■主催:DEEP☆KICK実行委員会
■名称:DEEP☆KICK 75
■日時:2025年9月7日(日)
■会場:テクスピア大阪
■住所:大阪府泉大津市旭町22-45
記事・写真:池田博紀
今回のタイトルマッチはKO決着と大いに会場を盛り上がりを見せた。DEEP☆KICK-51kg王者となった松本は対戦相手に敬意を払い、周りの支えてくれる関係者への感謝を述べ、次のステップを目指すとして高みを望む姿勢を見せた。
DEEP☆KICK-57.5kg王座を獲得した戦闘員1号は自身は精神的に弱く、イジメられた経験もあるが格闘技と出会ってから、DEEP☆KICK王者までになれ、それらは支えてくれるジム関係者やジムメイトである大森隆之介に感謝を述べ、母親にも感謝を伝え、今後はRISEを目指すなど自身の気持ちを会場ファンへの伝えた。
歴代の王者の実績が物語っているがDEEP☆KICK王者となれば、RISE上位ランカーと対戦するチャンスを得られ、関西地域から中央を目指す事が出来る道筋を作っているDEEP☆KICKから、今後も優秀な選手を育成する事に期待したい。そうする事で関西地域のキックボクシング界の発展に繋がるだろう。
メインイベント DEEP☆KICK-63kgタイトルマッチ 3分3R
〇吉岡龍輝(及川道場)
×嵐舞(TEAM TEPPEN)
※嵐舞が体調不良により計量を行えず中止により、前日計量をクリアした吉岡龍輝の不戦勝となる。
※吉岡がDEEP☆KICK-63kg王座初防衛に成功する。
試合中止となったが、吉岡は嵐舞の安否を気遣い。現在は5連勝中で、「上のステージで闘いたい」、「RISEの上位ランカーと闘いたい」などDEEP☆KICK王者として次のステップを目指す事をコメントした。
ダブルセミファイナル2 DEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
〇戦闘員1号(SHOCKER☆EXARES)
×荒川ルシファー大夢(心将塾)
2R TKO(セコンドタオル投入)
※戦闘員1号が第6代DEEP☆KICK-57.5kg王者となる。
戦闘員1号がジリジリと圧を掛けるが、荒川も臆せずパンチ、ミドルを返しつつ圧を掛ける戦闘員1号に対してサイドに動く。戦闘員1号もインローなどを蹴ってくる荒川に動じずジャブを突き、右ストレートをヒットさせ確実に攻め、ラウンド終盤で右ストレートをクリーンヒットさせダウンを奪う。2ラウンド、戦闘員1号はドッシリと構えてから圧を掛け、荒川はパンチ、ミドルを返し、戦闘員1号をロープに詰めてからラッシュを浴びせるが、戦闘員1号は逆に荒川をコーにーを背にさせてからパンチのラッシュを浴びせ、荒川がダウン。それと同時に荒川のセコンドがタオルを投入。TKOで戦闘員1号が勝利する。
ダブルセミファイナル1 DEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
〇松本愛斗(月心会チーム侍)
×龍太郎(VALIENTE)
1R TKO(レフェリーストップ)
※松本が第5代DEEP☆KICK-51kg王者となる。
龍太郎がリング中央に構え、松本がサークリングするが松本がストレートを浴びせダウンを奪い、立ち上がる龍太郎に対して一気に詰めに入りロープに詰めてからラッシュでダウンを取り、ラストは松本がコーナーに詰めて猛攻を浴びせ再度ダウンさせレフェリーが試合をストップ。松本が会心のTKO勝利を収める。
第8試合 DEEP☆KICK-65kg挑戦者決定戦 3分3R 延長1R
×大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)
〇大前洸貴(INFINITY KICK BOXING GYM)
判定0-2(27-27、26-27、26-27)
※大前がDEEP☆KICK-65kgタイトル挑戦権を獲得する。
開始はローで探り合いとなるが、大野が右ハイを浅くだがヒットさせ、大前は圧を掛けてから前に出てから攻め、大野をロープ、コーナーに詰めるなど圧を掛け続ける。2ラウンド、大前は圧を掛けてから攻めると、大野もパンチを打ち返すが、コーナーを背にしてから大前のパンチを浴びてダウンする。立ち上がる大野に対して、一気に詰めたい大前は大野をコーナーに詰めてからのパンチの連打でスタンディングダウンを奪い、立ち上がる大野に最後の詰めで攻勢に出るが、大野も打ち返してから逆にダウンを奪い返す展開となる。それでも大前は圧を掛けてから前に出るが、大野もパンチの手数を止めず、カーフ、膝蹴りを返すなど互いに打ち合ってから2ラウンド終了。最終ラウンドはローを蹴り合うが、大野がストレートをヒットさせ、大前もパンチで攻めると、大野はガードを固めローを返し、パンチで打ち合いとなり、一進一退の攻防となり、もはやどちらが優勢か分からない様なグチャグチャの打ち合いとなる。大前は最後まで前に出るが、大野も膝蹴りでボディを削るなど、打ち合いを止めない。判定は2回のダウンを奪った大前が勝利する。
第7試合 DEEP☆KICK-53kg挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
〇中田史斗(究道会館)
×大輝(DK9)
1R TKO(レフェリーストップ)
※中田がDEEP☆KICK-53kgタイトル挑戦権を獲得する。
中田が開始から前に出てから攻め、ボディストレートを入れ、大輝をコーナー、ロープに詰めてから攻勢を仕掛けるなど勢いがあり、中田は右をヒットさせダウンを奪い、立ち上がる大輝をロープに詰めてからパンチで攻めてから左フックをヒットさせ大輝がダウン。レフェリーが試合をストップさせTKOで中田が勝利する。
第6試合 DEEP☆KICK-70kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R
〇進撃の祐基(京都亀岡キックボクシングジム)
×榎木友星(ビンチェレあべの)
3R TKO(ドクターストップ)
※進撃の祐基がDEEP☆KICK-70kg挑戦者決定トーナメント決勝に進出する。
榎木は祐基をロープに詰めてから攻め、祐基はミドルを返すが、榎木がミドル、サイドキック、膝蹴りなど多彩な攻めを見せ、祐基の左ストレートもボディワークで避け、榎木はロー、ミドルを入れるなど榎木が有利。2ラウンド、祐基はミドルを繰り出すが、打ち合いになると榎木が前に出てから攻め、バックハンドブローも繰り出す。祐基は左ミドルを何度も使い、ジャブで突き、榎木が攻めても左ミドルを確実に返す。榎木も前に出てからパンチで攻めるが、祐基も打ち返してから、前蹴りを浴びせるなど互角の展開を見せる。最終ラウンド、榎木が思いっきりの良いパンチで攻めヒットを奪うが、祐基もローを返し、パンチで打ち合いを見せるが、祐基が左膝蹴りを榎木に浴びせるとカットし、ドクターチェックの結果、試合は続行不可能。祐基のTKO勝利となる。
第5試合 DEEP☆KICK-70kg契約 3分3R
△龍威地(NJKF ARENA)
△財津大樹(TEAM BEYOND)
判定1-0(29-29、30-29、29-29)
リング中央で打ち合い龍威地はミドル、カーフ、財津もカーフを返してからパンチも織り交ぜるが、龍威地がパンチで詰めてから連打を浴びせるが、財津もボディへ膝蹴りを返し、龍威地が前に出ても、財津はサイドに動きながら対応し、互角の展開となる。2ラウンド、財津が距離を詰めると膝蹴りを繰り出し、龍威地もパンチでヒットを奪い、ミドルも入れる。途中で龍威地が右眉部分をカットしドクターチェックが入るが、試合は続行となる。財津はパンチからの膝蹴りと直線的な攻めを多用し、龍威地もフックで財津を捉えるとコーナーに追い詰めてからフックの連打を浴びせるが、財津も打ち返してから2ラウンドが終了。最終ラウンド、財津も前に出てからパンチ、膝蹴り、龍威地もパンチを返してからフックで財津を捉えから打ち合うが、財津は正面からの真っ向勝負でパンチ、膝蹴りを入れるなど直線的な攻めで強さを見せてから膝蹴りを何度も浴びせる。判定はドローとなる。
第4試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R
×潤貴(KTF)
〇ワンチャナ・ハマジム(HAMA・GYM)
判定0-3(28-30、28-29、28-30)
開始はロー探り合い、ハイミドルを使いながら互いに蹴り合いつつ、パンチでも織り交ぜ潤貴がローを入れてから一気に詰めて打ち合うと、ワンチャナもロー、パンチを返してから前に出る展開になるが、潤貴は跳び膝蹴りを繰り出すなど打ち合いで1ラウンド終了。ショートレンジからのパンチ、ミドルで打ち合うが、ワンチャナが前に出てから打ち合いになり、潤貴もパンチ、ローを返すと、ワンチャナはパンチ、ロー、ミドル、膝蹴りなど多彩に攻める。最終ラウンド、互いに勝ちに行っており、潤貴はパンチの連打を繰り出し、ワンチャナも連打を返し、膝蹴りも浴びせる。ワンチャナが潤貴をコーナーに詰めてからパンチを言えると、潤貴もパンチを打ち返してから、互いに攻勢を変えない。判定ではワンチャナが勝利する。
第3試合 DEEP☆KICK-57kg契約 3分3R
〇ROSVIN(ONE LINK)
×岡村大成(TeamFreeStyle)
判定2-1(28-29、29-28、29-28)
開始は岡村が積極的にパンチで前に出てからROSVINを後退させ攻めるが、ROSVINもガードを固めてからパンチを返し、岡村は強打のパンチ、膝蹴りを浴びせるなど、パンチで攻めるが、ROSVINはカーフを返し、パンチを徐々に手数を増やす。岡村もステップを使いながらパンチ、カーフを入れるが、ROSVINがパンチでヒットを奪うなど、序盤では岡村が優勢であったが、ROSVINが盛り返してから1ラウンド終了。2ラウンド、岡村はロー、カーフを入れてからサイドに動くが、ROSVINもパンチ、カーフを入れてから圧を掛けてから前に出る。岡村もフック系を重点的に入れてから返すが、ROSVINも打ち返してからカーフ、膝蹴りを浴びせるなど、ROSVINが圧を掛ける。岡村もフックを上下に入れ、ROSVINもパンチを浴びせるなど、一進一退の攻防となる。最終ラウンド、互いにパンチでヒット奪う合いとなるが、打ち合いでROSVINが岡村のパンチのよる左眉部分近くのカットで出血し、ドクターチェックが入るが、試合は続行。岡村はパンチ、ミドルで攻めてからローも浴びせから攻めるが、ROSVINもパンチ、カーフを返すと岡村も強打のフックで打ち返し、カーフを入れるなど、互いに削り合う様な打ち合いを展開する。
第2試合 DEEP☆KICK-46kg契約 2分3R
×上田樹那(山口道場)
〇辰巳璃央(TeamFreeStyle)
判定0-3(28-29、28-29、28-29)
※辰巳に組んでから連続攻撃、ホールディング、バッティングで減点1が与えられる。
開始から打ち合いとなり、辰巳は顔面前蹴りを浴びせ、前蹴り、ローを入れると上田もハイミドルを返し、互いにパンチの打ち合いを繰り広げる。辰巳は再度、顔面前蹴りを浴びせるなど、蹴り技が冴える。パンチの打ち合いでは上田もヒットを奪い、互いに打ち合ってから組みの攻防となり1ラウンド終了。2ラウンド上田が前に出てからパンチで攻め、組み合いから膝蹴りとなる。上田はパンチ、ミドルで攻め、辰巳はパンチ、前蹴りを織り交ぜながら打ち合いとなるが、打ち合いでバッティングとなりドクターチェックが入る。これまでの警告も合わせ減点1が与えられる。試合は続行となる。最終ラウンドはショートレンジのパンチと膝蹴りで打ち合いを繰り広げ、上田はローも入れるが、辰巳は膝蹴りをボディへ入れるなど打ち合いの手数を最後まで止めない。判定は減点1が辰巳にあるが、ジャッジは辰巳を支持し、勝利する。
第1試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R
〇KING澪斗(ROYAL KINGS)
×井端刻也(健心塾)
1R TKO(レフェリーストップ)
開始からローで探り、澪斗がパンチで攻めると井端も同じく打ち返すが澪斗が井端を詰めてからパンチを浴びせ、井端もバックハンドブローを返すが、澪斗がパンチで攻めてから左ストレートを浴びせ、井端がダウン。立ち上がる井端だが、澪斗は詰めに入っており、井端にパンチのラッシュを浴びせるとレフェリーが割って入り試合をストップ。TKOで澪斗が勝利する。
NEXT☆LEVEL提供試合
オープニングファイト第3試合 -55kg契約 1分30秒2R
×片山孝陽(EX ARES)
〇小谷真一郎(ALL-WIN GYM)
判定0-2(19-19、19-20、19-20)
開始からパンチ、ロー、ミドルで前に出てから互いにうち居合を見せ、互いにヒットを奪い合う展開となる。小谷が思いっきりの良いパンチで攻めると、片山もパンチ、ローを返し、互角の展開。最終ラウンド、小谷は速いジャブで突き、片山もインローを返すがパンチの打ち合いでは、小谷が前に出てから、片山が後退するので小谷に印象が残る。判定は小谷が勝利。
オープニングファイト第2試合 -40kg契約 1分30秒2R
〇北川大翔(ROYAL KINGS)
×辻畑陽気(Determination)
判定3-0(20-19、20-19、20-19)
開始は互いに距離を取りタッチジャブとミドル、ローで様子を見るが、距離を詰めてから打ち合いになると組みとなり、ラストはパンチ、ミドルを交差してから1ラウンド終了。最終ラウンド北川がローを蹴り、辻畑もミドルを放つが、北川は速いステップからの出入りを行い、距離を詰めると組み合いとなってから、ヒットアウェーを北川は行う。判定に入ると北川が勝利する。
オープニングファイト第1試合 -45kg契約 1分30秒2R
×吉儀永翔(SOLARE KICKBOXING GYM)
〇伊賀陽翔(NJKF TOP GUN GYM)
判定0-3(19-20、19-20、18-20)
開始から伊賀がパンチ、ミドルでヒットを奪い、吉儀も打ち返すが伊賀の方に勢いがあり、前に出てから攻める。吉儀はステップを使うが、伊賀の圧が強く、後ろに下がるなど印象が悪い。最終ラウンドも伊賀がパンチ、ロー、ミドルを繰り出すが、吉儀も前に出てから打ち合いに応じ手数を返すなど、互角の展開で打ち合いを見せる。判定は伊賀が勝利する。