2025年3月16日九州プロキックボクシングvol.22レポート

95

■主催:九州プロキックボクシング実行委員会
■名称:九州プロキックボクシングvol.22
■日時:2025年3月16日(日)
■会場:アクロス福岡イベントホール
■住所:福岡県福岡市天神1-1-1 アクロス福岡B2F

記事・写真提供:九州プロキックボクシング実行委員会

九州から東京、世界に通用する選手育成を目指すKPKBのリングは過熱を極めており、メインイベントの様に国際戦を行い、海外の強豪とKPKBトップファイターの激突はもちろん、DEEP☆KICKで戦う大阪ファイターの参戦など、今回も大いに盛り上がりを見せ、今後も九州外を拠点に活躍する選手が地元九州勢と凌ぎを削り合うのには期待したい。次回大会は5月25日アクロス福岡イベントホールで開催予定されており、KPKBヘビー級王者RUIがインターナショナルのベルトを懸け海外勢を迎え撃つ。アマチュア大会も同日開催される。

第13試合 KPKBインターナショナル・スーパーフェザー級王座決定戦 3分3R 延長1R

○ダウサヤーム・ウォーワンチャイ(タイ/ウォーワンチャイプロモーション)
×亀本勇翔(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)
1R KO
※ダウサヤームがKPKBインターナショナル・スーパーフェザー級王者となる。

1Rからダウサヤームの強烈な打撃音に会場がどよめく。亀本はローキックで下から崩す作戦に出たが、ダウサヤームはお構いなしにパンチ、ハイキックをガードの上から効かせダウンを奪う。倒されても諦めずに立ち上がる亀本だったがダメージは明らか。1Rで3度のダウンを喫しダウサヤームが初代インターナショナル王者となった。

第12試合 KPKBライト級タイトルマッチ 3分3R 延長1R

×歩夢(チームドリーム/王者)
○龍之介(K–1 GYM BLOWS/挑戦者)
判定0–3(26–30、26–30、26–30)
※龍之介がKPKBライト級王者となる。

広島から駆けつけた大応援に後押しされ龍之介が躍動。歩夢の得意な蹴りを防ぎ、的確にヒットを重ねてダウンを奪う。逆転を狙い猛攻を仕掛ける歩夢だったが、逆にカウンターをもらい再びダウンを奪われる。最後まで攻める歩夢を振り切り、龍之介が涙の王座奪取で大歓声に応えた。

第11試合 KPKBバンタム級タイトルマッチ 3分3R 延長1R

×旬ノ介(K–LIFE KICKBOXING GYM/王者)
○早田吏喜(TEAM3K/挑戦者)
判定0–3(29–30、28–30、28–30)
※早田がKPKBバンタム級新王者となる。

旬ノ介は実績十分の早田吏喜を相手に初防衛戦。蹴りが得意な旬ノ介を、早田はテクニックでかわしリズムを握らせない。着実にヒットを重ねていく早田に、旬ノ介はパンチ勝負を挑むも切り崩せず。早田が新王者に輝いた。

第10試合 KPKB女子アトム級王座決定戦 3分3R 延長1R

○大西日和(K-1ジム福岡チームbeginning)
×世愛(TEAM KAZE)
判定3–0(30–29、30–28、30–28)
※大西が女子アトム級王者となる。

新設されたKPKB女子アトム級王座決定戦は、K-1 WORLD MAXでも勝利を掴んだ大西日和がペースを握る。世愛もスピードを生かし攻め込むも、大西は必ず打ち返し主導権を譲らない。世愛は最後までその展開を崩せず大西が初代王者となり、7月に福岡で行われるK-1 WORLD MAXへの出場をアピールした。

第9試合 KPKBスーパーウェルター級タイトルマッチ 3分3R 延長1R

○川内参星(JACK GYM/王者)
×進撃の祐墓(亀岡キックボクシングジム/挑戦者)
2R KO
※川内がKPKBスーパーウェルター級王座初防衛に成功する。

王者の川内参星は、大阪から乗り込んだ進撃の祐墓の挑戦を受ける。重量級らしい迫力のある攻防の中、川内は蹴りからのパンチを繋ぐ得意のコンビネーションでダメージを与える。効いたことを確信した川内は一気に攻め込み、2RKO勝ち。九州王者の実力を証明した。

第8試合 KPKBフライ級王座決定戦 3分3R 延長1R

×有馬大翔(K-1ジム福岡チームbeginning)
○東虎之介(都城大叶ジム)
3R KO
※東がKPKBフライ級王者となる。

有馬大翔と東虎之介が高いテクニックを見せ合い会場を沸かせる。東が強烈なパンチをヒットさせると有馬もその戦いに付き合い乱打戦へ。顔を鮮血に染めながらも向かっていく有馬だったが、3R終了間際レフェリーが止め、東がフライ級新王者となった。

第7試合 KPKB女子バンタム級王座決定戦 3分3R 延長1R

×瑠華(team未来)
○Hotaru(Continue)
判定1–2(30–29、29–30、28–30)
※HotaruがKPKB女子バンタム級王者となる。

女子バンタム級王座決定戦は地元の瑠華と大阪からやってきたHotaruの対決。両者譲らない攻防戦の中、絶対に退かないHotaruの気持ちの強さから徐々にペースを握る。負けられない瑠華も反撃に出るが、Hotaruは必ず返してくる。その展開が最後まで続き、判定勝ちでHotaruが新王者に。号泣の後、大阪の仲間へ感謝の言葉を綴った。

第6試合 西林翔平引退試合 フライ級 3分3R

○西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning)
×日畑達也(FKD Fighting Sports Gym)
判定2–0(30–28、29–28、28–28)

初代バンタム級王者、西林翔平の引退試合。実績で上回る日畑達也を相手に、気迫を込めた攻撃を繰り出していきダウンを奪う。逆転を狙う日畑の左ストレートがヒットし出すと、両者譲らない打ち合いで会場は大歓声に。ダウンを奪った西林が引退試合を白星で飾った。

第5試合 KPKBフェザー級ワンマッチ 3分3R

×YU-KI(隆真ジム)
○川森悠人(K–1 GYM BLOWS)
判定0–3(28–30、28–30、27–30)

第4試合 KPKBバンタム級ワンマッチ 3分3R

×呼良(K-1ジム福岡チームbeginning)
○田中康友(KIZUNA本部道場)
判定0–3(28–29、28–29、28–29)

第3試合 KPKBスーパーバンタム級ワンマッチ 3分3R

○一志(拳心会)
×和美(ヒデズキック)
2R KO

第2試合 KPKBバンタム級ワンマッチ 3分3R

○稟翔(K-1ジム福岡チームbeginning)
×湯桶勇成(K–1GYM BLOWS)
判定3–0(29–28、29–28、29–27)

第1試合 KPKBフェザー級ワンマッチ 3分3R

○勇二朗(HONDA SPORTS)
×慶伍(FIGHT B)
判定3–0(30–29、30–29、30–28)

格闘技用品ファイターズスピリッツ