2023年6月18日DEEP☆KICK 66レポート

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■主催:DEEP☆KICK実行委員会
■名称:DEEP☆KICK 66
■日時:2023年6月18日(日)
■会場:テクスピア大阪
■住所:大阪府泉大津市旭町22-45

タイトルマッチでは王者勢が防衛に成功し、DEEP☆KICK-65kg王座決定トーナメントは石田が制しベルトを獲得。DEEP☆KICK-53kg初防衛した長谷川は対戦相手を称え、関係者に感謝の言葉を述べて、DEEP☆KICKベルトの価値を自身が上げる。最後は「応援をお願いします。」とコメントした。
DEEP☆KICK-60kg防衛に成功した大樹は応援に来てくれたファンに感謝を述べ、試合内容を直す箇所があり、練習に励む。最後は試合だけを見たら面白いが、ハードな練習、減量を乗り越えて、勝つこと幸せだと自身のキックボクシングに対して求める道をファンへ伝えた。DEEP☆KICK-65kgベルトを獲得した石田は「キッズたち見たか!俺取ったぞ!」とジムのキッズへ呼びかけ、RISE、RIZINへ出場したいと更なる上のステージを王者として目指すとコメント。最後はLEGENDGYMの応援をお願いしますと、自身だけでなく所属ジムへの応援を会場のファンへ述べた。今回も全試合で白熱した試合が展開され、高いレベルで行われた。これらのトップとなるDEEP☆KICK王者がベルトの重みを更に上げ続ける事が出来れば、DEEP☆KICKの活性化に繋がり、ひいてはDEEP☆KICKのリングの価値自体を上げる事に繋がるだろう。

トリプルメインイベント3 DEEP☆KICK-53kgタイトルマッチ 3分3R

〇長谷川海翔(誠剛館)
×上村雄音(BKジム)
2R TKO(レフェリーストップ)
※長谷川が初防衛に成功する。

ミドルレンジで距離を取るが、上村はステップでリングを丸く使い出入りで攻め、長谷川はリング中央で構え、出て来る上村にパンチ、ローを返し左ストレートも伸ばすが上村はステップを使い、容易にヒットをさせない。そして長谷川が蹴りを出そうとしたところに、上村のパンチが入り、スリップダウンか際どかったがレフェリーはダウンを宣告。長谷川にダメージは無く、一気に前に出てから攻めに入る。2ラウンドもステップを使う上村だが、パンチで攻めたところに、長谷川が左ストレートでダウンを奪う。ダメージがある上村に対して、一気に詰めに入る長谷川が攻め、左フックを浴びせ上村がダウンし、レフェリーが試合をストップ。TKOで長谷川が勝利し初防衛に成功する。

トリプルメインイベント2 DEEP☆KICK-60kgタイトルマッチ 3分3R

〇大樹(HAWK GYM)
×上野コウキ(直心会)
判定3-0(30-28、30-28、30-28)
※大樹が2度目の防衛に成功する。

上野はパンチ、カーフなどで攻めるが、大樹もパンチ、ローで返し、ショートレンジに持ち込み、自分の距離で攻める。2ラウンドは激しい打ち合いとなるが、大樹が前に出てからショートレンジからのパンチで攻め、左ハイも繰り出す。上野もパンチ、ローを返すが、大樹が優勢。最終ラウンドも大樹は前に出てからパンチを振るうが、上野もパンチで打ち合いに応じ、膝蹴りを浴びせるなど、激しい打ち合いとなるが、大樹は前に出続ける。判定で大樹が攻勢点でジャッジの支持を得てから勝利。安定した戦いぶりで大樹が防衛に成功する。

トリプルメインイベント1 DEEP☆KICK-65kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R

×田邉雅弥(Blaze)
〇石田迅(LEGENDGYM)
2R TKO(レフェリーストップ)
※石田が-65kg第4代王者となる。

開始は田邉がジャブ、ロー、カーフで攻めるが、石田は重いパンチをボディへ織り交ぜながら攻める。試合は劇的で石田が右フックをクリーンヒットさせ田邉がダウン。ダメージがある田邉に対して、詰めに入った石田は一気に畳みかけパンチを浴びせ、田邉が再度ダウン。レフェリーが試合をストップ。TKOで石田が勝利。DEEP☆KICK-65kgのベルトを獲得する。

ダブルセミファイナル2 DEEP☆KICK-63kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

〇足利也真登(FightClubRush)
×久保田有哉(TARGET)
判定3-0(30-27、30-26、30-27)
※足利が-63kg王座決定トーナメント決勝に進出する。

開始からミドルレンジでパンチ、ローで削り合いとなるが、1ラウンドで足利がパンチで久保田からダウンを奪う。久保田も冷静で展開を悪化させず1ラウンド終了。2ラウンドもミドルレンジで展開するが、足利はステップを使いながらパンチ、ローを入れる。久保田もパンチ、ローを返しながら、右ハイを繰り出すが、足利もヒットをさせない。最終ラウンド、足利はステップを使いながら、久保田とのパンチの打ち合いに応じる。ヒット数で足利が上回るなど、足利が試合の主導権を握る。判定で足利が勝利。

ダブルセミファイナル1 DEEP☆KICK-63kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

×大石健作(TEPPEN GYM)
〇竹内皇貴(チームドラゴン)
2R KO(右跳び膝蹴り)
※竹内が-63kg王座決定トーナメント決勝に進出する。

ミドルレンジで展開するが、大石がパンチで攻め、左ミドルを浴びせ、ハイも繰り出すなど前に出る。竹内も返すが、大石に印象が残る。2ラウンドも大石がパンチ、左ミドルで攻めるが、勝負は一瞬で大石のパンチに、竹内が右跳び膝蹴りを合わせ、大石がダウン。大石も立ち上がろうとするがカウントは10を過ぎる。KOで竹内が勝利。

第6試合 DEEP☆KICK-60kg契約 3分3R

×大前洸貴(INFINITY KICK BOXING GYM)
〇健真(BLACK☆Jr)
判定0-3(28-30、28-29、28-30)

開始からショートレンジからのパンチで打ち合いとなり、大前はいつも通り高いガードで前に出ながらパンチでフックを織り交ぜながら攻めるが、健真も前に出ながらパンチ、膝蹴り浴びせる。2ラウンドも大前はブロックを固めながら、ショートレンジからのパンチでフック、アッパーと前に出るが、健真はパンチに応じながら、膝蹴りを多用して大前のボディへ浴びせる。最終ラウンドも大前がパンチで攻めるが、健真はロー、膝蹴りを使い、ミドルも浴びせ大前のパンチに打ち合いで応じて、ラストは跳び膝蹴りを放つなど、ペースに乗っている。判定では優勢に進めた健真が勝利。

第5試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R

〇KING剛(ROYAL KINGS)
×竜輝(LEGENDGYM)
判定3-0(30-28、30-27、30-28)

リーチがある竜輝がミドル、ロー、ハイなどリーチを活かして攻めを使いたいが、KING剛は詰めてショートレンジでパンチ、ロー、前蹴りとショートレンジで攻める。2ラウンドもKING剛は詰めてから攻め、竜輝もパンチ、膝蹴りなど返すが、距離が近いので長いリーチが逆に不利になり、KING剛が自分の距離で攻める。最終ラウンドはリング中央で竜輝がハイを繰り出すが、KING剛はすぐに距離を詰め、ショートレンジからパンチ、ロー、ミドルで攻め、竜輝も前蹴りで距離を作ろうとするが、KING剛はすぐに自分の距離へ切り替える。判定は全ラウンドを通して有利なKING剛が勝利。

第4試合 DEEP☆KICK-57.5kg契約 3分3R

×室屋宏幸(究道会館)
〇瞬(TEPPEN GYM)
2R TKO(3ノックダウン)

1ラウンドは開始から室屋が跳び膝蹴りを放つが、それは瞬もヒットさせず、その後は打ち合いを繰り広げる。2ラウンドも同じく打ち合いとなるが、室屋が瞬をコーナーに詰めてパンチで攻めるが、瞬が打ち返してダウンを奪う。室屋は前に出るのを止めず、打ち合いを仕掛けるが、再度パンチを浴びてダウンを取られる。ラストは瞬が室屋をコーナーに詰めてからラッシュを浴びせてからレフェリーがダウンを宣告。3ノックダウンシステムで瞬がTKO勝利。

第3試合 RISE公式戦-45kg契約 3分3R

×坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)
〇SAMI(OISHI GYM)
判定0-3(28-30、29-30、28-30)

開始からパンチ主体で打ち合うが、SAMIが前蹴り、膝蹴り、ローと攻めるが、坂田もミドル、ローなどを返す。ほぼリング中央で打ち合いとなり、互いに退かない打ち合いを展開するが、SAMIは蹴り技で印象を残しており、判定でSAMIが勝利する。

第2試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R

×井上大和(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)
〇中嶋愛樹斗(誠剛館)
2R TKO(レフェリーストップ)

開始から打ち合いで、中嶋が左ハイも見せ、互いにローも織り交ぜる。中嶋が右ストレートをクリーンヒットさせダウンを奪う。立ち上がる井上も退かず、打ち合いに応じて1ラウンド終了。2ラウンドも同じく打ち合いとなり、中嶋はミドルも浴びせ、井上もパンチを返すが、中嶋が井上をロープに詰めてフックを浴びせダウンを奪う。その後も井上は打ち合いに応じるが、ロープ際で中嶋のパンチを浴び再びダウンする。そこでレフェリーが試合をストップ。TKOで中嶋が勝利。

第1試合 DEEP☆KICK-51kg契約 3分3R

〇樹斗(MONSTER JAPAN)
×山中涼惺(大阪キック T.B.NATION)
判定3-0(30-29、30-29、30-29)

1ラウンドからミドルレンジで打ち合いとなる。互いにパンチが入り、ローを見せる。樹斗がハイを繰り出す場面もあるが、山中もブロックでヒットを許さない。最終ラウンドは互いに前に出ながら打ち合いとなり、デビュー戦を白星で飾りたい気持ちを見せる。判定になると樹斗が勝利する。

NEXT☆LEVEL提供試合

オープニングファイト第1試合 -20kg契約 1分2R

×石原光(teamFIST)
〇西本一翔(誠剛館)
判定0-3(19-20、19-20、19-20)

開始からパンチ主体で打ち合い、ミドルを織り交ぜながら互いに攻める。最終ラウンドも同じく打ち合いとなるが、西本が打ち合いで上回り、判定になると西本が勝利。

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