2025年2月16日RKSゴールドラッシュ15レポート

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■主催:RKSプロモーション
■名称:RKSゴールドラッシュ15
■日時:2025年2月16日(日)
■会場:堺市産業振興センター
■住所:大阪府堺市北区長曽根町183-5

記事・写真:池田博紀

メインでは迫がスイッチを使いながら、有利なリーチを活かした攻めでタイトルを獲得した、そして会場でRKSフェザー級王者である兼田が挨拶し、RKSの代表としてK-1のリングで活躍する事をファンに約束し、RKSのリングで中国人と国際戦をしたいと希望も述べた。RKS王者が、メジャー団体で活躍する事は、他のRKSファイターの励みと目標になるだろう。また全日本拳道藤原館長が亡くなり、その黙とうが捧げられた。

メインイベント2 RKS KICKルール ミドル級(-72kg)王座決定戦3分3R 延長1Rマスト

×肉弾子(米子ジム)
〇迫 飛河(FFT)
判定0-2(30-30、29-30、28-30)
※迫がRKSミドル(-72kg)王者となる。

肉弾子はステップを使い、長身の迫はリーチを活かしたロー、ミドルなど自身の利点を使う。肉弾子はステップを使いながらローで削り、中に入りたいところだが迫は隙が無く、ミドル、ローを使われると肉弾子も中に入れない。2ラウンド、迫はリング中央に陣取りハイを繰り出すと、肉弾子も中に入ってからパンチで前に出る。迫もハイミドル、パンチ、跳び膝蹴り繰り出すなど、アクションが多くなる。肉弾子的には中に入ってから攻めたいが、迫はロングジャブで牽制し、長い足からの前蹴りで距離を取る。肉弾子もパンチを返し、前に出るが、迫もカーフ、前蹴りでしっかりと自身の距離で戦い、肉弾子をロープに詰めてパンチを纏める場面も見せる。最終ラウンド、迫はスイッチを使いながら、カーフ、ハイ、インローなど長いリーチを活かし、首相撲からの膝蹴りも入れる。肉弾子はローを返し、中に入ってからパンチを纏めるが、迫も有効打は中々許さない。肉弾子はステップを使い、ローを入れ迫に対してコーナーに詰めてからパンチを入れるが、迫も反撃で返すなど、一進一退となる。ラストは互いに打ち合いを見せ、タイトルへの思いを見せるなど、白熱した一戦となる。判定で迫が勝利。

メインイベント1 RKS KICKルール フライ(-51kg)王座決定戦3分3R 延長1Rマスト

-則武 知宏(テツジム)
-一樹(Reborn kickboxingジム)
※一樹の怪我により試合中止となり、則武がRKS フライ(-51kg)暫定王者となる。

第11試合 RKS KICKルール -57kg 3分3R 延長無し

×供川 翔真(kyoto SEIKENKAI)
〇祥汰(SFK)
1R TKO(レフェリーストップ)

開始から打ち合いとなり、供川は前に出て来るが、祥汰も打ち合いに応じ、ミドルを浴びせる。供川がコーナー付近になった際に、祥汰の一撃が入り、堪らず供川がダウン。ダメージを見たレフェリーが試合をストップ。TKOで祥汰が勝利。

第10試合 RKS KICKルール -52kg 3分3R 延長無し

×中野 星耶(総合格闘技道場 華王州)
〇日原 愛弥(FFT)
判定0-3(29-30、28-30、28-30)

日原はパンチ、カーフで攻め、中野もパンチ、ローを返すなど打ち合いとなるが、日原のパンチは冴えており、中野を詰めてから纏める場面もあるが、中野もミドルを返し、パンチで手数を出す。中野が前進して攻めると、日原は膝蹴りを合わせ、パンチ、カーフで削る。中野も怯まず前進してパンチを振るう。2ラウンド、日原はステップを使い、カーフを削り、膝蹴りも入れ、パンチも入れる。中野は前進し、パンチでペースを握りたいが、日原のパンチの連打は速く、打ち合いの主導権を握れない。それでも中野はパンチ、カーフで攻めるが、日原も同じだけのパンチ、カーフを返し、むしろパンチでは日原が上回っている。最終ラウンド、リング中央でパンチ、ロー、カーフで削り合いを見せる両者。中野もパンチ、ミドル、日原はパンチ、ローで打ち合い、ショートレンジからの打ち合いに終始するが、日原のローが何度も入っており、攻勢点では日原が有利だが、中野もローを打ち返すなど、最後まで分からない展開。互いにヒットを奪いながら削り合う様な打ち合いとなる。判定は日原が勝利する。

第9試合 RKS KICKルール -58kg 3分3R 延長無し

×曲里 和樹(RKS慎心会館)
〇石井 宏和(京賀塾)
判定0-3(27-30、26-30、26-30)

互いにパンチ、ロー、カーフで展開するが、石井がストレートでダウンを奪う。立ち上がる曲里は打ち合いの姿勢を崩さず、前に出てから攻める。石井も手数で攻め、互いに一進一退で展開するが、時折石井がヒットでさせるなど、ダウンを奪った石井が有利な展開。2ラウンド、曲里が積極的に仕掛け、パンチ、インローで攻めるが、石井はパンチを返し、ミドル、三ケ月蹴りを入れる。それでも曲里は前に出てから攻めるが、石井がパンチでヒットを奪いダメージを与える。曲里は前進を止めないが、石井も真っ向から打ち合いに応じ、パンチでは石井が一枚上手の印象。最終ラウンド、曲里は変わらず前進で攻め、石井は受けに回りながらも、真っ向から打ち返す展開で、パンチでは石井が優勢な展開で、膝蹴りも浴びせる。パンチも浴びても、曲里の前進は止まらず、パンチとロー、膝蹴りで攻め、それに対して石井はパンチで打ち合いながら膝蹴り、前蹴りを入れる。全般的に石井が有利で判定で勝利する。

第8試合 RKS KICKルール -69kg 3分3R 延長無し

〇村木 太樹(レンテプラーツ)
×ショーン(ハーデスワークアウトジム)
1R TKO(レフェリーストップ)

開始は村木がミドル、ショーンはパンチを返すが、リング中央で村木が陣取りながら、打ち合いになるとパンチで村木がショーンをコーナーに詰めてからスタンディングダウンを奪う。詰めに入った村木はショーンにパンチの猛攻を浴びせ、ショーンがダウン。レフェリーが試合をストップ。TKOで村木が勝利。

第7試合 RKS KICKルール -63kg 3分3R 延長無し

△金ちゃん(KICK-BOXING K style)
△K-impact ¥A$U(K-impact )
判定0-1(28-29、28-28、28-28)

開始からラッシュで金ちゃんが仕掛け、K-impactはブロックしながらローを返す。金ちゃんはロープに詰めてからラッシュするが、K-impactもブロックしており、カーフを入れるなど下を攻める。金ちゃんもカーフを蹴ってから距離を詰めてパンチを振るうが、前半のラッシュで力を使っており、やや苦しい展開。K-impactも膝蹴りでボディを削り、顔面膝蹴りを浴びせダウンを奪う。2ラウンド、金ちゃんは距離を詰めてからパンチで攻めると、K-impactもガードを固めながら膝蹴りを返し、カーフを入れる。だが、それでも金ちゃんは前に出る姿勢を崩さず、互いにショートレンジからの打ち合いで、K-impactは膝蹴り、金ちゃんはパンチで展開する。ラウンド終盤はパンチで攻める金ちゃん、カーフを蹴るK-impactとなる。最終ラウンド、金ちゃんは変わらずパンチの攻め、互いにカーフを削りながら、ショートレンジで打ち合いとなる。K-impactは膝蹴りも入れるが、金ちゃんは前進を止めず、パンチ、カーフで前に出て来るのに対し、K-impactは首相撲からの膝蹴り、カーフで応戦。ラストは金ちゃんがフックを振るってから攻め、K-impactもパンチを返し、打ち合いの手数を止めない。判定はドローとなる。

第6試合 RKS KICKルール -70kg 3分3R 延長無し

×元・KING(レジェンド・ドラゴンGYM)
〇貴之(フリーコー)
判定0-3(28-29、28-29、28-30)

互いにパンチ、ミドルで攻め、互いに伸びのある蹴りを見せる。貴之はパンチ、カーフを入れ、元もパンチ、ミドルを返すなど互角の展開。貴之は勢いのあるフックを使い、元はハイを返し、ストレート系のパンチ主体で打ち返す。2ラウンド、貴之はフック、ミドルで前に出てから攻勢になり、元もミドルを返すが手数では貴之が有利。元は圧を掛けてパンチ、ミドルで攻めると、貴之もフックを返し、ブロックされるが右ハイを繰り出す。貴之はステップを使いながら、元も圧を掛けて前に出るが、貴之にフックを浴びせられダウンする。立ち上がる元に貴之は攻めるが、元もブロックを固めてラウンドを凌ぐ。最終ラウンド、互いに前に出てから打ち合いとなり、元はハイを使い、貴之はフック系のパンチを振るう。元はブロックを固めながら、ジャブを返し、ミドルも織り交ぜる。貴之はフックを連打で放つが、やや雑になっており、元のストレート系のパンチを浴び、ハイミドルなどブロック越しだが浴びてしまう。判定はダウンを奪った貴之の勝利。

第5試合 RKS KICKルール -66kg 3分3R 延長無し

〇龍(WORLDTREEGYM)
×井原 浩之(ハーデスワークアウトジム)
3R TKO(レフェリーストップ)

井原はミドル、膝蹴りを繰り出すと、龍はカーフを浴びせ、スリップダウンも奪う。井原はパンチ、ローで攻めると、龍は中に入ってからパンチを纏め、井原も膝蹴りを返すが、それでも龍は前に出てから中に入り、井原をロープに詰めるなど攻勢を仕掛ける。2ラウンド、龍はボディストレート、カーフで攻めてからパンチで中に入るが、井原もパンチを打ち返し、膝蹴りでボディを狙うが、龍の攻勢が止まらず、井原は後退を余儀なくされる。井原はミドルで攻め、前に出ようとするが、龍のパンチは強く、龍にコーナーに詰められパンチを浴びるなど印象が悪い。龍がパンチで前に出てから仕掛けに入るが、井原もパンチ、膝蹴りで返すが、龍はボディブローも織り交ぜてパンチで攻め、膝蹴りを浴びせると堪らず井原がダウン。立ち上がる井原だが、龍はパンチの連打を浴びせるとレフェリーが試合をストップ。TKOで龍が勝利。

第4試合 RKS KICKルール -64kg 3分3R 延長無し

×坂本 優太(究道会館)
〇亜輝(TEAM GOLD DORAGON)
1R TKO(レフェリーストップ)

坂本は圧を掛けて前に出るのに、対し亜輝はカーフを浴びせ、坂本をコーナーに詰めてパンチを纏める。坂本もローを返すが、コーナーに詰められて亜輝のパンチを浴びダウン。立ち上がる坂本だが、亜輝は詰めに入っており、パンチで猛攻を浴びせ、レフェリーが試合をストップ。TKOで亜輝が勝利する。

第3試合 RKS KICKルール -61kg 3分3R 延長無し

-大樹(総合格闘技道場 華王州)
-みつ(BAMBIS)
※大樹がバッティングより負傷、規定によりノーコンテストとなる。

開始はローで削り合い、蹴りで展開するが、徐々にパンチでもギアが入りつつある。大樹がミドルを蹴ると、みつもミドル、ローを返し、前に出る大樹に対して、みつはステップを使い、ラストはパンチで打ち合いを見せる。だが、大樹はバッティングで負傷しており、偶発的なバッティングによる試合続行不可能でノーコンテストとなる。互いに調子が良さそううだっただけに、次回の再戦に期待したい。

第2試合 RKS KICKルール -55kg 3分3R 延長無し

×日進丸(日進会館)
〇玲王也(SFK)
2R TKO(レフェリーストップ)

日進丸はガードを固めながら前に出てからパンチで攻める。玲王也はステップを使いパンチ、膝蹴りで応戦、日進丸は下から潜り込んでからパンチ、ローで攻めるが、体勢が低く玲王也から膝蹴りのカウンターを狙われやすく、玲王也は前蹴り、ミドルも入れてから、それでも日進丸は前に出て攻めるのに対し、左ハイをヒットさせダウンを奪う。日進丸は立ち上がり、それでも前に出る。2ラウンド、日進丸は前に出るが、玲王也は膝蹴りを浴びせ、ハイをヒットさせグラつかせ、前に出る日進丸にステップを使いながらパンチ、ハイ、ボディへの膝蹴りを浴びせ、左ボディを浴びせ、最後は左三ケ月蹴りを浴びせると、堪らず日進丸がダウン。ダメージを見たレフェリーが試合をストップ。TKOで玲王也が勝利。

第1試合 RKS KICKルール セミプロ -57kg レガース有り 2分2R 延長無し

〇多田 翔真(米子ジム)
×悠希斗(ボコボコ)
1R TKO(レフェリーストップ)

開始はパンチ、ローとなるが、前に出る悠希斗に多田がパンチをカウンターで入れダウンを奪う。立ち上がる悠希斗は、それでも前に出るが多田がロープ際で左をクリーンヒットさせ、悠希斗がダウン。倒れ方を見たレフェリーが試合をストップ。TKOで多田が勝利する。

オープニングファイト第4試合 RKS KICKルール ジュニア-50kg王座決定戦2分2R 延長1Rマスト

〇岡本 壮太郎(米子ジム)
×田中 凛空(RKS顕修塾)
判定3-0(20-19、20-19、20-19)
※岡本がRKSジュニアキック-50kg王者となる。

田中が前に出るが、岡本はローを入れ、ミドルも使う。田中も詰めてからパンチの打ち合いに持ち込むと岡本もパンチで打ち返し、前蹴りも織り交ぜてから互いに激しく打ち合いを展開する。最終ラウンド、田中は前に出てから打ち合いに持ち込むが、岡本も真っ向から打ち合いに応じ、パンチ、ミドルを入れ、田中も前に出てからのパンチを入れるが、パンチの打ち合いでは互いにヒットを奪い合いとなる。激しく打ち合いとなるが、判定では岡本が勝利する。

オープニングファイト第3試合 RKS KICKルール ジュニア-40kg王座決定戦2分2R 延長1Rマスト

〇瀬川 柚子心(小野道場)
×森岡 統輝(Lotgym)
判定3-0(20-19、20-19、20-19)
※瀬川がRKSジュニアキック-40kg王者となる。

瀬川がパンチからの前蹴りを上手く使い、首相撲でも崩しなど有効に使う。互いにパンチで打ち合い、森岡もバックスピンキックを繰り出すが、打ち合いでは瀬川がペースを握りつつある。最終ラウンド、森岡が前に出るが、瀬川も打ち合いに応じて、パンチで打ち合ってから、瀬川が前蹴りを入れ、森岡も首相撲を使うがサバ折を使ってしまい、注意が与えられる。その後の展開はパンチで打ち合うが、瀬川は前蹴りを織り交ぜ、パンチは互角の打ち合いとなる。判定は瀬川が勝利。

オープニングファイト第2試合 RKS KICKルール ジュニア-30kg王座決定戦2分2R 延長1Rマスト

〇宮木 陽向(柏塾)
×田中 俊空(RKS顕修塾)
判定3-0(20-17、20-17、20-17)
※宮木がRKSジュニアキック-30kg王者となる。

開始から宮木が積極的にパンチ、ミドル、距離を詰めてからの膝蹴りで攻勢を仕掛ける。田中も打ち返すが、後手に回る印象を拭えず、宮木の攻勢が目立つ。最終ラウンド、宮木が攻勢で前に出るが、田中も手数を返す展開、宮木は前蹴りも織り交ぜ攻めるが、組んでから膝蹴り2回で注意が与えられる。その後も宮木が前に出てからパンチ、ミドルで攻めロープに詰めてからラッシュでスタンディングダウンを宮木が奪うなど、宮木が主導権を握る。判定はダウンを奪った宮木が勝利。

オープニングファイト第1試合 RKS KICKルール ジュニア-27.5kg王座決定戦2分2R 延長1Rマスト

×優清(拳塾)
〇田中 空彪(RKS顕修塾)
判定0-3(19-20、19-20、19-20)
※田中がRKSジュニアキック-27.5kg王者となる。

開始からパンチ、ミドルで打ち合いから首相撲の攻防となり、リング中央で打ち合いを展開する。最終ラウンド、同じくパンチ、ミドルで打ち合うが田中が積極的に前に出てから打ち合いを挑み、首相撲でも崩しを有効に使う。判定に入ると田中が勝利する。

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