■主催:GLADIATOR事務局
■名称:BODYMAKERpresents GLADIATOR 033 in OSAKA
■日時:2025年11月30日(日)
■会場:176box
■住所:大阪府豊中市庄内東町5丁目7−25
記事・写真:池田博紀
2025年最後のGLADIATOR4大タイトルマッチが行われ、ハイレベルな試合が展開された。とくにフェザー級はパン・ジェヒョク、外国勢がタイトルを保有しており、中川が奪取してから、日本にベルトを取り戻す事が出来た。
今回もGLADIATORは海外から強豪選手を招聘しており、その日本人とは違うフィジカルなど感じる事が出来れば、日本人ファイターが日々の練習で自身に不足している事に気づき、更なる精進を見せる事になるだろう。GLADIATORは西日本最大規模の団体であり、そこのタイトルを獲得すれば、それを足掛かりに、更なるステップを歩むことが出来る。GLADIATORファイターの活躍に期待したい。
第14試合 GLADIATORバンタム級タイトルマッチ 5分3R
〇南友之輔(BRAVEGYM/第10代GLADIATORバンタム級王者)
×ルキヤ(正道会館 大河道場)
3R TKO(パウンド)
※南がGLADIATORバンタム級王座防衛に成功する。
開始から速い打撃を互いに見せ、ルキヤはインロー、バックハンドブローから一気に攻め立てるが、南はパンチをヒットさせる。ルキヤもパンチで詰めるが、組み合いとなり、南がテイクダウンを取りトップを取るが、ルキヤもスタンドへ戻す。打撃戦では南がパンチでヒット取るが、ルキヤも強気でパンチを繰り出す。何度も組み合いとなり、目まぐるしく動くが、南がバックを奪い、ルキヤもスタンドへ戻し、そのまま南はスタンドバックを取る。スタンドでパンチの打ち合いになると激しい交差となり、グラウンドになるとルキヤは下から三角を狙うが、態勢が不十分で南がサイドを抑えてから1ラウンド終了。2ラウンド、南が中央に陣取り、ルキヤがサークリングする。組み合いになるとルキヤは膝蹴りを狙うが、そこを南は投げに切り替えてからグラウンドへ持ち込む。ルキヤもスタンドへ戻し、南はバックスタンドを取るが、ルキヤも正対に戻し、膝蹴りをボディへ入れる。だが南はパンチをヒットさせ、ルキヤにダメージを与える。アリイノキ状態になると、南はサイドを奪い、パウンドを入れるなど確実にポイントを奪っていく。最終ラウンド、パンチの打ち合いを開始から見せ、ケージ際の攻防から南がテイクダウンを奪い、ルキヤはギロチンを狙うが、南は頭を抜いてからスタンド展開に戻すと、打ち合いを見せ、組み合いになるとルキヤはテイクダウンを取りたいが、南はバックスタンド取り膝を入れるなどコツコツと攻め、グラウンドのトップ、サイド、バックと有利なポジションを取り、ラストはサイドからのパウンドを入れるとレフェリーが試合をストップ。TKOで南が勝利する。
第13試合 GLADIATORフェザー級タイトルマッチ 5分3R
×パン・ジェヒョク(KTT/第5代 GLADIATORフェザー級王者)
〇中川皓貴(総合格闘技道場Reliable)
判定0-3(28-29、28-29、28-29)
※中川がGLADIATORフェザー級王座を獲得する。
開始からパンは前に出るが、中川はタックルを仕掛けケージに押し込むが、パンは腰が重く簡単には崩れてくれない。ケージ中央に戻ると中川はステップを使いながら攻め、パンは中央に陣取り圧を掛ける。パンチからの打ち合いで中川がタックルを仕掛け、パンに有利なポジションを取られそうになるが、中川がトップを奪ってから1ラウンド終了。2ラウンド、距離を取り、中川がサイドキック、パンがバックスピンキックを繰り出せば、中川も同じのを繰り出す。中川がタックルを仕掛けるが、パンも崩されず、中川が下になり、グラウンドを誘うが、パンはスタンド状態からグラウンドへ移行しない。スタンドの打撃では中川がカーフキックからの攻めで、パンからスリップダウンを取るが、逆にパンのバックハンドブローを浴びて中川がダウン。一気にパンも攻めに行くが、中川は密着してからパウンドを防ぎ、スタンドへ戻し、互いに距離を取ってから2ラウンド終了。最終ラウンド、パンチで牽制し、中川はカーフを蹴るが、互いに距離を取る展開。パンは回転系のフェイントも入れ、中川がタックルを仕掛け、パンにトップを取られるが、中川がトップを奪い返し、ハーフを奪い、バック、マウントと有利なポジションを奪い、バックからのチョークスリーパーを取りに行くなど、ラストで中川が猛攻で攻め立てて試合が終了。判定は中川が勝利する。
第12試合 GLADIATORライト級タイトルマッチ 5分3R
〇小森真誉(ロータス世田谷/第5代GLADIATORライト級王者)
×田中有(総合格闘技道場Reliable)
判定2-1(29-28、28-29、30-27)
※小森がGLADIATORライト級王座防衛に成功する。
開始はスタンドの打撃でパンチ、カーフを見せるが、小森が組んでからグラウンドへ持ち込む。バックを取る小森だが、田中も立ち上がり、小森はシングルバックで喰らい付き、スタンドバックをキープして小森が有利な1ラウンド。2ラウンド、打撃となるが、田中のハイミドルを小森はキャッチしてからグラウンドへ移行させ、ポジションを取り行く小森だが、田中もスタンドへ戻し、正対で組むが小森は細かい膝蹴りを入れる。田中もシグナルレッグからテイクダウンを取りバックを狙うが、小森もスタンドへ戻してから正対する。膝蹴りを見せ、ラストはパンチで打ち合ってから2ラウンド終了。最終ラウンド、田中がパンチで攻め、タックルで組みを仕掛け、ケージ際の攻防となるが、小森が田中をケージに押し込んでから膝蹴りを入れ、スタンド展開になり小森のパンチが入り、田中がダウン。一気にグラウンドへ攻める小森だが、田中もバックを奪うと小森はスタンドへ戻し正対させ、田中もケージに押し込んでからグラウンドでサイドを取るが、小森もスクランブルで立ち上がるなど、一進一退の攻防となる。判定は小森が勝利する。
第11試合 GLADIATORフライ級王者決定戦 5分3R
〇今井健斗(マーシャルアーツクラブ中津川)
×岩崎圭吾(SMOKERGYM)
2R一本勝ち(裸絞め)
※今井がGLADIATORフライ級王座を獲得する。
開始から打撃となり、互いにパンチで前に出る。今井がタックルでテイクダウンを奪い、トップを奪うが、岩崎もスタンドへ戻し、今井は投げで再度グラウンドへ持ち込む。岩崎もケージを使ってからスタンドへ戻すが、今井はバックスタンド取り、投げてからグラウンドなど、今井が執拗にグラウンドへ移行させ、トップをキープしてから1ラウンド終了。2ラウンド、岩崎が打撃からタックルを仕掛け、切れ味のあるパンチを繰り出す。今井も左をヒットさせ、岩崎も強い右を返す。今井がタックルで組み付き、岩崎もケージを使うが、今井がテイクダウンを成功させる。岩崎もスタンドに戻すが、今井が首を抱え、そのまま裸絞めを極め、岩崎がタップ。今井が一本勝ちで勝利する。
第10試合 GLADIATORフライ級 5分3R
×久保健太(GSB多治見)
〇熊崎夏暉(BRAVEGYM)
3R TKO(パウンド)
開始はパンチで牽制し、久保はカーフも見せるが、パンチで熊崎がヒットを奪い、久保も圧を掛けて前に出るなど、スタンドの打撃戦となり、ラストで熊崎が再度ヒットを奪う。2ラウンド、熊崎が組むがグラウンドでは久保がトップを奪うと、熊崎もスタンドへ戻し、スタンドのパンチでの展開となり、久保が前に出てから攻め、熊崎はステップを使う。熊崎がシングルレッグでグラウンドへ持ち込み、ノースサウス、サイドを奪い2ラウンドが終了。最終ラウンド、スタンドの打撃でパンチにて展開し、久保はミドルも見せるが、熊崎は切れ味のあるパンチを繰り出す。熊崎がタックルを仕掛けテイクダウンを奪い、久保もスタンドへ戻し、スタンドの打撃となる。しかし熊崎が左をクリーンヒットさせ久保がダウンすると、熊崎はパウンドを浴びせてからレフェリーが試合をストップ。TKOで熊崎が勝利する。
第9試合 GLADIATOR 63kg契約 5分3R
×上田祐起(総合格闘技道場Reliable)
〇吉野光(Galana Group)
2R TKO(パウンド)
開始から吉野がタックルからのテイクダウンを成功させ、ハーフからコツコツと叩き、肘も連打で入れてから上田が出血するなど、吉野がトップをキープしてから1ラウンド終了。2ラウンド開始から上田へドクターチェックが入るが、試合は続行となる。試合再開から吉野はタックルからのテイクダウンとクローズガードトップ、ハーフを奪うなど1ラウンドと同じ動きを行う。吉野はパウンド、肘を落とし、ラストはパウンドを連打で入れてレフェリーが試合をストップ。TKOで吉野が勝利する。
第8試合 GLADIATORヘビー級 5分3R
×大番高明(パラエストラ広島/初代GLADIATORヘビー級王者)
〇アルブリー・ンジャイ(ROOTS GYM)
1R TKO(パウンド)
開始からアルブリが前進してパンチで攻め、グラウンドへ持ち込むとパウンドをラッシュで浴びせてからレフェリーが試合をストップ。TKOでアルブリが勝利する。
第7試合 GLADIATOR68kg契約 5分3R
〇國頭武(BURST)
×倉本拓也(志村道場)
1R一本勝ち(フェイスロック)
開始から國頭が組みからテイクダウンを奪い、倉本もスクランブルで返すが國頭がバックをキープし、パウンドを入れながら次はフェイスロックに移り、倉本がタップ。一本勝ちで國頭が勝利する。
第6試合 GLADIATOR KICKルール70kg契約 3分3R
〇荒尾祐太(チーム吉鷹)
×ペ・ジョンフン(ティム·マッド ジョン·グァン)
判定3-0(29-27、30-27、30-27)
ペはカーフ、荒尾はハイと互いに高さの違う蹴り技を見せる。荒尾はステップを使いながら動きロー、接近戦では膝蹴りを浴びせからペからダウンを奪う。立ち上がるペに対して、荒尾も距離を詰めてパンチ、膝、ミドル、ハイと多彩に攻める。ペも前に出てからパンチを振るうなど好戦的な姿勢は崩さない。2ラウンド、荒尾のハイが入るなど、蹴りの精度さが伝わる。ペはカーフ、パンチで攻めるが、荒尾はハイ、顔面前蹴り、前蹴り、三ヶ月蹴りなど自身の優位性を崩さない多彩な攻めを繰り出し主導権を握る。最終ラウンド、このラウンドも荒尾が有利は変わらずロー、顔面前蹴り、膝蹴りを浴びせ、ハイも当てる。ペはパンチで攻めるが、荒尾は打ち合いでも負けず、ステップを使い動きながら攻める。判定は終始有利な荒尾が勝利する。
第5試合 GLADIATORライト級 5分2R
×KENZO(BURST)
〇望月貴史(BRAVEGYM)
判定1-2(19-19、19-19、19-19)
※マスト判定は望月。
望月はサークリングしながらパンチ、カーフを見せ、KENZOはケージ中央からパンチで攻めてから距離を詰めて組みを見せる。組みの展開では望月も腰の重さを見せてから堪えるが、KENZOがグラウンド持ち込むのに成功し、ハーフからコツコツとボディを叩き、ハーフから肩固めを狙いたいが、足の位置が通常の逆なので極めるのは難しいが、グラウンドでKENZO有利で1ラウンド終了。最終ラウンド、スタンドでスピードある打ち合いを展開し、KENZOも組むと望月はスタンドへ戻してからスピードある打撃を見せるが、グラウンドではKENZOがバックを奪うなど、グラウンドではKENZO有利で強引にキムラロックを狙うが、望月はバック、サイド、バックと奪うなどグラウンド後半で盛り返しを見せた。判定で望月が勝利する。
第4試合 GLADIATORフライ級 5分2R
×塩川玲斗(修武館)
〇石田聖人(毛利道場)
1R TKO(パウンド)
開始から石田がキビキビした動きからカーフを見せるが、塩川がパンチから距離を詰めて組みに入り、テイクダウンを奪うが、石田もスタンドに戻してから、腰にクラッチを組んでから逆にテイクダウンを奪いマウントからパウンドを浴びせ、レフェリーが試合をストップ。TKOで石田が勝利。
第3試合 GLADIATORヘビー級 5分2R
〇松本洋平(N★TRUST)
×土井淳(パラエストラ森ノ宮)
2R TKO(パウンド)
開始はジャブを出し、松本はローも見せる。打ち合いから組みとなり、土井はケージに押し込むが、松本は膝を入れ、土井も離れる。スタンドは続きパンチの打ち合いから組みに移り、松本は膝を入れるが、ケージ中央での展開に変わるとパンチの打ち合いとなり、ケージ際での攻防となる。ラストはパンチで打ち合い、松本はカーフを入れ、土井も組んでからの膝蹴りを入れる。最終ラウンド、パンチの打ち合いを繰り広げ、土井は首相撲からの膝を単発で入れるが、松本のパンチが手数で多く、土井をケージに詰めてからパンチをラッシュで浴びせ、組んでからテイクダウンを奪い、上からパウンドを入れ、バックも奪ってからパウンドを入れる。土井も何とかスタンドに戻りたいが、松本はパウンドを浴びせ続け、レフェリーが試合をストップ。TKOで松本が勝利する。
第2試合 GLADIATORフェザー級 5分2R
×山下魁(We are the one)
〇谷川渉(BURST)
1R KO(右ストレート)
開始、牽制し合いとなり山下が左ミドルを放つが、谷川は右ストレートをクリーンヒットさせ、山下がダウン。追撃のパウンドラッシュに入る谷川をレフェリーが止め試合が終了。KOで谷川が勝利する。
第1試合 GLADIATORストロー級 5分2R
〇諸井友祐(パラエストラ和泉)
×タッキー(和術慧舟會SPO富山支部)
判定3-0(20-18、19-19、20-18)
※マスト判定は諸井。
開始から打ち合いとなり、ヒットを奪い合う。諸井はタックルを仕掛け、テイクダウンを奪いマウントからパウンドを落とすが、タッキーも差し替えてからスタンドへ戻すが、諸井は再度グラウンドへ持ち込み、バックからスリーパー、パウンドで攻める。マウント、サイドからパウンドを落とすが、タッキーもクローズガードのトップを奪い返し、アリイノキ状態からローを入れるが、途中諸井が出血をしており、ドクターチェックが入る。試合は続行なり、組み合ってから1ラウンド終了。最終ラウンド、互いにカーフを蹴り、タッキーの蹴りの諸井はタックルを合わせ、ケージに押し込んでからグラウンドへ移行し、ハーフ、サイドと肘を落とし、ノースサウスと完全に抑え込み、腕絡みも狙うなどグラウンドで諸井が有利。判定はグラウンドをコントロールした諸井が勝利する。
GLADIATORオープニングファイト バンタム級 5分1R
〇村越 平次郎(総合格闘技道場コブラ会)
×山田倖生(KINGGYM KOBE)
1R一本(チョークスリーパーホールド)
村越はジャブで牽制し、山田はカーフを入れるが、村越はジャブで山田の顎を上げ、ジャブをヒットさせる。互いにパンチで打ち合いも見せるが、山田がローを蹴ってからバランスを崩し、村越が一気に詰めてから素早くバック奪いチョークスリーパーを極め山田がタップし、村越が一本勝ちを収める


