■主催:九州プロキックボクシング実行委員会
■名称:九州プロキックボクシングvol.25
■日時:2025年8月24日(日)
■会場:西鉄ホール
■住所:福岡県福岡市中央区天神2-11-3 ソラリアステージビル6F
記事、写真:池田博紀
メインで勝利した亀本はローブローに反省を述べたが、前回の3月の九州プロキックボクシングvol.22のリングでは敗戦しており、今回の試合で勝利した事に喜びの言葉を述べ、短くインタビューを締めた。
第2代K-1 WORLD GPクルーザー級王者K-Jeeが会場で挨拶し、次回のKPKBでは九州勢vs関東、関西外部の強豪選手を招いての対抗戦を行い、それらにてK-Jeeが総監督となり、強い選手を育て九州を盛り上げようと思いをコメントし、選手の選考をK-Jeeが行う。九州勢が関西、関東勢など凌ぎを削れば、KPKBのリングは大いに盛り上がりを見せる事は間違いないだろう。総監督K-Jeeの選手の選考も楽しみである。
第8試合 KPKBスーパーフェザー級(-60kg)王座決定戦 3分3R 延長1R
〇亀本勇翔(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)
×亮介(BOSSGYM)
判定2-0(29-27、28-28、29-27)
※亀本にローブローで減点1があり。
※亀本が第6代KPKBスーパーフェザー級王者となる。
開始は亮介が右ハイから入り、打ち合いとなるが亀本のパンチが入り、亮介がダウン。再開後も亮介は前に出ており、そこまでダメージは重くない。亀本はインロー、ミドルで攻めるが、亮介も打ち返すなど、互いに攻め合ってから1ラウンド終了。2ラウンド、亮介は右ハイを多用し、ボディストレートも入れ、亀本はインローで削り、ミドルも浴びせるが、インローが亮介のローブローに入り、回復のインターバルが取られる。再開後は互いにパンチで激しい打ち合いを見せるが、終了のゴングが鳴る時に再度亮介にローブローが入り、回復のインターバルが取られ、ドクターチェックが入るが、試合は続行となり2ラウンド終了。最終ラウンド、亀森はロー、ミドルで攻め、亮介はパンチで攻め、際どいスリップダウンを奪うが、亀森もインローを何度も浴びせるが、途中で亮介にバッティングが入り、回復のインターバルが取られる。再開後、亮介はハイを繰り出し、パンチで前に出るが、再度亀本の蹴りがローブローに入り、亮介へドクターチェックとなり、試合は続行となるが、亀本へ減点1が与えられる。再開後は亮介がパンチで前に出てから攻め、亀本はミドル、ハイを繰り出し、パンチを返すなど亮介の前進ファイトに対して、蹴りを織り交ぜつつ打ち返す展開。判定は減点1が亀本にあるが、ダウンを奪ったポイントで亀本が勝利。タイトルを獲得する。
第7試合 KPKBライト級(62.5kg)3分3R 延長1R
〇歩夢(BLAITE)
×我如古優貴(タイガーキック沖縄)
判定3-0(30-28、30-28、30-27)
我如古はローで攻め、歩夢は前に出てからパンチを繰り出し、何度も我如古をコーナーに詰めてパンチを纏めるなど序盤から歩夢の攻勢が目立つ。我如古もインロー、ミドルを返すが、歩夢のパンチはノリに乗っており、歩夢がパンチで優勢に進め1ラウンド終了。2ラウンド、歩夢がパンチで攻め、我如古はブロックを固めながら打ち返すが、歩夢が前に出てから攻め、右ハイも繰り出すなど、流れは歩夢にあり2ラウンド終了。最終ラウンド、歩夢がガンガンと前に出てからパンチを繰り出すと、我如古はパンチ、ローを返すが、歩夢がパンチ、ローを浴びせ、パンチに打ち合いになると、我如古を後退させるなど打ち合いでは歩夢が優勢で、浅くだが右ハイをヒットさせ、我如古をコーナーに詰めてラッシュを浴びせると、我如古も耐えてから必死に打ち返すなど、最後まで歩夢のパンチが光る。判定は歩夢が勝利する。
第6試合 KPKB -52.5kg契約 3分3R 延長1R
〇虎(CMG)
×木下悦志(KICK LAB)
判定2-0(29-29、30-29、30-29)
虎はインロー、ローでステップを使いながら攻め、木下もローを返し、互いに蹴りに速いパンチを織り交ぜるが、このラウンドは決定を両者が許さずに終了。2ラウンド、木下は左ミドル、虎はパンチ、ロー、ミドルで攻めてから、互いにギアを入れてパンチの打ち合いがヒートアップして2ラウンド終了。最終ラウンド、虎が一気に前に出てからパンチで仕掛け、木下もミドルを返し、一進一退で展開する。虎はカーフも浴びせ、速いパンチの回転を繰り出すが、木下も同じだけパンチで打ち返すなど互角の展開で試合終了のゴングがなる。判定では虎が勝利する。
第5試合 KPKB -95kg契約 3分3R 延長1R
×森謙太(秀心塾)
〇山下豊(BOSSGYM)
判定0-2(28-29、28-28、28-30)
開始から打ち合いとなり、パンチのラッシュで展開し、山下の右が入り森はダウン。森も立ち上がるが、山下は詰めに入りパンチで猛攻を仕掛けると森もパンチで応戦してから危機を凌ぐ。森は右ローを何度も浴びせ、山下はパンチで上を攻めてから1ラウンド終了。2ラウンド、森がパンチ、膝蹴り、ローで前に出ると、山下もパンチ、ロー、ミドルを返し、ボディストレートを入れて、2ラウンド終了。最終ラウンド、パンチで打ち合いとなり、森がパンチでヒットを奪い、山下も負けじとパンチを返してヒットを入れると、森は来い来いと挑発する仕草を見せ、前に出てから攻勢を仕掛ける。互いに消耗しているが、乱打戦で打ち合いの手数を止めずに最後まで展開する。判定はダウンを奪った山下が勝利する。
第4試合 KPKBスーパーライト級(-65kg)3分3R 延長1R
-歩叶(VLOS)
-絢太(シルスジム)
ノーコンテスト
判定0-1(28-29、29-29、29-29)、延長TKO(レフェリーストップ)
※歩叶、計量オーバーにより減点1が1ラウンド開始で与えられグローブハンディあり。
互いにインロー、ミドルなどリーチを活かしたロングレンジからの蹴りを主体とした展開で1ラウンド終了。2ラウンド、歩叶はインロー、ローで削り、絢太が跳び膝蹴りを繰り出し、ステップを使いながら、前に出てからパンチで攻め、気合の掛け声で自身を鼓舞すると、歩叶もパンチの打ち合いで応戦して2ラウンドが終了。最終ラウンド、ショートレンジからのパンチの打ち合いとなり、歩叶がパンチでヒットを奪うが、絢太も膝蹴り、パンチを打ち返すなど、バチバチの打ち合いを繰り広げ最終ラウンドが終了。判定はドローで延長ラウンドへ入る。しかし、延長ラウンド開始早々に歩叶がパンチで攻め、クリーンヒットを奪うと絢太がダウン。ダメージを見たレフェリーは試合をストップ。TKOで歩叶が勝利するが、公式記録では計量オーバーによりノーコンテストとなる。
第3試合 KPKBフライ級(-51kg)3分3R 延長1R
〇玲志(拳心会)
×大北龍輝(BOSSGYM)
判定2-0(30-29、29-29、30-29)
玲志がインロー、ハイミドルで攻め、大北は動きながらロー、インローを返す展開。玲志はジリジリと圧を掛けて前に出るが、大北は足を使ってから応戦で1ラウンド終了。2ラウンド、玲志は圧を掛けて、ロー、ミドル、パンチで攻め、大北はステップを使いながら対応し、ボディブローも織り交ぜてからコンビネーションを繰り出す。玲志もアッパーを入れ、ガードを高くしてから前に出て圧を掛け、ボディへ連打を浴びせるなど、玲志の手数が目立つ2ラウンドとなる。最終ラウンド、大北も前に出てから打ち合いに切り替え、跳び膝蹴り、バックスピンキックなどを繰り出し、パンチで攻めるが、玲志もパンチで打ち合いに応じ、互いにパンチ、膝蹴りを入れ、最後まで打ち合いの手数を止めない。判定は玲志が勝利する。
第2試合 KPKBフェザー級 3分3R
△YU-KI(隆真ジム)
△慶伍(Fight B)
判定1-0(30-29、29-29、29-29)
開始はローで展開し、YU-KIはパンチで前に出るが、慶伍はローを返し、YU-KIもパンチ、ローで攻めると、慶伍はミドル、カーフを繰り出す。ミドルレンジで蹴り主体で削り合いを見せて1ラウンド終了。2ラウンド、YU-KIが前に出ると慶伍も打ち合いに応じ、YU-KIはパンチ、ロー、慶伍はパンチ、カーフを入れる。パンチで打ち合うが、慶伍がパンチでヒット奪い、膝蹴りも入れる。YU-KIもパンチ、ローを執拗に浴びせるが、2ラウンドは慶伍が優勢に見える。最終ラウンド、YU-KIがパンチ、ローで攻め、慶伍もパンチで打ち返し、膝蹴り、カーフで返す。それでもYU-KIはパンチ、前蹴り、膝蹴り、ローと粘り強い攻めを見せる。パンチでは慶伍が前に出るが、YU-KIもキッチリと手数を返し、一進一退で互角の展開となり、最後まで打ち合いを見せる。判定では一人がYU-KIを支持するが、残りはドローで引き分けとなる。
第1試合 KPKB -68kg契約 3分3R
〇那稀(拳心会)
×遥陽(VLOS)
2R TKO(レフェリーストップ)
※遥陽、計量オーバーにより減点1が1ラウンド開始で与えられグローブハンディあり。
開始から那稀がパンチで攻め、ロープに詰めてからローを浴びせ、更にパンチを纏めてダウンを奪う。立ち上がる遥陽だが、那稀はパンチ、ローを浴びせ、遥陽もパンチ、インローを返すが、那稀が優勢で遥陽をコーナーに詰めてパンチでダウンを奪う。遥陽は立ち上がり、そこで1ラウンド終了。2ラウンド、遥陽が前に出るが、那稀は打ち合いに応じインロー、パンチを返し、カーフ、ミドルを浴びせる。遥陽はパンチで攻めるが、那稀はカーフを浴びせ、ラストは遥陽にパンチを浴びせると、遥陽はダウンし、レフェリーは試合をストップ。那稀がTKO勝利する。