■主催:NJKF誠至会、誠至会プロフェッショナル
■認定:ニュージャパンキックボクシング連盟
■名称:NJKF2024 west 1st
■日時:2024年2月11日(日)
■会場:堺市産業振興センター
■住所:大阪府堺市北区長曽根町183-5
今回のNJKF2024 west 1stはメインイベントの対戦が一番の熱を持っており、両選手のコール合戦が行われ、会場のボルテージはMAXまで盛り上がりを見せ、大会MVPもメインで勝利したJyoseiが獲得した。これらの様な盛り上がる試合を、今後も行うことでNJKFのリングは更なる熱気を持ったリングとなり、そこで競い合う選手が更なるステージに行くことが出来る事に期待したい。
メインイベント WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R ※ヒジあり
〇Jyosei(NJKF誠至会/前NJKFスーパーバンタム級王者)
×前田 大尊(マイウェイジム/INNOVATIONフェザー級2位)
判定3-0(49-48、49-47、49-46)
※JyoseiがWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者となる。
1ラウンドは様子見なのか、互いに蹴りの間合いとなり、前田はロー、前蹴りを使い、Jyoseiは速く切れ味を感じさせるローを繰り出す。2ラウンドでは前田が前に出てからロー、パンチで攻め、左ハイを繰り出すが、Jyoseiもスウェーで避け、前田が前に出てもステップを使って動きながら、速いローで返す。3ラウンドでは互いにパンチの打ち合いを見せ、前田はミドル、ローも入れながら攻めると、Jyoseiもローを返すなど、互いにギアを入れ始める。4ラウンドも同じくパンチ、ローの応酬となり、互いに退かない打ち合いを見せる。最終ラウンドは終始、止まらない打ち合いを見せ、互いにパンチ、ローで削り合うように打ち合いを見せるが、Jyoseiのローは切れ味を最後まで感じさせる。前田もJyoseiも振り絞るかのように最後まで打ち合いを見せる。判定に入るとジャッジはJyoseiを支持し、Jyoseiが判定で勝利。WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座を獲得し、勝利者インタビューにおいて、Jyoseiが勝利した喜びを見せ、ファンの声援が力になったと感謝し、このベルトをプロになってからの目標であり、次は自分のやりたいことをやって行こうと思っており、最後は「皆さん、注目しておいてください。ありがとうございましたっ!」と今後のJyoseiの飛躍に注視したい。
セミファイナル2 -59kg契約 3分3R ※ヒジあり
×佐藤 亮(NJKF健心塾/NJKFスーパーフェザー級3位)
〇坂本 直樹(NJKF道場373/NJKFフェザー級5位)
判定0-3(28-30、28-30、28-29)
1ラウンドは互いにローで攻め、パンチから距離を詰めて首相撲の攻防となるが、互いに崩せず互角の展開。2ラウンドではパンチ、ロー、ミドルを使ってから打ち合いとなり、坂本が崩しを使い、パンチの打ち合いでもヒットを奪い、佐藤にコーナーを背にさせるなど、このラウンドは坂本に印象が残る。最終ラウンドは佐藤も前に出てから、ミドルを浴びせパンチで攻めるが、坂本は打ち合いに応じてパンチで激しく打ち合うが、坂本は膝蹴りをボディ、顔面に浴びせるなど、膝を有効に使うが、佐藤も退かずパンチの打ち合いになると一進一退の打ち合いを繰り広げる。最終ラウンドは佐藤も盛り返しを見せたが、判定は坂本が勝利。勝利者インタビューで坂本は対戦相手に感謝を述べ、タイでの練習の成果が出ず、試合内容に反省をしながら、これからも頑張ると述べ、「今日、東京でタイトルマッチ(NJKF CHALLENGER 東西対決 NJKFフェザー級王座決定戦)がやっているんですが、次、僕どうですか?」と盛り上がる試合をするので、自身のタイトルマッチへの目標を述べた。
セミファイナル1 交流戦 -57kg契約 3分3R ※ヒジあり
〇繁那(NJKF R.S-GYM/NJKFスーパーバンタム級4位)
×ナウインターSUNムエタイ(SUNムエタイジム/タイ国)
3R TKO(レフェリーストップ)
1ラウンドから繁那はパンチで積極的に攻めるが、ナウインターはローを返し、ロープを背にしながら、パンチで攻める繁那に肘を返し、出血をさせるとドクターチェックが入るが、試合は続行。繁那は圧を掛けながらローも使いながら攻め、ナウインターもサイドに動きながら返すが、繁那はボディストレート、ローなど高い攻撃力を見せる。2ラウンドも同じく繁那はパンチで圧を掛けるが、ナウインターもサイドに動きながら前蹴りを返すが、繁那はロープに詰めてから左ミドルを浴びせナウインターが崩れダウンを奪う、ナウインターはレフェリーに効いてないとアピールするが、カウントは進む。試合は続行するが、そこで2ラウンドが終了。最終ラウンドでは繁那は圧を掛けながらローを使い、ナウインターが距離を詰めて来るところに、パンチを浴びせナウインターが組んでもダメージがあり、そのままナウインターはダウン。ダメージが大きくレフェリーが試合をストップ。繁那が、その高い攻撃力でTKO勝利。
勝利者インタビューにて繁那は、相手の強さを称え、自分がこの階級のチャンピオンに相応しいと思っているので、ドンドン強い選手と戦いたいと述べ、名前を出すのも悪いと述べながら、武尊、天心、井上尚弥の知名度、パワー、技術を自分が上回ろうとしている。「上がろうと思っているので、よろしくお願いします」と更に上を目指す意思を示した。
第10試合 スーパーライト級 3分5R ※ヒジあり
〇山畑 雄摩(NJKF心将塾/NJKFライト級5位)
×篤椰(NJKF team Bonds/NJKFスーパーフェザー級6位)
判定3-0(50-47、50-47、50-46)
1ラウンド、互いにパンチ、ローを見せるが、山畑はミドルも使い、篤椰のローにパンチを合わせるなど、パンチのヒット数で山畑が篤椰を上回り、前蹴りの打ち合いでも先にヒットを取る。2ラウンドも山畑がミドル、前蹴りでヒットを奪い、篤椰が前に出てからコーナーに詰めても、山畑はサイドに動きながら、詰まらず打ち合いに応じる。3ラウンドでは、山畑はハイキックを繰り出し、篤椰がパンチに打ち合いでも退かず、首相撲からの崩しを使い、前に出て来る篤椰に対して肘を浴びせダウンを奪う。4ラウンドは、篤椰が前に出て来るのに対して、山畑はミドルを返し、首相撲からの崩しを使う。最終ラウンドは篤椰がパンチで前に出るが、山畑はミドル、前蹴りで返しながら、首相撲に持ち込んでから崩しを使う。判定では試合全般でペースを握った山畑が勝利。
勝利者インタビューは、これが現役最後の試合と引退とし、涙で声を詰まらせながらも関係者に感謝の言葉を述べ、応援に来てくれたファンにも感謝し、この勝利は皆の勝利であり、心将塾の勝利であり、チームの勝利だと述べ、観客の皆もチームだと一員であり「今日は勝ったなぁ!」と笑顔で締め、リングに別れを告げた。
第9試合 フライ級 3分3R ※ヒジあり
×髙木 雅己(NJKF誠至会/NJKFフライ級4位)
〇西田 光汰(NJKF西田キックボクシングジム/NJKFフライ級7位)
判定1-2(29-30、28-29、28-29)
1ラウンド、互いロー、ミドルを見せるが、西田は高木のハイをスウェーで避け、ローで返す。ローの数で西田が優勢だが、終盤では首相撲の崩しを西田が使う。2ラウンドでは高木も攻勢を見せパンチ、ミドル、首相撲からの膝蹴りと崩しも見せる。西田も崩しを使い、ローを見せるが、このラウンドは高木に印象が残る。最終ラウンドは西田が徹底した首相撲からの攻めを見せる。高木がパンチで攻めるが、西田は距離を詰め首相撲からの崩し、膝蹴りを見せてから、西田が首相撲でペースを握る。判定はスプリット判定だが、西田が勝利。
第8試合 -56.5kg契約 3分3R ※ヒジあり
〇庄司 理玖斗(NJKF拳之会/NJKFスーパーバンタム級6位)
×嘉武士(NJKF健心塾/NJKFスーパーバンタム級8位)
判定3-0(30-27、30-27、29-28)
1ラウンドは序盤では互いにパンチ、ローで展開するが嘉武士がミドルを繰り出すと、庄司もハイを返す。打ち合いでは若干、庄司がパンチで優勢。2ラウンドでは庄司は左右のミドルを使い、縦肘も浴びせる。嘉武士もパンチで打ち返し、距離が詰まると首相撲の攻防を繰り広げる。最終ラウンドはパンチで打ち合い、庄司はミドル、ローを入れ、肘打ちも見せる。嘉武士も打ち合いに応じてパンチを振るうが、庄司がパンチでダウンを奪う。その後も打ち合いで試合が終了するが、判定ではダウンを奪い、試合全般を有利に進めた庄司が勝利する。
第7試合 交流戦 スーパーライト級 3分3R ※ヒジあり
-光太郎(NJKF誠至会/NJKFスーパーライト級7位)
-桜華(小浜道場絆)
※光太郎が体調不良によりドクターストップのため試合中止。
第6試合 交流戦 バンタム級 3分3R
〇山脇 飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード)
×中島 大翔(GET OVER)
判定2-0(30-29、29-29、30-29)
1ラウンドは互いに距離を取るが、山脇はロー、ミドル。中島がパンチで攻めると、山脇もパンチで応戦し、首相撲になると崩しを使う。2ラウンドでは中島はパンチで展開したいが、山脇は右ローで攻め、距離が詰まると首相撲からの崩しを再三使うなど、首相撲を有効に使う。最終ラウンド、中島が右を当てると、山脇もパンチを返し、首相撲になると互いに崩しを使うなど、組みが中心の攻防となる。判定に入ると崩しを有効に使った山脇が勝利。
第5試合 交流戦 -60kg契約 3分3R
×瑠稀士(NJKF R.S-GYM)
〇宮原 司(K-1ジム心斎橋チームレパード)
判定0-3(28-29、28-29、28-29)
1ラウンド、宮原はリング中央、瑠稀士がそれを中心にサークリングし、瑠稀士はパンチ、ロー、ミドルで攻め、宮原はパンチ、ローで返す。パンチの打ち合いでは宮原ボディストレートも織り交ぜるなど、パンチの手数を見せる。2ラウンドでは宮原が瑠稀士の蹴りにカウンターで右フックを浴びせダウンを奪う。一気に詰めたい宮原はボディブローも織り交ぜてパンチで攻めるが、瑠稀士も首相撲に持ち込んで膝蹴りを返す。宮原も組まれてから膝を繰り出し、瑠稀士をコーナーに詰めて宮原がパンチで攻めると、瑠稀士もパンチで打ち返す。最終ラウンドは瑠稀士が前に出てからパンチ、ミドルを繰り出し、宮原もパンチ、ローで攻めるが、瑠稀士が宮原をコーナーに詰めてからパンチで攻め、組んでから膝蹴りで攻めるなど、盛り返しを見せる。互いに打ち合うが、判定に入るとダウンを奪った宮原が勝利する。
第4試合 交流戦 フェザー級 3分3R
〇陸斗(NJKF誠至会)
×翔太郎(猛志会)
2R TKO(レフェリーストップ)
1ラウンドから陸斗は右ローを繰り出し、パンチで攻めてから距離を詰めてから首相撲に持ち込み膝蹴りを浴びせ、翔太郎からダウンを奪うなど、陸斗が優勢で1ラウンドが終了。2ラウンドは陸斗がパンチでロープ、コーナーに詰め、翔太郎もパンチを返すが、陸斗は距離を詰めてからパンチ、首相撲の膝蹴りのラッシュを浴びせ、ラストは翔太郎に膝蹴りの連打を浴びせてダウンを奪う。ダメージを見たレフェリーが試合をストップ。陸斗がTKO勝利を収める。
第3試合 交流戦 ライト級 3分3R
〇内本 築(NJKF team Bonds)
×平尾 一真(Blaze)
判定2-1(30-29、28-30、29-28)
1ラウンド、平尾がリング中央で構え、内本がサークリングする。打ち合いから距離を詰めてから組みの攻防となる。2ラウンドも同じく、打ち合いから組みの展開となる。平尾がミドル、ハイを繰り出すと内本もボディストレートを返す。最終ラウンドは内本が前に出てから攻め、平尾も首相撲の膝蹴り、ミドルでボディを攻めても、内本は前進してから平尾をコーナー、ロープに詰めてからパンチで攻める。平尾もパンチを返し、組むが内本は攻勢を見せる。判定はスプリット判定で内本が勝利。
第2試合 バンタム級 3分3R
〇ゆいら(NJKF健心塾)
×天(NJKF誠至会)
判定3-0(30-29、30-28、30-28)
1ラウンドは蹴りの間合いで、ゆいらが左右のローでカーフ、インロー、奥足へのローなどレパートリーの多い下段への蹴りで攻め、天は長い手足を活かして、ハイを繰り出し、ミドル、前蹴りなどリーチを活かした攻めを使う。しかし、ゆいらは一気に距離を詰めると天をコーナーに詰めてからパンチで打ち合うなど、積極性でゆいらが優勢。2ラウンドはゆいらがパンチ、ローで攻め、天はパンチ、ミドル、ハイで攻め合うが、ゆいらがパンチでやや有利だが、天も首相撲に持ち込むと上背で有利な天に対して、ゆいらはガッチリと密着してから次の展開を防ぐ。天も再三ハイキックを繰り出し、浅くだがヒットさせるが、ゆいらもパンチ、ロー、カーフなど手堅い攻めでポイントを取る。最終ラウンドでも、ゆいらは攻め方を変えず、堅実に攻める。天もミドルを返すが、パンチの打ち合いでは距離的に小回りが利く、ゆいらが優勢。天も首相撲で組んでから膝蹴り、崩しを使いたいが、ゆいらはガッチリと組んでから距離を殺してから、天も次の展開を作れない。判定ではゆいらがジャッジ全員の支持を得てから勝利する。
第1試合 NJKFミネルヴァ アトム級 2分3R
×RIANA(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)
〇奥村 琉奈(OISHI GYM)
判定0-2(29-30、29-29、29-30)
1ラウンドでは奥村がRIANAをロープ、コーナーに詰めてパンチを浴びせるが、RIANAもパンチでストレートを伸ばして打ち返す。距離が詰まると互いに組みの攻防を行う。2ラウンドはRIANAもパンチ、ミドルを返すが奥村が前に出てからRIANAをコーナーに詰めてパンチで攻め、ボディブロー、膝蹴りでボディも攻めるRIANAもコーナーを背にしても打ち合いの姿勢を変えず、互いに激しいパンチの打ち合いを繰り広げる。最終ラウンドはRIANAが盛り返しを見せ、リング中央の打ち合いにて手数で奥村を上回りロープに詰めてパンチ、ミドルを浴びせ距離が詰まると首相撲で崩し。奥村もパンチで打ち合うが、このラウンドはRIANAが優勢。判定では全体的に打ち合いで有利に進めた奥村が勝利する。
オープニングファイト 第3試合 -60kg契約 1分3R
×金海 涼太(NJKF誠至会)
〇岡村 大成(Team FreeStyle)
2R KO(パンチ)
開始の打ち合いから岡村が優勢で金海はガードを固めてフックを振るうが、岡村はボディストレート、ミドル、ローなど手数で圧倒し、パンチで猛攻を浴びせレフェリーがスタンディングダウンを取る。2ラウンドでも岡村が優勢で金海は守るのを固め、手数が出ない。岡村はパンチでボディも織り交ぜて攻め、ロープに詰めてからラッシュでパンチ、ミドルを浴びせパンチをまとめるとレフェリーがダウンを宣告、10カウントで金海がファイティングポーズを取れず、KOにて岡村が圧勝する。
オープニングファイト 第2試合 -57kg契約 1分3R
×AKINA(NJKF TOPGUN GYM)
〇King愛梨(ロイヤルキングス)
判定1-2(29-28、28-29、28-29)
全ラウンドを通してミドルレンジからのパンチ主体の打ち合いを繰り広げられるAKINAがロープなどKing愛梨に背負わすが、King愛梨も打ち返して手数を返す。最終ラウンドは互いに手数を止めない乱打戦で展開するなど、一進一退。判定はスプリット判定でKing愛梨が勝利する。
オープニングファイト 第1試合 -50kg契約 1分3R
△庄司 翔依斗(NJKF拳之会)
△市南 寛太(直心会)
判定1-1(30-29、28-29、29-29)
1ラウンドはパンチ、ロー、ミドルで互いに攻め合う展開となり、2ラウンドでは庄司が攻勢を強め、ミドルを浴びせ、パンチでも前に出る。距離が詰まると組みの攻防となる。最終ラウンドはパンチ主体で打ち合ってから距離が詰めると首相撲となるが、このラウンドでは市南のパンチが印象に残る。判定に入るがジャッジの支持は全て分かれドローとなる。