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2025年9月21日BODYMAKERpresents GLADIATOR 032 in OSAKAレポート

■主催:GLADIATOR事務局
■名称:BODYMAKERpresents GLADIATOR 032 in OSAKA
■日時:2025年9月21日(日)
■会場:176box
■住所:大阪府豊中市庄内東町5丁目7−25

記事・写真:安村発

2023年1月にフェザー級タイトル挑戦もチョ・ソンビンに1RTKO負けを喫し、再びタイトル挑戦を目指す中川晧貴は1年2カ月ぶりの復帰戦。当初、ウズベキスタンのアヴリヨホン・ハミドフと対戦予定だったが、ビザが下りず欠場となり、代替出場となった3勝2敗の戦績を持つ韓国のイ・フィジェと対戦した。強打を浴びて追い込まれた中川はギロチンチョークで一本勝ちし、メインイベントの大役をきっちり果たしたといえるだろう。また、セミファイナルでは、13勝5敗の31歳チハヤフルに2勝(2KO)1敗の21歳・荒井が挑む形となり、チハヤフルが僅差で勝利をモノにした。第15試合ではGLADIATOR叩き上げで4戦無敗の岩崎圭吾が韓国のパク・ファランと激闘を繰り広げて、新鋭選手の台頭も目立つ大会となった。

メインイベント GLADIATOR 68kg契約 5分3R

〇中川晧貴(総合格闘技道場Reliable)
×イ・フィジェ(RingMMA)
1R一本勝ち(フロントチョークスリーパー)

1ラウンド、開始早々、フィジェの強烈な右ストレートを浴びた中川は後方に大きくぶっ飛び万事休す。一気に詰めるフィジェは立ち上がる中川に組み付いてテイクダウン。中川はフロントチョークを極めながらリバースに成功する。立ち上がるフィジェの首を抱え込んで、再びケージに押し込みながらフロントチョークへ。苦しそうな表情のフィジェはケージを蹴飛ばして脱出を試みるが、成す術なくギブアップ。1年2カ月ぶりの復帰戦で逆転一本勝ちした中川は「こうやってみんなが応援に来てくれるから勝てる時もあるし、良いところは見せられたかなと思います。いい勝ち方をしたので櫻井代表、そろそろタイトルマッチをよろしくお願いします」とタイトルマッチ再挑戦をアピールした。

セミファイナル GLADIATORライト級 5分3R

〇チハヤフル・ヅッキーニョス(MIBURO)
×荒井銀二(BRAVEGYM)
判定2-1(29-28、28-29、29-28)

1ラウンド、荒井が左ジャブ、右ストレートの打撃でプレスをかけ、チハヤフルは下がりながらロングリーチを活かしたパンチで応戦する。チハヤフルは構えを変えながらミドルを出しタックルを仕掛けて組にいきたいが、荒井は組ませない。チハヤフルは打撃勝負でいくと、荒井もパンチを返す。
2ラウンド、お互いにジャブを突いて距離を探る中、チハヤフルはタックルも、荒井はケージを背にしテイクダウンさせない。バックをキープしたチハヤフルは片足タックルも、荒井は耐えて倒れず。スタンドの展開に戻ると、チハヤフルは左ストレートを次々と当てるが、荒井も左ジャブ、右ストレートを当て主導権を譲らない。
3ラウンド、チハヤフルはダブルレッグでテイクダウン。荒井は一瞬で立ち上がり、スタンドに戻すと左ジャブ、右ストレート。チハヤフルは左ストレート、前蹴りと攻撃を散らしながら前に出て、お互いに打撃で削り合い。残り2分のところで、チハヤフルは胴タックル。耐える荒井は距離を取ると、チハヤフルはパンチを振り回して一気に勝負に出る。疲れの見える荒井もパンチを返すが押されたところで終了した。判定2⁻1の僅差でチハヤフルが勝利した。

第16試合 GLADIATOR OFG KICKBOXING 70kg契約 3分3R

×ハンセン玲雄(総合格闘技道場Reliable)
〇荒尾祐太(チーム吉鷹)
判定0-3(28-29、27-30、27-30)

1ラウンドから荒尾は極真空手仕込みの右ハイキックを連発。そして、右インローも散らして早くも試合の主導権を握る。ハンセンはパンチ勝負で距離を詰めるも、荒尾は右の三日月蹴り、右ハイキックと蹴り技で近づけさせない。
2ラウンド、飛び込みながらのパンチを振って強引な攻めのハンセンに、荒尾は右ハイ。終盤には左ハイをクリーンヒットさせると一気に詰めたが、ハンセンに逃げられた。
3ラウンド、パンチを強振するハンセンに、荒尾は右ハイ、右ローを散らすなど最後までペースを握った荒尾は判定勝ちした。

第15試合 GLADIATOR 60㎏契約 5分3R

〇岩崎圭吾(SMOKERGYM)
×パク・ファラン(キングダム)
判定3-0(29-28、29-28、30-27)

1ラウンド、岩崎はパンチを振りながらアグレッシブに前に出ると、パクが両足タックルでテイクダウンし執拗にからみつく。立ち上がりたい岩崎のバックに付いたパクは足を4の字に絡めてスリーパーへ。足のロックを解除した岩崎が立ち上がってパウンドに行くと、パクは前方回転して再び岩崎のバックに付くテクニシャンぶりを見せる。正対に戻した岩崎はこつこつパンチを落として1R終了。
2ラウンド、胴タックルの岩崎に対し、パクは逆にテイクダウン。岩崎は立ち上がるもしつこく組み付いてパクはコントロールする。スタンドに戻した岩崎はヒザ蹴り、パンチ連打から首投げ。首を抜いたパクは岩崎のバックへ。ガードポジションの岩崎は離れたパクの足をキャッチし足関節狙いもゴング。
3ラウンド、距離を取る取るパクに、岩崎はこのラウンドも自らタックルを仕掛けてテイクダウン狙い。逆にこれを潰すパクがテイクダウンしてグラウンドコントロール。脱出する岩崎だが、パクは追いかけてバックを取ったまま。スタンドに戻ると、岩崎はパンチを振っていき、パクはタックル。これを潰した岩崎は打ち合いにいき、最後にダブルレッグタックルを仕掛けてテイクダウンしたところで終了。岩崎が判定3-0で激闘を制した。

第14試合 GLADIATOR フェザー級 5分3R

×石田拓穂(総合格闘技道場Reliable)
〇國頭 武(BURST)
2R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンド、國頭が飛びヒザ、カポエラキック、バックブローと多彩な攻め。石田もタックルを仕掛けてヒールホールドを仕掛けて追い込む。
2ラウンド、石田はテイクダウンに成功するも、國頭は立ち上がる。スタンドで國頭はパンチを当てるが、石田が左フックを当ててダウンを奪い追撃のパウンド。テイクダウンにこだわる國頭に対し、石田は立ち上がってパンチを何度も当てる。石田ペースかと思われたが、國頭が左ストレートを当てると石田はダウン。國頭は鉄槌を連打したところで、レフェリーがストップした。國頭が逆転TKO勝利。

第13試合 GLADIATOR 78.4㎏契約 5分3R

×後藤丈季(kyotoSEIKENKAI)
〇クォン・ジフ(TEAM MAD本館)
1R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンド、ジフがパンチとローでプレスをかけ、後藤は下がりながらも応戦。接近戦でジフが右ストレートを打ち抜いてダウンを奪ってパウンドで追撃。レフェリーがストップし、ジフのTKO勝ち。

第12試合 GLADIATOR ライト級 5分3R

〇八木敬志(猛者連本部/第2代 WARDOGウェルター級王者)
×友實竜也(ゼロ戦クラブ)
判定3-0(29-28、29-28、30-27)

1ラウンド、大振りのパンチでプレッシャーをかける八木は友實をテイクダウン。友實はスタンドに戻して打ち合いに持ち込む。
2ラウンド、八木はタックルを仕掛けてテイクダウンし、上からガッチリ抑え込んでパンチをこつこつ落として削る。立ちたい友實だが、八木の徹底した組み付きからのパウンド。
3ラウンド、テイクダウンする八木がしつこい攻めで判定勝ちした。

第11試合 OFG KICKBOXING 80kg契約 3分3R(肘無し)

〇森井翼(LIGHT CLUB)
×小山寛太(kyotoSEIKENKAI)
判定3-0(29-28、30-27、30-27)

1ラウンドから森井が長身を活かしたパンチと蹴りで小山を翻弄。組んではヒザ蹴りを見舞って小山を追い込む。何度も顔面にヒザをもらう小山だが倒れない。最後まで手数を出し続ける森井が大差を付けて判定勝ちした。

第10試合 PROGRESライト級 5分2R

×岸田海輝(reversal gym osaka anne)
〇徳野”一心”一馬(U.B.F/第4代WARDOGフェザー級王者)
ポイント7-8

1ラウンド、徳野がテイクダウンポイントを重ねて4-1とリード。
2ラウンドには岸田がポイントを次々と取っていき、徳野のバックに付いて揺さぶっていく。徳野が8-7の僅差で勝利した。

第9試合 GLADIATOR バンタム級 5分2R

〇野口蒼太(SMOKERGYM)
×古賀珠楠(総合格闘技スタジオSTYLE)
判定2-1(18⁻20、20-18、19-19)
※マスト判定は野口。

1ラウンド、サウスポーの古賀がワンツーを当て、野口をテイクダウンして優位に立つ。
2ラウンド、古賀が左ストレートを当てるも、野口がタックルでテイクダウン。金網に押し込んで古賀の動きを止める。残り時間僅かのところで古賀がバックマウントからパウンド。僅差の判定で野口が勝利した。

第8試合 GLADIATOR フェザー級 5分2R

×コウ(all my homies)
〇谷川渉(BURST)
2R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンド、谷川がスピードあるタックルを仕掛けて何度もテイクダウンに成功しコウをグラウンドコントロール。
2ラウンド早々に谷川が右ストレートをクリーンヒットさせると、コウはダウン。谷川が追撃のパウンドを落として、レフェリーがストップした。

第7試合 GLADIATOR フライ級 5分2R

×藤原浩太(KINGGYM KOBE)
〇村泉空(格闘技実業団トップティア)
判定0-3(19-19、18-20、18-20)
※マスト判定は村泉。

1ラウンド、回転の速いパンチとタックルを仕掛ける村泉に対し、藤原もタックルを仕掛けてテイクダウンしお互いに譲らない。
2ラウンド、何度もテイクダウンを仕掛ける村泉が優位も、スタンドでは藤原がジャブをヒット。最後に村泉がテイクダウンしたが、藤原が上のポジションを取ってパウンドで反撃したところで終了。村泉が判定勝ち。

第6試合 GLADIATOR ストロー級 5分2R

×木村旬志(ゼロ戦クラブ)
〇與那嶺大輝(THE BLACKBELT JAPAN)
1R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンド、左のカーフをこつこつ当てる與那嶺が左フックを当ててダウンを奪う。フラフラの木村に、與那嶺は何度も左フックを追加でクリーンヒット。倒れた木村に與那嶺がパウンドで追い込んだところでレフェリーがストップした。

第5試合 GLADIATOR ヘビー級 5分2R

×土井淳(パラエストラ森ノ宮)
〇ヨコヤマクレガー(THE BLACK BELT JAPAN)
判定0-3(19-19、18-20、18-20)
※マスト判定はヨコヤマクレガー。

1ラウンド、ヨコヤマクレガーが左右ローを当て、土井が組み付いて金網に押し込む展開が続く。
2ラウンド、20㎝も長身の土井に、ヨコヤマクレガーは飛び込みながらのパンチで揺さぶる。中盤にヨコヤマクレガーのローブローで試合中断するアクシデントがあったものの、ヨコヤマクレガーはカウンター待ちの土井にローを当てながらパンチを散らしていく。

第4試合 GLADIATOR ヘビー級 5分2R

〇松本洋平(N★TRUST)
×かずややねんけど(猛者連 本部)
判定3-0(20-18、20-18、20-18)

1ラウンド、バチバチの打ち合いから松本がかずややねんけどをテイクダウン。マウントからパウンドで追い込むが、かずややねんけどは立ち上がって回避。
2ラウンド、パンチ勝負のかずややねんけどに対し、冷静にブロックする松本が再びテイクダウン。バックについてひたすらパウンドを落とし続けたところで試合終了。松本が判定勝ち。

第3試合 GLADIATOR バンタム級 5分2R

〇古賀琉斗(総合格闘技スタジオSTYLE)
×岩田虎之助(和術慧舟會HEARTS)
判定3-0(19-19、20-18、20-18)
※マスト判定は古賀。

1ラウンド、打撃戦から組み付いた岩田が古賀に背中に飛び乗ってスリーパー狙い。これを古賀が正対に戻したところでゴング。
2ラウンド、組み付いた古賀がテイクダウン。パウンドで追い込むも、岩田はテイクダウンし返す。ここで古賀がフロントチョークを仕掛けて終了のゴング。古賀が判定勝ちで接戦を制した。

第2試合 GLADIATOR フェザー級 5分2R

×天野武徳(全真会館)
〇キム・ジギョン(AOM)
1R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンド、天野の右ローの蹴り終わりを狙って、ジギョンは胴タックルでテイクダウン。天野はフロントチョークを仕掛けるが、脱出したジギョンはマウントポジションからパウンド連打を見舞ったところでレフェリーがストップした。

第1試合 GLADIATOR 60㎏契約 5分2R

〇谷口隆元(総合格闘技道場DOUBLE)
×カーヴィ(BURST)
1R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンド、お互いに軽快なステップを踏む中、打ち合いを繰り広げて谷口が右ストレートを炸裂。ダウンしたカーヴィにパウンドを落としてTKO勝ちした。

GLADIATOR オープニングファイト バンタム級 5分1R

×田口大貴(reversal gym osaka anne)
〇髙橋良河(BURST)
判定0-3(9-10、9-10、9-10)

1ラウンド、積極的にパンチを当てていく髙橋は、田口をテイクダウンすると終盤にはバックマウントからパウンド連打で優勢をアピールし判定勝ちした。

GLADIATO Rオープニングファイト ストロー級 5分1R

〇辻本涼太(POLARGYM OSAKA)
×松尾翔貴(TEAM TMT/TFCフライ級王者)
判定3-0(10-9、10-、10-9)

1ラウンド、辻本がテイクダウンしてグラウンドコントロール。立ち上がる松尾にしつこく組み付く辻本は最後まで主導権を握り判定勝ちした。

GLADIATOR オープニングファイト フライ級 5分1R

×藤原健介(パラエストラ加古川)
〇横山桔平(THE BLACK BELT JAPAN)
判定0-3(9-10、9-10、9-10)

1ラウンド、何度もテイクダウンして優位な横山に、一瞬の隙を突く藤原がスリーパー。何とか凌いだ横山は再びテイクダウンし最後までグラウンドで上のポジションをキープし判定勝ちした。

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