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2017年5月27日サムライメソッド やわらぎ福岡セミナーレポート

2017年5月27日サムライメソッド やわらぎ福岡セミナー

■主催:SAMURAI METHOD やわらぎ
■協力:オフィスアナザースカイ
■名称:サムライメソッド やわらぎ福岡セミナー
■日時:2017年5月27日(土)
■会場:レンタルスペース ヨカラボ
■住所:福岡県福岡市中央区舞鶴1-1-1 小財金網舞鶴ビル4階

2017年5月27日サムライメソッド やわらぎ福岡セミナー

グラップラー刃牙の主人公『範馬刃牙』のモデルであり、格闘家として数多くのリングで実績を残し、現在は格闘技のレフェリー、そして武術家として活躍する平直行氏の九州にて第5回目となるサムライメソッド やわらぎ福岡セミナーが開催された。
今回は鍼灸師、按摩師、整体師、心療内科カウンセラー、介護士、牽引療法士などサムライメソッド やわらぎを取り入れて、自身の治療、施術に活かしたい医療従事者の多くが参加し、他にもスポーツトレーナー、競技をしている者、格闘技・プロレスファンから、平氏のファンや、九州で開催された過去のセミナー経験者が集った。

第1部では筋絡調整術が行われ、昔の人たちは日常生活で色んな体の使い方をしていたが、現代人は便利になりすぎた生活で、その使い方を忘れており、それが体の痛みや歪みに繋がっている。武術の形は、昔の人たちが使っていた体の使い方を学ぶには最高のお手本であり、指の使い方で、筋や神経に刺激を与える。それは医学的にも説明がされており、多様的な動きで筋肉の奥に刺激を与え健康になる体の使い方である。

プロレスごっご施術では、ストレッチで揉むだけで効果が上がるが、更にプロレス・格闘技的な動きで、より大きな刺激を体に与えることが出来る。
まずは、体が出来ることから始め、ゆらぎで体を緩め、捻りを加えると刺激が増す。踊りなどの体を捻る動きで体を良くすることが出来る。
平氏の理論は、人間の遺伝子は螺旋状に出来ており、捻りで遺伝子へ刺激を与えることができ、体を活性化させることが出来る。

柔らかい手は倒す、治す両方の動きができ、踵を取ると格闘技的にも相手の動きが止まる。それらを応用したボストンクラブなど、通常では発想が出来ない施術をセミナーで披露し、平氏が体の不調を持っている者へ施術を行い、それは横隔膜に刺激を与え、筋肉に刺激を与えて体を整える。これらを聞いた平氏の弟子は「現代人は、溺れた呼吸をしているのですね」と言ったそうだ。
相手の体を壊す一歩手前の動きで筋肉の奥を動かす。これらでは施術者の姿勢が良くないと駄目、施術者と受ける側の両方が健康になる原理の重要性を説いた。

第1部終了後の休憩時間では、平氏の著書を購入して、セミナーに参加した者がサインと記念撮影を行った。

第2部では、武術の動きで体のパフォーマンスを上げる内容であったが、昔の人たちは、今の人たちが出来ないような体の使い方をしていた。
そこでリラックスできる寝た姿勢で体を柔らかく動ける状態を作り、指で皮膚に刺激を与えると体が更に動ける。これが筋絡に続く皮絡である。
人間は環境に合わせてから楽に体を使う生き物である。骨を繋げる体の使い方をすれば、体の機能が上がる。千年前から昔の人たちはこれを知っていた。

それらの技法で、平氏が治す動きで、使うのは抜きである。これらは時間差で力を加えることで、相手の体の緊張状態を解く方法であるが、これは武術、武道でも使われている技法である。力ずくで背骨を伸ばすのは危険だが、これらの抜きで、相手の力を緩め、そこから伸ばす。人間の反応を使った抜きは、昔の柔道家が普通に使っていた技法である。
武術、プロレス風な健康法では、相手に首を掴まれた状態にて、相手の肩を掴み、力を入らなくする。肩は球関節であり、手の掴みにより、肩へ脱臼状態になると体が認識すると逃げるようになっており、力が入らなくする。それは手で相手の力を散らす。プロレスやレスリングなど武術的な動きを出来る競技者が知っている壊す動きであり、合気道は相手を壊さず制する動きで、強さを求めてはいけない武道。これらの解剖学的な知識と、武術の組み合わせ、体を健康にするのが、平氏のサムライメソッド やわらぎがセミナーで伝えたい趣旨である。
次回のサムライメソッド やわらぎ福岡セミナーは2017年8月27日に開催が予定されている。

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