2024年7月21日DEEP☆KICK ZERO 14レポート

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■主催:DEEP☆KICK実行委員会
■名称:DEEP☆KICK ZERO 14
■日時:2024年7月21日(日)
■会場:176box
■住所:大阪府豊中市庄内東町5丁目7-25

メインイベントで勝利した松本は対戦相手の一樹に感謝し、相手は強かったが応援してくれるファンのお陰で勝てたと感謝し、プロ2戦目でメインという重責を担ったが、勝利しこのままではチャンピオンになれないので、もっと練習して強くなり、チャンピオンになって上の舞台を目指すと、更に高みを目指し、まだまだ自身の名前を知っている人は少ないが、今日の試合で名前と顔を覚えてくれたら嬉しいとファイターとして、もっと多くの人に知って欲しいと宣言した。
セミファイナルの勝利者のマイクでTETSUは65kgで最強になり、65kgベルトを獲ってから、63kg王者古宮にリベンジしてから2階級制覇を目指すとコメントした。DEEP☆KICKのチャンピオンになった選手はRISEなど日本最高峰のリングで活躍している選手が多く。近畿地方、関西地区の選手がRISEのリングを目指すうえで、DEEP☆KICKはもっとも近道な団体である。これらDEEP☆KICKが関西地区の選手を育て、日本トップレベル、海外選手と戦える選手の育成に期待したい。

メインイベント DEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

×一樹(Reborn kickboxing gym)
〇松本愛斗(月心会チーム侍)
判定1-1(30-29、28-29、30-30)、延長0-3(8-10、8-10、8-10)
※松本愛斗が-51kg王座決定トーナメント決勝に進出する。

1ラウンドは様子を見ているのか、互いにジャブ、ロー、ミドルなどミドルレンジで展開し、出方を伺うような展開で1ラウンドは終了。2ラウンドから徐々にギアを上げてから、松本はパンチ、ローで攻め、一樹はミドル、カーフキックなど蹴り技で応戦。松本はスイッチを繰り返しながら攻めるが、一樹は動じずにボディストレートを入れるなど、互い攻め合うラウンドとなる。最終ラウンドは互いに前に出てから、松本はパンチで攻めるが、一樹はパンチで打ち合いながら、カーフを入れ、ハイも繰り出すなどパンチ主体の松本に対して蹴り技も入れてから応戦する。判定に入るとドローとなり延長ラウンドへ入る。延長ラウンドでは、一樹はカーフで削りに行き、松本はパンチで応戦するが、松本のパンチが入り一樹が一瞬崩れると、松本は好機と見てからパンチで攻め、ロープ際の打ち合いで松本が一樹からダウンを奪う。立ち上がる一樹も最後まで前に出てから攻めるが、松本もステップを使い、動きながら打ち合いに応じてから、互いに最後まで打ち合いを繰り広げる。判定はダウンを奪った松本が勝利する。

セミファイナル DEEP☆KICK-65kg契約 3分3R

×田邉雅弥(Blaze)
〇TETSU(月心会チーム侍)
判定0-3(28-30、28-30、28-30)

TETSUはステップを使いながら、リングを動きコンパクトだが破壊力があるフックを繰り出し、ボディへ入れ、ローも繰り出す。田邊もガードを固め、右ローを返し、ダイレクトに右を繰り出すが、手数ではTETSUが有利な展開。2ラウンドも田邊は固いブロックを見せるが、カウンターでヒットを奪うと、一気に圧を掛けて前に出るが、TETSUもパンチで打ち返してから、田邊の反撃を封じるが、田邊も膝を多用してボディを狙う。TETSUもステップを使いながら、ボディブローを織り交ぜたパンチを繰り出すなど、このラウンドは互いに攻め合う。最終ラウンドはポイント的に不利な田邊が前に出るが、TETSUの方が手数は多くパンチ、ミドル、膝蹴りを返す。田邊も消耗している中で攻めるが、TETSUの優勢は変わらない。判定ではTETSUが勝利する。

第4試合 DEEP☆KICK-53kg契約 2分3R

〇HOTARU(Continue)
×三宅美優(NJKF拳之会)
判定3-0(30-28、30-27、30-28)

1ラウンド、三宅はパンチ、ロー、ミドルなどコンビネーションで攻めるが、HOTARUはパンチ中心で戦い方を組み立て、ラウンド中の打ち合いで笑みを浮かべるなど、戦いを楽しんでおり、リラックスしているのが伺える。2ラウンドもHOTARUはパンチを中心に組み立て、カーフも繰り出す。三宅もパンチを返し、ローも繰り出すがHOTARUはバックスピンキックをボディへ浴びせるなど、このラウンドもHOTARUに印象が残る。最終ラウンド、開始はリング中央でパンチ主体にて打ち合うが、すぐに均衡は崩れHOTARUが有利で三宅を後退させる。三宅も手数を返すが、HOTARUはバックハンドブローを繰り出し、右ハイもヒットさせ、ラストの打ち合いでは三宅をコーナーに詰めてからパンチを纏めるなど、HOTARUが試合の主導権を握り、判定は大差でHOTARUが勝利する。

第3試合 DEEP☆KICK-57.5kg契約 3分3R

〇白鳥光希(正道会館KCIEL)
×亮介(BOSS GYM)
3R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンドは互いに出方を見るのか、ジャブ、ローなどミドルレンジで展開し、白鳥の左ジャブが良いが、亮介も飛び込んでから膝蹴りを狙うなどで1ラウンドが終了。2ラウンドは白鳥の三ケ月蹴り、ハイなど切れ味がある蹴り技を繰り出し、パンチでも徐々に右ストレートを繰り出すなど、徐々に白鳥が優勢。亮介もロープに詰められてもフックを返し、打ち返すが印象では白鳥で2ラウンドが終了する。最終ラウンドは白鳥が圧を掛けてから、亮介をロープ、コーナーに詰めてから三日月蹴り、ボディブローでダメージを与える。亮介もフックを返すが、形勢を覆すことは出来ず、白鳥にコーナーに詰められてから左ボディブローを浴び、遂にダウン。立ち上がる亮介だが、白鳥は詰めに入ってから攻め立て、ラストは左ハイキックをヒットさせ再度、亮介がダウン。ダメージを見たレフェリーは試合をストップ。TKOで白鳥が勝利。

第2試合 DEEP☆KICK-52kg契約 3分3R

△聖輝(魁塾)
△中野星耶(華王州)
判定1-1(20-19、19-20、20-20)
※聖輝が偶発的なローブローを被弾し、続行不可能と判断されたため2R2分56秒時点での判定となる。

1ラウンドから互いにパンチ、カーフで攻めるが中野は左右のカーフを前足へ浴びせ、聖輝はカーフ以外でもボディへ膝蹴りを浴びせるなど、互いに攻め合い主導権を譲らない展開となる。2ラウンドでは聖輝はボディブロー、中野はミドルなども織り交ぜてから、攻め合い、中野は前に出て来るが、聖輝も退かずに打ち合いってから互角となるが、ラウンド終盤に中野のバックスピンキックが聖輝のローブローに入ってしまう。回復のインターバルが取られるが、ダメージが回復せずに、それまでのラウンドで判定となるが、ドローとなる。拮抗しており、もっと長く見たかった試合である。

第1試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R

〇香川刻(Blaze)
×武政空護(SMOKER GYM)
判定2-0(30-28、29-29、29-28)

1ラウンドから打ち合いとなるが、徐々に香川が優勢で、パンチ、ロー、膝蹴りなどで武政を削る。武政もブロックを固めてからパンチを打ち返し、途中には手を広げてから、効いてないとアピールして、香川を挑発する場面もあるが、1ラウンドは手数で香川がポイントを取る。2ラウンドも互いに手数を止めずに、激しくパンチで打ち合うが、このラウンドは一進一退で香川がパンチ、ローで攻める場面もあれば、武政が盛り返して強打のパンチで攻めるなど、互角のラウンドとなる。最終ラウンドも互いに手数を止めずに、パンチで打ち合いながら勝ちに行くが、香川は組んでからの膝蹴りでボディへ何度も膝を当てる。パンチの打ち合いでは互角だが、この膝蹴りで印象を残しており、接戦だが、判定に入ると香川が勝利。

NEXT☆LEVEL提供試合

オープニングファイト第5試合 -50kg契約 1分30秒2R

×林功太郎(山口道場)
〇志水唱乃介(魁塾 中川道場)
判定0-2(19-20、19-19、19-20)

1ラウンド志水が圧を掛けてから前に出て来るが、それに対して林はサークリングしながらステップを使い、打ち合いになると互いに手数を出して互角の打ち合いを見せる。最終ラウンドは互いに前に出ながらパンチで打ち合い、距離が詰めると組んでからの膝蹴りで互いに攻める。打ち合いに終始するが、判定に入ると僅かの差で志水が勝利する。

オープニングファイト第4試合 -46kg契約 1分30秒2R

〇横井鉄生(正道会館KCIEL)
×上原勝星(HAMA GYM)
判定3-0(20-19、20-19、20-19)

1ラウンドからミドルレンジでパンチ、ロー、ミドルで打ち合いとなり、手数もほぼ互角の展開となる。最終ラウンドも打ち合いとなるが、横井が上原に対してロープに詰め、パンチでも若干ヒット数で有利となり、判定に入ると横井が勝利する。

オープニングファイト第3試合 -43kg契約 1分30秒2R

〇里見魁(TEAM S-joint)
×山口嵐(パラエストラ大阪)
判定3-0(20-19、20-19、20-19)

互いに打ち合いから、一気に距離を詰めてから首相撲と膝蹴で攻め合う展開。互いに崩すなど1ラウンドは互角となる。最終ラウンドもパンチで打ち合いながら、首相撲になるが、崩しでは里見の方が有利となる。互いに前に出ながらパンチを振るうが、崩しで優勢な里見が判定で勝利する。

オープニングファイト第2試合 -57kg契約 1分30秒2R

×赤松鈴夏(LoTgym)
〇井下楓奈(BLACK☆Jr)
2R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンドからミドルレンジでのパンチ、ロー、ミドルで打ち合うが、井下のパンチが入っており、印象に残るなど、パンチでは井下が有利。最終ラウンドもパンチでは井下が一枚上手で赤松をロープに詰めるなど、井下が有利。赤松もローを多用して足を削ろうとするが、井下の右ストレートがクリーンヒットし、レフェリーがスタンディングダウンを取る。赤松はファイティングポーズを取り、試合は続行となるが、井下は詰めに入っており、一気にパンチで攻め立て、それを見たレフェリーが試合をストップ。TKOで井下が勝利する。

オープニングファイト第1試合 -30kg契約 1分30秒2R

×加藤樹輝(一心会)
〇武政桜仁(SMOKER GYM)
判定0-3(19-20、18-20、19-20)

互いに前に出ながらパンチ、ミドルで応酬するが、徐々に武政が前に出てから、加藤を下がらせ、更にバックハンドブローも繰り出すなど、1ラウンドの後半から武政が有利。最終ラウンドも互いに前に出ながらの打ち合いとなるが、武政はバックキック、バックハンドブローも織り交ぜる、距離が詰まると組んでから膝となるが、このラウンド拮抗したラウンドとなる。判定に入ると武政が勝利。

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