2022年6月12日DEEP☆KICK 62レポート

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■主催:DEEP☆KICK実行委員会
■名称:DEEP☆KICK 62
■日時:2022年6月12日(日)
■会場:テクスピア大阪
■住所:大阪府泉大津市旭町22-45

メインイベントで防衛戦に勝利した大樹は大前の強さを称え「DEEP☆KICKのベルトの価値を上げて行きたいと思うので、誰でも挑戦して来てください」と王者に相応しいコメントをした。
セミファイナルの勝利者インタビューにてKING龍蔵は「3連敗している中、最後に大きなチャンスを貰えて勝てて良かったです。次の決勝戦、死んでも勝つ。宮崎選手を絶対に倒します。そして俺がDEEPの新しいチャンピオンになります。覚えておいてください」とベルトへの意気込みをコメントした。

メインイベント DEEP☆KICK-60kgタイトルマッチ 3分3R

〇大樹(HAWK GYM)
×大前洸貴(INFINITY KICK BOXING GYM)
判定3-0(30-28、30-28、30-27)
※大樹が初防衛に成功する。

1ラウンドでは大樹はパンチ、ハイ、膝蹴りなどで攻めるが、大前のガードは固くロー、ミドルを返す。しかし2ラウンドから大樹が接近戦に持ち込みアッパーで下から攻め、ガードが高く固い反面、空いている大前のボディへ膝蹴りを入れるなど、大樹が優勢。3ラウンドも大樹がショートレンジの打ち合いに持ち込みアッパーを入れ、ボディへ膝蹴りを連続で浴びせる。大樹はハイテンションで楽しんでいるのに対して、大前は決死の形相で打ち返すが、この両者の表情が試合の形勢に表れており、大樹が優勢。判定では大樹が勝利。

セミファイナル DEEP☆KICK-57.5kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

〇KING龍蔵(ROYAL KINGS)
×濱田祐生(山口道場)
判定2-0(29-28、28-28、29-28)
※KING龍蔵が-57.5kg挑戦者決定トーナメント決勝に進出する。

1ラウンドはミドルレンジで打ち合うが、パンチはほぼ互角だが、濱田は右ローを浴びせるなど、このラウンドは濱田が有利。2ラウンドも打ち合いになり、濱田は膝蹴りも入れるが、KING龍蔵がパンチでダウンを奪う。最終ラウンドは更に乱打戦の打ち合いとなり、濱田は膝蹴りを入れるが、KING龍蔵も打ち返す展開。2ラウンドのダウンが決定打となり、KING龍蔵が勝利。

第4試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R

×タネ♡ヨシキ(直心会)
〇KING剛(ROYAL KINGS)
3R TKO(レフェリーストップ)

タネ♡ヨシキはステップワークを使ってから攻めるが、KING剛は圧を掛けながら、ロープなどに詰めるとボディを攻める。タネ♡ヨシキも飛び膝蹴りを放つなど、手数を返す。2ラウンド、KING剛はタネ♡ヨシキをコーナー、ロープに詰めてボディブローを浴びせ、三日月蹴りを浴びせる。タネ♡ヨシキもパンチ、ローを返すが劣勢となり、詰められてからボディブローを浴びダウン。立ち上がるタネ♡ヨシキだが、再度ボディを攻められてダウンする。最終ラウンドはタネ♡ヨシキはロー、ハイを繰り出し前に出るが、KING剛は打ち合いでは有利で詰めてからパンチを浴びせ、左三日月蹴りを浴びせるとタネ♡ヨシキがダウン。なんとかタネ♡ヨシキは立ち上がろうとするがダメージを見たレフェリーが試合をストップ。TKOでKING剛の勝利。

第3試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R

×FUJIMON♡(京都亀岡キックボクシングジム)
〇鷹介(魁塾)
3R TKO(レフェリーストップ)

開始からパンチの打ち合いでは鷹介が有利でFUJIMON♡をロープ、コーナーに詰めボディブローでダウンを奪う。FUJIMON♡もミドル、前蹴り、ハイなど返すが、鷹介の優勢は揺るがない、2ラウンドからFUJIMON♡は右ローを入れるが、打ち合いになるとパンチで鷹介の攻勢が目立つ。最終ラウンドはFUJIMON♡もハイを繰り出すが鷹介のブロッキングに阻まれる。打ち合いは鷹介が有利で、バックハンドブローで2回ダウンを奪い、2回目のダウン時にレフェリーが試合をストップ。TKOで鷹介が勝利。

第2試合 DEEP☆KICK-57.5kg契約 3分3R

×YUTO(NJKF Vigor Kickboxing Gym)
〇井上大和(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)
判定0-3(27-30、27-30、27-30)

開始から井上が右ロー、前蹴りを浴びせ浅くだが右ハイも入れるなどYUTOを攻める。パンチの打ち合いでも井上が有利など、序盤からペースを握る。途中に井上が掴んでから連続膝蹴りで口頭注意が与えられる。2ラウンドも打ち合いになるが、井上がパンチ、ロー、ミドルに膝蹴りなど手数で上回る。YUTOも前に出てから決死で攻めるが、劣勢が否めない。だが、井上が掴んでからの連続膝蹴りを再度出してしまい、警告が与えられる。最終ラウンドも激しい打ち合いとなり、パンチ主体で打ち合うが、井上は前蹴り、組んで膝蹴りでボディも攻める。YUTOも攻めるが、井上は試合の主導権を譲らない。判定で井上が勝利。

第1試合 DEEP☆KICK-56kg契約 3分3R

〇嘉武士(NJKF健心塾)
×山口真宙(月心会チーム侍)
判定3-0(30-28、30-28、30-28)

1ラウンドは嘉が右インローを多用し、山口の足を削りに入る。山口はパンチを打ち返すが、嘉はパンチには応じず右インローで応戦。ラウンド終盤ではパンチ、ミドルも見せる。2ラウンドでは打ち合いとなるが、山口はパンチで攻めると嘉はパンチ、膝蹴り、ミドル、ハイなど手数では嘉が有利、途中に嘉へバッティングが入る場面もある。最終ラウンドは山口も気合の掛け声を出しながら、パンチを振るい左ストレートで出るが、嘉もパンチ、右ロー、右ミドルなどを浴びせ、打ち合いの手数で嘉が優勢。判定に入ると嘉が勝利。

NEXT☆LEVEL提供試合

オープニングファイト第4試合 ジュニア-50kg日本統一王座決定戦 1分30秒3R 延長1R

〇山田貴紀(山口道場)
×羽生槙徒(WeedGYM)
判定3-0(30-28、30-28、30-27)

開始からミドルレンジでパンチ、ローで打ち合いとなり、組んでからも互角の展開で拮抗する。2ラウンドも互いにパンチ、ミドル、ローで応酬となるが、山田が徐々に前に出るなど山田の攻勢が印象に残る。最終ラウンドは山田がパンチ、ミドルなど前に出てから羽生を詰めるなど、優勢。組んだら互いに膝蹴りで応酬するが、全般的に山田が有利な展開。判定に入るとフルマークで山田が勝利。

オープニングファイト第3試合 ジュニア-45kg日本統一王座決定戦 1分30秒3R 延長1R

×山中涼惺(大阪キック T.B.NATION)
〇平野詩苑(テツジム滑飛一家)
判定0-3(28-30、28-29、28-29)
※平野がジュニア日本統一 -45kg第9代王者になる。

ミドルレンジで打ち合いと組んでからの攻防となるが、山中が右ローを放つが、それに平野がカウンターで右ミドルを浴びせ山中がダウン。スリップダウンかと思われたが、レフェリーはダウンを宣告。山中が手痛いポイントを失う。山中もダウンがある以上、前に出るが、打ち合いでは互角の展開で一進一退。最終ラウンドは激しく打ち合いとなり、ほぼ互角、山中が掴みで口頭注意が与えられるが、平野は首相撲からの顔面膝蹴りを浴びせてしまし、警告が与えられ山中へ回復のインターバルが取られる。再開後も打ち合いから組んでから攻防となり、差がない展開だがダウンでポイントを奪った平野が勝利する。

オープニングファイト第2試合 ジュニア-35kg日本統一王座決定戦 1分30秒3R 延長1R

〇林功太郎(山口道場)
×山下城主(武魂會)
2R TKO(レフェリーストップ)
※林がジュニア日本統一 -35kg第9代王者になる。

上背がある林が首相撲で膝蹴りを浴びせ、有利に進み1ラウンドから首相撲からの膝蹴りでダウンを奪う。山下も打ち合いで前に出るが、林は打ち合いにも応じ、2ラウンドでは首相撲からの膝蹴りを浴びせ2回ダウンを奪う。2ノックダウン制なので、林がTKO勝利。

オープニングファイト第1試合 -35kg契約 1分30秒2R

×杉生澪雅(NJKF心将塾)
〇脇園明日翔(魁塾 中川道場)
判定1-2(19-20、20-19、19-20)

打ち合いから首相撲の展開になると膠着する場面があるが、試合全般は打ち合いから組んでからの攻防となる。脇園が投げで口頭注意が与えられるが、互いに攻め合い。杉生も崩す。打ち合いでは互いにヒットを奪う。スプリット判定で脇園が勝利。

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