■主催:WARDOG CAGE FIGHT実行委員会
■名称:MARRLIONAPPARELpresents WARDOG CAGE FIGHT 53 2ndRound
■日時:2025年7月27日(日)
■会場:世界館
■住所:大阪府大阪市港区波除6-5-15
記事・写真:池田博紀
WARDOG CAGE FIGHT 53において、今村代表が述べた自身が見たいカードを組んでいると公言しており、事実面白いカードが組まれていた。フライ級王者挑戦者決定戦トーナメントでは8名の選手が凌ぎを削ってから、タイトルを目指す。ここでタイトルを獲得すれば、他団体のリングでもWARDOG王者として参戦する事が出来る。自身の選手として拍を付ける為にもタイトルがあると無いとでは差が出て来る。このトーナメントで面白い王者の誕生に期待したい。今大会では海外勢も参戦したが、昨今の格闘技興行で海外勢を招聘して日本勢との対戦が多くなっているが、実際に海外勢と対戦する事は、選手としてのキャリアにおいて、大きな意味があると思われる。
今後もWARDOG CAGE FIGHTがワクワクさせてくれるカードを組む事に期待したい。それは関西MMA界にも必ず良い結果にも繋がるだろう。
メインイベント ウェルター級 5分3R
×上田拳翔(reversal gym osaka anne)
〇クォン·ジフ(TEAM MAD)
2R一本勝ち(スリーパーホールド)
開始は打撃から上田がシングルレッグを取りに行くが、ジフはケージを使ってからテイクダウンを許さず、上田が崩してからグラウンドに持ち込んでも、すぐにスタンドへ戻すなど、組みに対して強い。上田もケージ際の攻防で崩そうと試みるが、ジフは腰が重く、容易に崩させず、互いに膝蹴りをボディへ入れる。上田はシングルレッグ狙うが、ブレイクが入るとジフは前蹴り、右ミドルと打撃を放ち、パンチの打ち合いから上田が組むが、グラウンドでジフにハーフを取られジフはパウンド、バックを奪い、そこで1ラウンド終了。2ラウンド、上田が打撃で前に出てから、組みに持ち込むが、グラウンドに移行するとジフがハーフを奪い、マウント、バックからパウンドを浴びせ、上田もスタンドへ戻そうとするが、ジフにサイド、バックを取られジフはパウンドを交えながら、スリーパーホールドを極めてから、ジフが一本勝ちを収める。
セミファイナル バンタム級 5分2R
△土屋諒太(POLARGYMOSAKA)
△セイヤ(kyotoSEIKENKAI)
判定1-0(20-18、19-19、19-19)
スタンドの打撃でパンチを見せ、ローで下も蹴るが、セイヤが組んでからケージに押し込むと土屋へダブルレッグからテイクダウンを狙うが、土屋も許さず、バックスタンドから正対へ戻し、シングルレッグを取りに来るセイヤに対して、ケージを使ってからテイクダウンを防ぎ、グラウンドになっても、すぐにスタンド、正対に戻すなど、一進一退の攻防となる。打撃の打ち合いでは土屋がヒット数で上回り、セイヤも組むが、土屋がパウンドを入れるなど土屋に流れがあるが、セイヤもシングルレッグで組み付き、テイクダウンを奪い、マウント、バックからパウンド、スリーパーホールドを狙うなど、激しい攻防となる。最終ラウンド、互いに打撃で先制し合い、土屋はインローを浴びせ、パンチから一気に詰めるが、セイヤは組んでから応戦し、ケージ際での攻防からセイヤは膝蹴りを浴びせ、ブレイクでスタンド中央に戻るとセイヤはシングルレッグを狙い、バックスタンドを取ると、セイヤは膝蹴りと足を蹴り、土屋は足を踏み付け、正対に戻す。セイヤはケージに押し込むと、土屋は肘をセイヤに浴びせ、組み合いながら試合終了のゴング。判定はドローとなる。
第6試合フライ級王者挑戦者決定戦トーナメント1回戦 5分2R
〇しんのすけ(OSC)
×船波巧(TEAMAGENT)
1R一本勝ち(スリーパーホールド)
※しんのすけがフライ級王者挑戦者決定戦トーナメント準決勝に進出する。
開始から蹴り合いとなり、しんのすけが組んでから投げを試み、ケージ際で攻防となるが、グラウンドでは、しんのすけが上を取り、船波も立ち上がり、組み合いからグラウンド、スタンドと展開が忙しい。グラウンドでは再度、しんのすけが上を取り、肩固めを狙い、船波が返して、しんのすけをケージへ押し込むが、グラウンドになるとポジションが激しく移行するが、最終的に、しんのすけがバックを奪い、スリーパーホールドを極め、しんのすけが勝利する。
第5試合フライ級王者挑戦者決定戦トーナメント1回戦 5分2R
〇中村瑠空(JAPANTOPTEAM)
×里久夢羅(Blaze)
判定3-0(19-19、19-19、19-19)
※マスト判定は中村。
※中村がフライ級王者挑戦者決定戦トーナメント準決勝に進出する。
スタンドの打撃から里久が組むが、中村も離れると里久はパンチからタックル、中村もテイクダウンはさせないが、里久は中村をケージへ押し込み、スタンド中央では中村もパンチを返すと、里久もパンチでヒットを奪う。グラウンドに移行すると中村がバックを奪い、4の字フックで固め、スリーパーホールド、パウンドなどを狙ってくる。里久もポジションを返し、スタンドではパナチを浴びせ、タックルを仕掛け、後三角を狙うが、中村もサイドを奪い返すなど、1ラウンドから激しい攻防となる。最終ラウンド、里久が打撃で前に出るが、グラウンドでは中村がサイド、バックを奪い、バックからパウンドを入れ、スリーパーホールドも狙い、4の字フックで組んでからバックを固め、マウントを奪い、続いてバックを取るなど、グラウンドでは中村が有利。里久もポジションを返そうとするが、中村が有利なポジションを譲らない。ラストで里久はバックを奪い返すが、ケージ際で空間が狭く、里久が思うように攻撃が出来ない。判定はドローだが、マスト判定は中村をとなり、中村が勝利する。
第4試合フライ級王者挑戦者決定戦トーナメント1回戦 5分2R
×元嗣(Fitness Studio K.S.K)
〇二宮拓也(TEAM S-joint)
1R一本勝ち(スリーパーホールド)
※二宮がフライ級王者挑戦者決定戦トーナメント準決勝に進出する。
開始から二宮が打撃で攻め、膝蹴りを元嗣のボディへ浴びせ、更に顔面にも膝蹴りを入れ、投げでテイクダウンを奪い、マウント、バックとポジションを移すとスリーパーホールドを極めてから、二宮が一本勝ちを収める。
第3試合キャッチウエイト58.5kg 5分2R
×片柳優羽(reversal gym osaka anne)
〇片岡巧嗣(片岡family)
2R TKO(レフェリーストップ)
※片岡が計量オーバーにより、フライ級王者挑戦者決定戦トーナメントは片柳が準決勝に進出する。
フライ級王者挑戦者決定戦トーナメント1戦だが、片岡は計量オーバーしており、勝敗は公式結果に残るが、この時点で片柳の準決勝進出が決定している。開始から片岡の打撃が冴えており、片柳もテイクダウンを取ってから、片岡はクローズガードで固めると、片柳はパウンド、肘を落とす。片岡がクローズガードを崩さないと、片柳は抱えてから落とすなど、片岡の守りを崩そうとするが、片岡はクローズガードを崩さず、1ラウンド終了。最終ラウンド、片柳が打撃からタックルに入るが、片岡は潰してからマウント奪い、肘、パウンドを落とし、片柳も返そうとするが、片岡は容赦なくパウンドを浴びせ続けレフェリーが試合をストップ。TKOで片岡が勝利する。
第2試合フライ級 RIZINルール 5分3R
〇豪瑠(Evermove)
×前原泰輝(All My Homies)
判定3-0(30-27、29-28、30-27)
開始から打撃戦となり、パンチで打ち合い、豪瑠はカーフキックも入れる。前原もパンチで打ち返すが、豪瑠はキッチリと手数で打ち返す。打ち合いから豪瑠は組んで、バックスタンドで喰らい付き、膝を入れると、前原は肘で大腿部を打ち、足を踏み付ける。豪瑠も離れると打撃戦から、タックルで組み付き、スタンド中央に戻ると互いにカーフキックを入れ、パンチで打ち合い、前原が崩れてグラウンドになると豪瑠が上から踏み付け、ラストはスタンドに戻った前原にシングルレッグで組んで1ラウンド終了。2ラウンド、打ち合いとなるが前原が前進してから、互いにヒットを奪うが、豪瑠は組んでからスタンドバックを取るが、前原も首を抱え、豪瑠はすぐに離れてから、スタンドの打撃戦となる。互いにパンチが交差し、豪瑠は組んでからケージへ押し込み、膝蹴りを足へ入れるが、前原もスタンドの打撃に戻すと、打ち合いから組みの攻防では、豪瑠にバックスタンドを取られるなど、組みでは豪瑠が有利で、更にダブルレッグからテイクダウンを成功させると、次は前原がシングルレッグから組み付き、テイクダウンを取るが、そこで2ラウンド終了。最終ラウンド、ケージ際の攻防となり、スタンド中央で打撃となると豪瑠は右ミドル、カーフキックを繰り出し、パンチの打ち合いでは前原もヒットを奪うなど、打撃では前原の方に勢いがある。しかし、組み合いでは豪瑠の方が上手く、バックスタンドを取り、豪瑠が投げを試みて、前原も正対に戻すが、再度豪瑠にバックスタンドを取られ、前原がシングルレッグからテイクダウンを奪い、そこから攻めたいが、豪瑠がバックスタンドに戻し、ラストではスタンドにて互いに強打で打ち合いをするが、判定は組みを有効に使った豪瑠が勝利。
第1試合ライト級 5分2R
×小林征矢(フリー)
〇Hsiang Liao(UFC Gym & BMF Space)
判定0-2(18-20、19-19、18-20)
Liaoはローを見せ、小林もローを返す。Liaoがパンチで攻めると、小林も膝蹴りを返すが、Liaoは組んでから小林をケージに押し込むが、小林もすぐにケージ中央で打撃戦へ戻す。パンチで打ち合い、小林が膝蹴りを繰り出すと、Liaoも蹴り足を掴んでからグラウンドへ持ち込むが、小林はすぐにスタンドに戻ろうとすると、Liaoは執拗に組んでからグラウンドへ移行し、バックを奪いパウンドを入れ、小林もスタンドへ戻るが、Liaoがシングルレッグで組んでから1ラウンド終了。最終ラウンド、小林が打撃で前に出るが、Liaoも打ち返し、小林がカーフキックを入れ、Liaoは足を掛けてからテイクダウンを成功させる。小林も立ち上がろうとするが、Liaoはサイドバックを奪い、バックを取るが、小林もそのまま立ち上がり、Liaoは抱き着き、小林は落とそうとするが、Liaoにグラウンドでバックを取られてしまう。スタンドに戻り、小林は打撃を繰り出すが、Liaoは組み付くが、グラウンドでLiaoが下になると、小林がパウンドを浴びせ、スタンドでもパンチで攻勢で攻め、ラストではトップからパウンドを落とすなど、小林が終盤で盛り上げを見せたが、判定ではLiaoが勝利する。
オープニングファイト フェザー級 NGF 5分1R
×Hosei(POLARGYMOSAKA)
〇吉澤颯馬(kyotoSEIKENKAI)
1R TKO(レフェリーストップ)
Hoseiは鋭い右を見せるが、吉澤もパンチを打ち返し、Hoseiが組んでから投げを試みる場面もあるが、スタンド展開がベースとなり、打撃での打ち合いとなるが、組み合いでは、吉澤が組んでから膝蹴りを浴びせ、吉澤は両手を上げて、余裕を見せてから打ち合いで三ケ月蹴りを浴びせラストにパンチを入れ、Hoseiが崩れてからダウン。追撃に入る吉澤がパウンドを浴びせるとレフェリーが試合をストップさせTKOで吉澤が勝利する。
オープニングファイト フェザー級 NGF 5分1R
〇池田大樹(TEAMAGENT)
×浜田大瑠(KINGGYMKOBE)
1R一本勝ち(スリーパーホールド)
序盤は浜田が左ハイ、ロー、パンチで攻めるなどスタンで展開を作るが、池田が組み合いに持ち込み、グラウンドではマウントを奪い、パウンドを浴びせ、浜田がブリッジで返そうとするが、逆にバックを取られ、池田がバックからのスリーパーホールドで一本勝ちを収める。