い動きながら返す。塚本にローブローが入り回復のインターバルが取られるが、試合終了まで展開は同じく空龍が前に出るが、塚本はステップワークを使うなど、空龍が攻勢を見せるが、塚本も決定打を許さない。判定で塚本が勝利。

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