2025年2月9日DEEP☆KICK ZERO 19レポート

7

■主催:DEEP☆KICK実行委員会
■名称:DEEP☆KICK ZERO 19
■日時:2025年2月9日(日)
■会場:176box
■住所:大阪府豊中市庄内東町5丁目7-25

記事・写真:池田博紀

DEEP☆KICK-60kg挑戦者決定トーナメント決勝に駒を進めた両者がリング上にて、健真は上野が上がると思っており、去年のリベンジをしたいと意気込みを語った。上野は会場の応援に感謝を述べ、前回の対戦と違い健真とはハッキリとした試合をすると、会場のファンに誓った。DEEP☆KICK QUEEN -46kg初代王座決定トーナメントでは各選手がハイレベルな試合を見せ、これらの初代王者が他団体の王者と戦う姿を見る事が出来ると思うと、今後が楽しみである。

メインイベント DEEP☆KICK-60kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

〇上野コウキ(直心会)
×金剛駿(Reborn kickboxing gym)
2R TKO(レフェリーストップ)
※上野が-60kg挑戦者決定トーナメント決勝戦に進出する。

開始は上野が左ミドルを繰り出すと、金剛はパンチで攻める。上野は思いっきりの良いミドル、ローを繰り出し、パンチも切れがある。金剛もローを返すが、上野がコーナーに詰めてから左ミドル、左膝蹴り、パンチでダウンを奪う。立ち上がる金剛に対して、上野が攻めるが、金剛も退かずに打ち合うが、上野の左ミドルが効いており、劣勢を強いられる展開。上野は金剛をコーナーに詰め膝蹴りパンチを、左ミドルと猛攻を浴びせ、2回目のダウンを奪い、金剛も立ち上がるが、そこで1ラウンドが終了。2ラウンド、金剛もボディブローを織り交ぜながらパンチを繰り出すが、上野は左ミドル、膝蹴りでボディを攻め、パンチを浴びせてからの膝蹴りでダウンを奪う。立ち上がる金剛に上野は左ボディブローをクリーンヒットさせ、金剛がダウン。レフェリーが試合をストップさせ、TKOで上野が勝利。

セミファイナル DEEP☆KICK-60kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

×津留純平(FASCINATE FIGHT TEAM)
〇健真(BLACK☆Jr)
判定0-1(29-30、30-30、30-30)、延長0-3(9-10、9-10、9-10)
※健真が-60kg挑戦者決定トーナメント決勝戦に進出する。

健真はパンチ、ロー、ミドルで前に出てから攻め、津留はパンチで攻め、健真のハイをスウェーで避けるなど、反応が速く、カーフを浴びせるなど、上下で攻める。健真もパンチ、ローで回転の速いコンビネーションを繰り出すなど互角のラウンド。2ラウンド、距離を詰めてかパンチで打ち合い、健真は前蹴り、ミドルを使い、津留は膝蹴りを繰り出す。互いにパンチでヒットを奪うが、反応では津留がよく見ており、健真はカーフも入れるなど、蹴り技をしっかりと織り交ぜる。最終ラウンド、健真はミドル、ハイを繰り出し、浅くだがハイをヒットさせる。津留も前に出てからパンチでヒットを奪い、膝蹴りも入れる。健真は前蹴りも浴びせ、コンビネーションを上手に使い、ハイも再度ヒットをさせる。終盤では互いに打ち合い過ぎており、消耗しているが手数を止めずに、前に出る姿勢を崩さない。ラストは乱打戦で打ち合いを繰り広げ判定に入る。判定はドローとなり延長ラウンドへ入る。健真は前蹴りを織り交ぜ、パンチを浴びせ、津留もパンチ、カーフと入れるなど、乱打戦で展開となる。互いに勝ちに行くために前に出ており、狭いスペースでも健真は器用に前蹴りを浴びせ、距離が詰まると膝蹴りを入れる。津留はパンチに集中しており、手数を止めずに前に出る。ラストまで乱打戦と打ち合いとなり、互いにヒットを奪うなど白熱した試合となる。判定では健真が勝利。

第6試合 DEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

〇松山瞬(TEAM TEPPEN)
×安部宏聖(EX ARES)
判定3-0(29-28、29-27、30-27)
※松山が-57.5kg挑戦者決定トーナメント決勝戦に進出する。

リング中央で松山がローでファーストヒットを奪うと、ミドル、ローでステップを使いながら展開。安部もローで前に出ながら攻めるが、松山はステップで捌きつつ、ロー、インロー、前蹴りなど蹴り技でヒットを奪い、右ボディブローを浴びせる。安部も前に出てからパンチを繰り出し、インローを浴びせるが、松山もボディストレート、前蹴りなどボディを攻める。2ラウンド、安部はインロー、ローで削り、パンチ、ミドルを繰り出すが、松山は回転の速いパンチを繰り出し、ボディストレートを浴びせる。安部もパンチ返すが、手数では松山が優勢。安部がパンチで捉える場面もあるが、松山はブロックで致命打を防ぎ、パンチを打ち返すなど、キッチリと手数を返し、安部のローに左ストレートをカウンターで合わせダウンを奪う。最終ラウンド、松山はステップを使いながらパンチ、インローを放ち、安部の前進してからのパンチにもブロックを固めながら、反撃のパンチを打ち返す。しかし、安部がパンチでヒットを奪うなど流れが変わる場面もあると思いきや、松山がパンチで逆にヒットを奪うなど、松山が主導権を譲らない。ラストは安部が前に出てから打ち合い、松山もそれに応じてから打ち合い。判定はダウンを奪った松山が勝利。

第5試合 DEEP☆KICK QUEEN -46kg初代王座決定トーナメント Bブロック準決勝 2分3R 延長1R

〇坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)
×Sero(NJKF健心塾)
判定1-1(30-29、29-30、30-30)、延長3-0(10-9、10-9、10-9)
※坂田が-46kg初代王座決定トーナメントBブロック決勝戦に進出する。

開始からパンチ、ミドル、ローでリング中央の打ち合いを展開。坂田がミドルを入れるが、Seroもすかさずパンチを返し、ミドル、前蹴りなど蹴りに繋げる。Seroはステップをつかって動くと、坂田はジリジリと前出てから攻める。2ラウンド、パンチ、ロー、ミドルの応手となり、坂田はボディブローも織り交ぜ、互いにバックハンドブローを繰り出す。Seroは鋭いパンチで前に出てからミドルを繰り出し、一進一退の展開でラウンドが進みパンチ、ミドルの応酬で削り合う。最終ラウンド、勝ちに行く両者が前に出てから強打で打ち合いを繰り広げ、手数を止めずに打ち合う。坂田は左ボディを入れるが、Seroも組んでから膝蹴りを入れ、左フックを返す。坂田がSeroを詰めてパンチで攻めるが、Seroも打ち合いに応じてから手数を止めない。判定はドローで延長ラウンドへ。残り1ラウンドで互いに全身全霊を出してから打ち合いとなる。坂田が前に出るが、Seroもステップを使ってからパンチ、前蹴りを浴びせ、坂田はパンチで攻め、バックハンドブローを繰り出す。互いに苦しいが、タイトルに向けて打ち合いを止めない両者。ラストはパンチの乱打戦で見せる。判定は坂田が勝利。

第4試合 DEEP☆KICK QUEEN -46kg初代王座決定トーナメント Bブロック準決勝 2分3R 延長1R

〇桃花・シンデレラ(山口道場)
×山﨑愛琉(TEAM TEPPEN)
判定3-0(30-29、30-28、30-28)
※桃花が-46kg初代王座決定トーナメントBブロック決勝戦に進出する。

開始から桃花が回転の速いパンチ、ローを繰り出すが、山﨑もパンチ、前蹴り、ローを返す。桃花は圧を掛けてから前に出てから手数で攻め、山﨑も打ち返す展開。2ラウンド、変わらず桃花が前に出るが、山﨑もパンチ、カーフを蹴るなど、手数を止めず、前進する桃花に右ミドルも浴びせる。だが、桃花もパンチで前に出るのが印象に残る展開で、山﨑をロープ、コーナーに詰めてパンチで攻め、パンチをヒットさせ桃花がダウンを奪う。最終ラウンド、桃花は前に出るが、山﨑もパンチ、カーフ、ミドルで打ち合う。ラストは打ち合いとなるが、パンチで桃花が前に押し切っており、パンチでは桃花が有利。判定はダウンを奪った桃花が勝利。

第3試合 DEEP☆KICK-65kg契約 3分3R

〇竹市一樹(MA二刃会)
×溝口裕也(TEAM BEYOND)
判定3-0(30-26、30-26、30-26)

開始はパンチ、ローで削り合う展開。竹市はステップを使いながらカーフ、パンチを繰り出し、溝口はパンチで前に出てから距離を詰めて勝負を仕掛ける。互いにパンチ、ロー、カーフで打ち合うが、竹市がパンチでヒットを奪い、溝口からダウンを奪う。立ち上がる溝口は前進を変えず前に出るが。竹市も打ち合いに応じヒットを奪う。2ラウンド、溝口はパンチ、カーフで攻め、竹市はパンチ、ミドルを繰り出し、パンチで有効打を奪う。それでも溝口はガードを固めフックを繰り出すが、竹市はボディブローも入れ、パンチで上下を攻める。溝口は打たれても前進でフックを振るうが、竹市はステップでパンチ、ローで攻め、有効打では明らかに竹市が有利。それでも溝口はガッツが衰えず前進でフックを見せる。最終ラウンド、溝口はフック、ローで前進を変えず、竹市はパンチを打ちながら、カーフを蹴りステップを使いながら、溝口の攻勢を捌く。しかし、溝口は前進するが掴みを多発し、減点1が与えられる。竹市はパンチ、膝蹴りで浴びせボディを攻めるが、溝口は終始前進ファイトを崩さないなど、衰えない闘志を見せる。互いに疲労は隠せないが、最後まで打ち合いを展開すする。判定は竹市が勝利。

第2試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R

〇大輝(DK9)
×ゆいら(NJKF健心塾)
1R TKO(レフェリーストップ)
※ゆいらが計量オーバーで減点1とグローブハンデが与えられる。

開始からミドル、ローを見せ蹴り技で展開、大輝はハイも見せ、ゆいらはローで削るが、大輝は左ストレートをヒットさせ、ボディストレートも入れ、ハイミドルと攻め、ラストは左ストレートがクリーンヒット、ゆいらが崩れてダウンし、立ち上がろうとするがレフェリーが試合をストップ。TKOで大輝が勝利。

第1試合 DEEP☆KICK-57.5kg契約 3分3R

〇荒川ルシファー大夢(NJKF心将塾)
×クレイジーハスキー尚吾(REVOLT)
判定3-0(30-29、30-29、29-28)

開始からクレイジーハスキーはロー、荒川はミドルで応戦するなど、打ち合いとなる。クレイジーハスキーはインローを入れると、荒川は左ストレートでヒット奪い、左ミドルを浴びせる。クレイジーハスキーも前進しフックでヒット奪い、インローで足を削るなど攻めるが、荒川は左ミドルの連打を浴びせ、クレイジーハスキーをコーナーに詰めてパンチを纏めるが、クレイジーハスキーも前進を止めず打ち合いで前に出る。2ラウンド、荒川はパンチ、ミドル、前蹴りで攻め、クレイジーハスキーはパンチで前に出るが、荒川のパンチが入りダメージを与えるなど、荒川が優勢。それでもクレイジーハスキーは前に出るが、荒川は左ミドルを浴びせ、ステップを使いながらクレイジーハスキーの前進を上手く捌く、終盤は互いにパンチではヒットを奪い合い一進一退の攻防が繰り広げられる。最終ラウンド、荒川はハイキック、バックスピンキックを繰り出し、左ミドルを浴びせ、クレイジーハスキーは前に出てから右ストレートをヒットさせると、荒川もパンチで打ち返すなど、手数を止めない展開。ショートレンジでパンチが交差し、互いに膝蹴りと荒川は左ミドルを放ち、クレイジーハスキーもパンチで打ち返すなど、終始打ち合いを展開する。判定は荒川が勝利。

NEXT☆LEVEL提供試合

オープニングファイト第3試合 -30kg契約 1分30秒2R

〇石塚虎之介(一心会)
×鍵山翔生琉(ツクモジム)
判定3-0(20-18、20-18、20-18)

鍵山はステップを使いながら、距離が詰まると膝蹴りを使う。石塚は距離を詰めてからパンチを繰り出し、ミドルも浴びせ前に出てから印象を残す。最終ラウンド、互いに前に出てから距離が詰まってから膝蹴りになるが、鍵山が掴みで減点1が与えられる。その後は互いにパンチの打ち合いから膝蹴りとなるが、互角の展開で試合が進む。判定では石塚が勝利する。

オープニングファイト第2試合 -47kg契約 1分30秒2R

×斐田虎我(BKジム)
〇山崎金太郎 (フリー)
判定0-3(19-20、19-20、19-20)

斐田はサークリングしながらローで削ると、山崎は距離を詰めてからパンチで攻め、膝蹴りを繰り出す。前に出る山崎に斐田はバックステップ等を使いながら柔軟に対応するが互角のラウンド。最終ラウンド、山崎は距離を詰めてから強打のパンチを繰り出し、前に出てから攻める。斐田はステップを使いながら動くが、山崎がパンチでヒットを奪うなど、山崎に印象が残る。判定は山崎が勝利。

オープニングファイト第1試合 -52kg契約 1分30秒2R

〇山田十魂(山口道場)
×山脇仁汰(PSKムエタイ大阪)
判定3-0(20-18、20-18、20-17)

開始からパンチ、ロー、ミドルで応酬となるが、山田が徐々に前に出るなど、圧を掛けてから攻勢を仕掛ける。山脇も打ち返すが、全体的に下がってしまっており、山田の攻勢が印象に残る。最終ラウンド、山脇が掴んでから減点が与えられ、再開後も山田が前に出てからパンチ、ローで攻め、山脇は下がりながらも打ち返すが、後手に回る印象を拭えない。山田は最後まで前進してから攻めており、攻勢点で山田が判定で勝利。

格闘技用品ファイターズスピリッツ