2023年7月23日MARRLIONAPPARELpresents WARDOG CAGE FIGHT 43レポート

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■主催:WARDOG CAGE FIGHT実行委員会
■名称:MARRLIONAPPARELpresents WARDOG CAGE FIGHT 43
■日時:2023年7月23日(日)
■会場:世界館
■住所:大阪府大阪市港区波除6-5-15

2023年7月23日に開催されたMARRLIONAPPARELpresents WARDOG CAGE FIGHT 43は多くの試合が一本勝ち、KOが見られ、白熱した試合が展開された。WARDOGに参戦する選手は攻撃力が高い選手が揃っており、それが高いKO、一本勝ちを見せる試合になったと言えるだろう。NGFの若手を中心とするカード、キッズMMAなど、選手育成の意味合いも含むカードが多く組まれており、WARDOGが関西MMA界において、キャリアの浅い選手に試合の機会を与え、経験を積ませ、将来のチャンピオン育成に力を入れている事が伺える。セミファイル、メインベイトもチャンピオンクラスの実力を持つ選手のぶつかり合いを見せ、ハイレベルな試合が展開された。特にしゅんのすけは打撃センスが高く、更なる期待が持てる選手である。
ウェルター級王者決定トーナメント決勝戦を制し、王座を獲得したキムは、「ありがとうございます」と日本語で挨拶し、14年目でチャンピオンになれ、今日まで8戦8勝の戦績で来られた。40超えているけど頑張っています。応援に来てくれたジムの仲間、家族への感謝をI LOVE YOUで伝え、84kgのキム・デファンとの対戦の意思を見せた。そして、苦楽を共にしたマネージャーへベルトを贈り、感謝の言葉を述べた。
フェザー級次期挑戦者決定戦を勝利した福田は対戦相手、関係者に感謝を述べ、試合内容は反省したが、打撃で自分の展開を作れたとコメント。王者である徳野に前回ではKOで勝っているので、練習して次回もKOで勝つと宣言した。対する徳野は、あのKO負けがあったからチャンピオンになれた。やり返せる機会が出来てメチャ嬉しいと述べ、ラストは、今日はおめでとうございました、あんな風になると思うなよ。とマイクをマットに投げると、一瞬即発になりそうになり、関係者が止めに入る場面が見られた。
フライ級次期挑戦者決定戦に勝利したしゅんすけは勝利者インタビューにてファンに感謝し、荒木の強さを称えながら、自信を持って良かったとコメント。フライ級王者MAGISAに対して、レスリングで来ると分かっているけど、打撃でボコボコにします。応援お願いします!とコメント。それに対して、MAGISAは(率直な感想と述べてから)1Rと同じ展開(グラウンド)になるんで、5分5Rに全部にあの状態(グラウンド)になるんで、しっかり練習して、ゆうと君ぐらいに強くなったら、また来てください。打撃も次は見せれる。寝技オジさんで無いんで。と余裕を感じさせるコメントをした。

メインイベント WARDOG CAGE FIGHTウェルター級王者決定トーナメント決勝戦 5分5R

×倉岡寿美津(UBF/JHS gym team Frere)
〇キムヨハン(韓国AWE/TEAM HUNTER)
2R TKO(パウンド)

キムはスイッチを繰り返しながら、ローを蹴るが、倉岡もパンチを返しタックルを仕掛けケージ際の攻防となるが、倉岡の膝蹴りがキムのローブローに入り、キムが悶絶。ダメージが大きいが、回復のインターバルまで残り僅かで、キムは立ち上がり試合続行の意思を見せ、会場から拍手が起こる。倉岡に警告が与えられ、試合は再開。スタンドではキムは左右のローを見せるが、倉岡は組んでからグラウンドへ持ち込もうとするが、キムも腰が重く組んだ状態から膝蹴りを放つが、レフェリーのブレイクが入ってから放ってしまい、次はキムに注意が与えられる。スタンドからキムが組んで来ると、倉岡はスタンドからキムへ抱き着きグラウンドへ持ち込み、キムがトップを取るが、そこで1ラウンド終了。2ラウンドもキムは打撃で勝負しようとするが、倉岡が片足タックルからテイクダウンを狙うが、キムはマウントを奪い、サイドからの肘、パウンドのラッシュを浴びせ、レフェリーが試合をストップ。キムがウェルター級のベルトを獲得する。

ダブルセミファイナル フェザー級次期挑戦者決定戦 5分3R

〇福田泰暉(TEAM STAKE)
×DAIGO(KYOTOSEIKENKAI)
2R TKO(パウンド)

1ラウンドは互いに出方を伺うかのように、スタンドで探り合う。パンチで牽制をし合いながら、ロー、ミドルで削ろうとするのを見せ、グラウンドにならずスタンドで展開。ラウンド終了間際にDAIGOが跳び膝蹴りを見せるが、福田もそれはヒットさせず、1ラウンドが終了。2ラウンドもスタンド展開となるが、このラウンドからギアを互いに上げてから打ち合いを見せる。福田がタックルでテイクダウンを狙うが、DAIGOもケージを使いテイクダウンを許さない。スタンドで打撃となるが、福田の膝蹴りがDAIGOのローブローに入り、回復のインターバルが取られる。再開後にスタンドでパンチにて打ち合うが、DAIGOのパンチが入り、福田の腰が一瞬マットに着く、ここが勝機と思いDAIGOが攻め立てるが、福田も打ち合いに応じるが、DAIGOの優勢、しかしケージに詰められた福田のパンチがクリーンヒットし、DAIGOがマットに沈み、福田がパウンドを浴びせ続け、レフェリーが試合をストップ。福田が逆転勝利でフェザー級次期挑戦権を得る。

ダブルセミファイナル フライ級次期挑戦者決定戦 5分3R

×荒木凌(ロータス福岡古賀道場)
〇しゅんすけ(OSC)
2R TKO(パウンド)

1ラウンドはスタンドの打撃から荒木が組んでからグラウンドへ持ち込み、荒木がハーフを奪うが、しゅんすけも荒木の右腕を脇で挟んでから密着し、パウンドを打てるスペースを潰す。荒木も空いている左でパウンドを入れようとするが、有効なスペースが無い。荒木が強引にパウンドを入れようとすると、しゅんすけも空いてスペースを見逃さず、タックルで荒木をケージへ押し込み、そこで1ラウンド終了。2ラウンドは開始から荒木が前方回転をして、グラウンドへ誘い込もうとするが、しゅんすけは乗らずスタンド勝負から譲る気が無い、スタンドでは互いにパンチを見せるが、しゅんすけがネルソンで組んでからグラウンドへ持ち込むが、荒木も極めさせず外すと、しゅんすけはグラウンドに固執せずにスタンドへ戻る。スタンドでは互いに強打のパンチを振るうが、しゅんすけが荒木をケージに詰めてパンチを浴びせ、荒木がマットに沈むと、そこをしゅんすけは見逃さず、バックからパウンドを浴びせ、レフェリーが試合をストップ。しゅんすけがフライ級次期挑戦権を獲得する。

第7試合 WARDOGグラップリングマッチ ウェルター級 5分1R

〇ジャン・ジュンヒュック(韓国AWE/TEAM HUNTER)
×キンコンカンコンケンチャンマン(UBF)
判定2-0(10-10、10-9、10-9)

キンコンカンコンケンチャンマンが積極的にタックルを仕掛けるが、ジャンはケージを上手く使ってから、テイクダウンを容易に奪わせない、グラウンドではキンコンカンコンケンチャンマンがバックを奪う場面もあるが、ジャンも素早く、ガードポジションのトップを奪い返し、すぐにスタンドへ戻る。スタンドで組み手争いをし、キンコンカンコンケンチャンマンがタックルを仕掛けるが、ジャンはケージを使い、逆にタックルでジャンがテイクダウンを奪う。試合終盤にグラウンドとなり、ジャンがバックを奪うが、キンコンカンコンケンチャンマンはトップに戻し、ハーフ、バックと奪い攻めるが、そこで試合終了。判定でジャンが勝利。

第6試合 WARDOGライト級 NGF 5分1R

×B.B.KING(チーム7オーバー)
〇三澤賢人(blooM)
1R KO(パンチ)

B.B.KINGはステップを使いながら、ミドル、ハイなど蹴りを多用するが、三澤はケージ中央に陣取り、プレッシャーを掛けながら前に出てから、パンチで攻めてB.B.KINGをゲージに詰めてからパンチを浴びせるとB.B.KINGがダウンし、そこで試合をストップ。三澤がKOで勝利。

第5試合 WARDOGライト級 NGF 5分1R

×辻純也(ISHITSUNAMMA)
〇そのまんまたなか(TEAM SFIDARE)
1R KO(パンチ)

開始から、そのまんまたなかでパンチを振るうが、勝負は一瞬で右のオーバンドブローが辻にクリーンヒット。辻がマットに沈み、そのまんまたなかが追撃に入ろうとするが、そこでレフェリーが割って入り試合をストップ。そのまんまたなかが4秒という秒殺で会心のKO勝利。

第4試合 WARDOGライト級 NGF 5分1R

〇小笠原兵庫(ISHITSUNAMMA)
×イム ジェヒョン(AWE/TEAM HUNTER)
判定3-0(10-9、10-9、10-9)

スタンドの打撃では互いに攻めるが、小笠原はタックルからのテイクダウンを取りグラウンドでは有利なポジションを奪い、バックからパウンドを入れるなど、グラウンドで優勢、ラストは小笠原がグラウンドでハーフ、マウントに移行し、パウンドを入れるが、そこで試合終了のゴング。グラウンドで確実にポイントを奪った、小笠原が判定で勝利。

第3試合 WARDOGバンタム級 NGF 5分1R

〇カーレッジユウキオ(VICTORYGYM)
×それゆけケイタっち(TEAM SFIDARE)
1R一本勝ち(三角締め)

スタンドからそれゆけケイタっちがタックルから組んでケージ際での攻防となるが、カーレッジユウキオがフロントスリーパーを狙いグラウンドへ持ち込み、狙いながらマウントを奪い、次に腕十字を狙うが、それゆけケイタっちも極めさせないが、カーレッジユウキオは三角締めへ技を移行して極め、一本勝ちでカーレッジユウキオが勝利。

第2試合 WARDOGバンタム級 NGF 5分1R

〇セイヤ(KYOTOSEIKENKAI)
×暴ヶ内(TEAM SFIDARE)
1R TKO(パンチ)

スタンドの打撃から、組み合いになると、暴ヶ内がトップとなり、パウンドを入れようとするが、セイヤが暴ヶ内を抱え、スタンドに戻し、再度スタンドの打ち合いとなるが、セイヤがヒットを奪い、暴ヶ内をゲージに詰めてから、パンチを浴びせるとレフェリーが試合をストップ。TKOでセイヤが勝利。

第1試合 WARDOGキッズ 50kg以下 5分1R

〇池田大樹(TEAM AGENT)
×山崎正道(禅道会播磨道場)
1R一本勝ち(腕十字)

スタンドの打撃となるが、山崎がタックルでテイクダウンを狙うが、池田が切り返してから、サイドを奪い、続いてバック、マウントと有利なポジションを奪い、ラストはマウントから腕十字を極めて一本勝ちを収める。

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