2024年7月21日DEEP☆KICK ZERO 15レポート

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■主催:DEEP☆KICK実行委員会
■名称:DEEP☆KICK ZERO 15
■日時:2024年7月21日(日)
■会場:176box
■住所:大阪府豊中市庄内東町5丁目7-25

メインイベント-55kg挑戦者決定トーナメント決定戦で優勝した中嶋は関係者、対戦相手に感謝を述べ、自身がNEXT☆LEVEL上がりであり、そのDEEP☆KICKベルトの思いを述べた。そして王者である真琴は中嶋の勝利を称え、2月からDEEP☆KICKを遠ざかっているが、その間の半年で自身が強くなっており、防衛戦は倒して勝つとKOでの防衛をファンの前で宣言した。
セミファイナル後に両者がリングで挨拶し、松本はKING陸斗の勝利と強さを褒め称え、そのKING陸斗の強さを覆して勝ちたいとコメントし、KING陸斗はRISEでも今回もKOで勝つことが出来、自身が倒せる選手になっており、松本に対してKOで勝つとKOでチャンピオンになると宣言した。
引退エキシビジョンマッチでは、最後に力哉への記念動画が流され、DEEP☆KICK実行委員長である林委員長から記念パネルの贈呈がされ、力哉のスポンサーからの花束、BKジムメンバーからの寄せ書きTシャツ、そして力哉の母親がリングに登場し全力でやり切った息子である力哉へ花束を渡された。力哉は引退セレモニーを開いてくれたこと。対戦相手を受けてくれた麻太郎に感謝を述べ、自身はベルトが獲れなかったが、本当に現役生活は楽しかったと、自身のキャリアを振り返り、最後は自身の試合を全て会場で応援に来てくれた父親へ感謝し、自身の親友で入院にて去年に1度生死をさまよう様な重い病気を患ったが今回のエキシビジョンマッチに来てくれたという親友に「生きててくれて、ありがとう」と感謝を述べ、引退の10カウントが鳴らされた。力哉はDEEP☆KICKが最高の団体とコメントしたが、この様に選手の最後を見送る場所を作るDEEP☆KICKの温かさを高く評価したい。

メインイベント DEEP☆KICK-55kg挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R

×保井広輝(WARRIOR OSAKA)
〇中嶋愛樹斗(誠剛館)
1R TKO(レフェリーストップ)
中嶋が-55kgタイトルマッチ挑戦権を獲得する。

1ラウンドは中嶋がパンチにカーフなど蹴りも加えて攻め、保井はパンチで応戦する。互いにパンチに切れ味があり、危険な打ち合いを見せるが、中嶋がスーパーマンパンチでヒットを奪い、一気にパンチの打ち合いでギアが掛かるが、中嶋がパンチをヒットさせ、保井の腰が一瞬砕け、更に中嶋がパンチで攻めると、保井からダウンを奪う。立ち上がる保井も退かずに打ち合いに応じて活路を開こうとするが、中嶋のパンチを浴びてしまい、再度ダウン。それを見たレフェリーが試合をストップ。TKOで中嶋が勝利する。

セミファイナル DEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

〇KING陸斗(ROYAL KINGS)
×龍太郎(VALIENTE)
1R TKO(レフェリーストップ)
※KING陸斗が-51kg王座決定トーナメント決勝に進出する。

KING陸斗が軽快なステップでリングを使いながら、切れ味のある左ハイ、ローを繰り出すと、龍太郎もパンチで前に出てから右ストレートも繰り出すが、勝負は一瞬で龍太郎をロープに詰めてから左ハイ、続けてのバックハンドブローをクリーンヒットさせKING陸斗が龍太郎からダウンを奪う。立ち上がる龍太郎だが、KING陸斗は詰めに入りパンチを浴びせ左フックをクリーンヒットさせ2度目のダウンを奪う。何とか龍太郎も立ち上がるが、最後はKING陸斗がパンチの連打を浴びせてから、レフェリーがダウンを取りそこで試合が終了。TKOでKING陸斗が勝利する。

力哉 引退エキシビジョンマッチ 2分2R

-力哉(BKジム)
-麻太郎(NJKF健心塾)
※エキシビションマッチにより判定無し。

1ラウンドから互いに楽しむかの様に、笑みをこぼれておりミドルレンジでパンチ、インロー、ロー、ハイミドルなど高レベルの技術を見せる。ラウンド終盤に力哉が胴回し回転蹴りを見せるが、それは不発に終わる。最終ラウンドは開始時に最後の打ち合いを見せる前に両者が抱き合う。力哉が二段蹴りを見せ、ガードを下げてから、ボディワークで体を振りながら、エキシビションマッチを魅せるが、途中で麻太郎のセコンド陣営から力哉へ「倒してええぞぉ~」など、相手陣営に激励をし、更に「ハチ刺されて赤くなっているところ狙え!」など、会場から笑いが出てから、力哉が敵味方問わずに好かれていることが伺え、最後は麻太郎の右がクリーンヒットし、力哉がスリップダウンするが、最後まで打ち合う姿で感嘆と笑みを誘うなど、力哉らしいエキシビションマッチが終了する。

第5試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R

×吉田亮汰朗(BKジム)
〇長谷川英翔(誠剛館)
判定1-2(29-30、30-29、29-30)

1ラウンドは長谷川が距離を取りガードを下げながら単発のミドル、ローなどを繰り出し、距離が詰めると膝蹴りを繰り出し、ステップを使いながら距離を取ってからの長距離から攻める。吉田はリング中央に陣取り、前出てからボディストレート、ローを繰り出すが、長谷川が距離を取るので互いに手数が少ないラウンド。2ラウンドも長谷川はノーガードスタイルで、距離を取りながら右ストレート、ロー、ハイなどを繰り出し、吉田もパンチで攻め、ボディストレートも繰り出すが長谷川が距離を取り捕まえづらい展開。長谷川も飛び膝蹴りを繰り出すなど、単発だが印象を少し残す展開。最終ラウンドは互いにポイントを奪いに行き、長谷川もストレート、膝蹴りで攻めると、吉田も打ち合いの距離に持って行くことが出来るので、パンチでヒットを奪うと、長谷川も膝蹴りを返してボディへ浴びせる。一進一退の攻防となり、判定に入るとスプリット判定で長谷川が勝利する。

第4試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R

〇礼司(楠誠会館)
×呼良(K-1ジム福岡チームbeginning)
判定3-0(30-27、30-29、30-27)

1ラウンドから呼良は前に出てから前進ファイトを見せ、パンチ、ローで攻めるが、礼司はパンチ、膝蹴りを上手く使いながら、呼良の前進ファイトに対応し、ローも浴びせるなど相手の攻めに対して柔軟な対応力を見せる。2ラウンドも呼良はパンチで前に出るが、礼司もストレート、膝蹴り、ローを返し、呼良がコーナーに詰めても、打ち返してから応戦し、膝蹴り、ローで確実にポイントを奪う。最終ラウンドも呼良は上下のパンチで前進ファイトを止めず、礼司もバックスピンキック、バックハンドブローを返し、ブロックを固めながら、左ストレートを返すなど、呼良の前進ファイトウニ応える。ラストはパンチの打ち合いを繰り広げ、呼良が驚異のタフネスぶりを見せるが、判定に入ると礼司が勝利する。

第3試合 DEEP☆KICK-70kg契約 3分3R

〇KING弥百希(ROYAL KINGS)
×榎木友星(ビンチェレあべの)
3R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンドからKING弥百希は圧を掛けてからパンチで前に出るのに対して、榎木はローを多用してから相手の足を削りに行く。ラウンド終了間際では打ち合いとなり、KING弥百希がパンチでヒットを奪い、ロープで詰めたところで1ラウンドが終了。2ラウンド開始時に榎木が鼻から出血しており、ドクターチェックが入るが試合は続行。打ち合いとなるが、そうなったら威力があるKING弥百希に分があり、榎木もテンカオを使いながら応戦するが、印象ではKING弥百希が残る。途中に再度、榎木にドクターチェックが入るが、試合は続行となる。パンチの打ち合いになると、榎木をロープに詰めるなど変わらずKING弥百希が優勢で2ラウンドが終了。最終ラウンドも打ち合いとなり、榎木はパンチ、テンカオで攻めるが、KING弥百希はパンチと組んでからの膝蹴りを浴びせ、ロープ際の打ち合いで纏めてから浴びせると、レフェリーがスタンディングダウン取り、KING弥百希が榎木からダウンを奪う。榎木はファイティングポーズを取るが、KING弥百希は一気に攻め立てパンチを浴びせると、レフェリーが割って入り試合をストップ。TKOでKING弥百希が勝利する。

第2試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R

〇山﨑天輔(VALIENTE)
×須藤智也(TEAM TEPPEN)
判定3-0(30-29 、29-28、30-28)

1ラウンドは互いにパンチ、ローで削り合うが、山崎はリーチがあり、それを活かした伸びのあるワンツーやストレートを放つ。須藤も返すが、山崎は膝蹴りで入ってから攻める。2ラウンドでは、山崎がロープ際の打ち合いで、須藤が一瞬崩れてから、ラッシュで攻め立てるが、そこは須藤も打ち合いで返し、コーナー際の打ち合いからリング中央へ戻す打ち合いを見せる。須藤もパンチで前に出るが、山崎は膝蹴りを上手く使っており、容易に中に入らせない。最終ラウンドは須藤が前進ファイトでパンチを振るって前に出るが、山崎はアウトボクシングを使い、リーチを活かしたパンチ、前蹴り、膝蹴りを使ってから須藤の前進を阻む、須藤もヒットを奪うが、山崎も打ち返し、ラストは前蹴りでスリップダウンを奪うなど、完全に自分のリズに乗ってからゴングが鳴る。判定は山崎が勝利する。

第1試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R

×若月アル(NJKF R.S-GYM)
〇奥村将真(TEAM TEPPEN)
1R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンドは若月がパンチ、ロー、ミドルで攻めると、奥村は威力を感じさせるパンチを振るい切れ味のあるアッパーも見せる。互いに勢いがあるが、勝負は一瞬で若月が右ローを繰り出すと、そこに奥村が左フックをドンピシャで合わせると、若月が崩れてダウン。ダメージを見たレフェリーが試合をストップ。TKOで奥村が勝利する。

NEXT☆LEVEL提供試合

オープニングファイト3試合 -38kg契約 1分30秒2R

〇高木修(楠誠会館)
×丸尾勇心(TEAM BEYOND)
判定3-0(20-19、20-19、20-19)

1ラウンドはパンチの打ち合いから距離を詰めて組んでからの攻防なる。最終ラウンドも同じパンチで打ち合うが、高木が組んでから膝蹴りを浴びせ、この膝蹴りでポイントを奪う。判定に入ると高木が勝利する。

オープニングファイト第2試合 -60kg契約 1分30秒2R

×上田琉威(02GYM)
〇神田星琉(ENCOUNTER 大阪)
判定0-3(19-20、18-20、19-20)

1ラウンドから神田のパンチ、インロー、右ミドルで手数が目立つ。上田もパンチを返すが神田の手数が印象に残る。最終ラウンドも神田はパンチにインロー、右ミドルを織り交ぜてから攻める。上田もパンチに左ミドルを加えるが、手数では神田が優勢。判定に入ると神田が勝利する。

オープニングファイト第1試合 -26kg契約 1分2R

×筒井來絆(TeamFIST)
〇森永煌彪(VALIENTE)
判定0-3(19-20、19-20、19-20)

1ラウンド開始から最後までパンチ、ミドルでの応酬となり打ち合いを展開する。最終ラウンドも同じく打ち合いと展開となるが、森永が前に出てから、筒井を下がらせるなど攻勢点が目立つ。判定になると森永が勝利する。

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