2025年11月16日DEEP☆KICK ZERO 24レポート

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■主催:DEEP☆KICK実行委員会
■名称:DEEP☆KICK ZERO 24
■日時:2025年11月16日(日)
■会場:176box
■住所:大阪府豊中市庄内東町5丁目7-25

記事・写真:池田博紀

リングで挨拶を行った井上、田中だが、田中は井上が上がって来るのを予想しながら、先輩である牧野騎士が過去に井上に勝利しているので、自身も追いつく意味でも勝ってタイトルマッチまで目指すとコメント、井上はKOで勝てたことを喜び、努力して勝てる様にすると控えめなコメントを残した。
このDEEP☆KICK-55kg挑戦者決定トーナメント準決勝に勝ち上がった井上、田中がDEEP☆KICK ZERO 26のリングで決勝戦にて激突を行う。王者保井への挑戦権を獲得するのかがどちらか大いに楽しみである。

メインイベント DEEP☆KICK-55kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

〇井上大和(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)
×山﨑天輔(VALIENTE)
2R TKO(レフェリーストップ)
※井上がDEEP☆KICK-55kg挑戦者決定トーナメント決勝へ進出する。

開始は山﨑がリング中央に構え、井上は時計周りにサークリングしながら、井上が右ハイを浅くだがヒットさせる。山﨑は前蹴りを繰り出すと、井上はハイミドルを放ち、山﨑もハイを返すなど蹴りの攻防となるが、井上は距離を詰めるとパンチで前に出る。山﨑も長いリーチを活かし、カーフ、インロー、接近戦では膝蹴りなど足技を上手に使うが、井上は徐々にエンジンが掛かり、パンチで攻め立て、山﨑が前進する際はステップバックで避ける。山﨑も前蹴り、バックスピンキックを繰り出すが、パンチの打ち合いになると長いリーチが逆にネックとなり、井上がパンチの手数で有利となり、ダウンを奪う。立ち上がる山﨑は前蹴りからパンチを繰り出すが、井上はパンチの連打を入れ、山﨑が再度ダウン。レフェリーが試合ストップさせ、TKOで井上が勝利する。

セミファイナル DEEP☆KICK-55kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

×虎太朗(キックボクシングジム3K)
〇田中恒星(FASCINATE FIGHT TEAM)
2R TKO(レフェリーストップ)
※田中がDEEP☆KICK-55kg挑戦者決定トーナメント決勝へ進出する。

田中のインローから開始し、ミドルレンジで出方を見る両者。田中はリング中央に陣を取り、虎太朗がサークリングする。互いにカーフを蹴りながら、距離が詰まるとパンチの打ち合いとなり、互角の1ラウンド。2ラウンド、虎太朗はサークリングしながらカーフを入れ、田中はパンチを伸ばす。田中はパンチで圧を強め、虎太朗をロープに詰める場面を増やし、パンチを浴びせてからダウンを奪う。しかし、次は虎太朗が左を合わせてからパンチでダウンを奪う。互いにダウンを奪ってイーブンだが、退かない姿勢でパンチの打ち合いを挑み、田中が虎太朗からダウンを奪う。立ち上がろうとする虎太朗だが、ダメージが大きくレフェリーが試合をストップ。TKOで田中が勝利する。

第4試合 DEEP☆KICK-57.5kg契約 3分3R

〇細濱辰(TEAM MMK)
×堀井海飛(空手道柔拳)
3R TKO(ドクターストップ)

開始からスピーディな攻防を見せ、堀井のローに細濱もパンチを合わせる。堀井はブロックを固めながら、ロー、カーフを蹴り、左ミドルを見せる。細濱もパンチ、膝蹴りを浴びせ、パンチの打ち合いでは、若干だが細濱に分があり、回転が速い。2ラウンド、堀井が前に出て来るが、出血をしておりドクターチェックが入るが試合は続行。堀井は思いっきりの良いパンチで前に出るが、細濱も右を返し、堀井は前に出るが、細濱はジャブを伸ばしながら、距離を取るが、再三細濱のローブルーが入り、堀井に減点が与えられる。再開後も堀井は前に出る姿勢を崩さないが、細濱は自分の距離を崩さず、ブロックを固め、右の強打をダイレクトに返し、ワンツーを主体に強いパンチを見せる。最終ラウンド開始に堀井の出血でドクターチェックが入り、出血が激しく試合は続行不可能。TKOで細濱が勝利する。

第3試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R

×西尾仁徳(拳心會館)
〇善家智哉(FORWARD GYM)
1R TKO(レフェリーストップ)

開始から善家は軽快なステップを刻み、切れ味のあるパンチを繰り出す。西尾もローを返すが、善家のストレートをクリーンヒットし、西尾がダウン。一気に攻めるが善家が西尾をロープに詰めてラッシュを浴びせ、再度西尾がダウンし、レフェリーが試合ストップ。TKOで善家が勝利する。

第2試合 DEEP☆KICK-65kg契約 3分3R

〇加古稟虎(teamBonds)
×イ・ウジン(RAON GYM)
2R TKO(セコンドタオル投入)

互いに距離を取りながら出方を見るが、イはミドルを繰り出し、加古はインローを浴びせるが、加古にローブローが入り、回復のインターバルが取られるが、再開直後に右ハイがクリーンヒットし、イからダウンを奪う。加古は詰めに入っており、ミドル、ストレートを放ち、イをコーナーに詰めてからパンチ、ミドルで攻めるなどペースを握ってから2ラウンド終了。最終ラウンド、加古は圧を掛けてから前に出てから、パンチ、ハイ、ローを繰り出し、イも手数を出してからロープ、コーナーから脱出したいが、加古がイのパンチにカウンターを合わせダウン。立ち上がるイだが、加古はラッシュでパンチ、膝蹴りを浴びせ、イのセコンド陣がタオルを投入、TKOで加古の勝利。

第1試合 DEEP☆KICK-60kg契約 3分3R

△山口丈瑠(パラエストラ森ノ宮)
△小堀厳基(月心会チーム侍)
判定1-1(30-29、29-29、29-30)

山口の左ミドルから始まり、ミドルレンジでの展開から小堀がパンチで詰める場面もあるが、山口はブロックを固め、パンチを返しカーフを入れても小堀はガンガン前進してパンチを振るう。山口はバックステップで距離を作り、パンチ、ブロッキングを使う。2ラウンド、山口も攻勢に移り、前に出てから互いに打ち合いとなるが、近い距離では小堀のパンチの回転が速く、膝蹴りをボディへ入れ、山口もバックスピンキックを返す。やや小堀が有利。最終ラウンド、互いに前に出てから勝ちを狙いに行っており、山口も積極的に攻め、小堀も前に出てから打ち合いを繰り広げる。山口がパンチでヒットを奪うが、小堀もパンチをヒットさせ互角の展開を繰り広げる。判定はドローとなる。

NEXT☆LEVEL提供試合

オープニングファイト第4試合 -41kg契約 1分30秒2R

×藤原あこ(ROYAL KINGS)
〇阪上星愛來(VALIENTE)
判定0-3(19-20、19-20、19-20)

互いにパンチから組みの膝を見せるが、阪上は前蹴り、パンチを使いながらステップワークでリングを上手に使いながら攻める。藤原は前に出るが、阪上が一枚上手。最終ラウンド、阪上は変わらずステップを使いながら、前蹴り、パンチから距離を詰めると膝も入れる。藤原は前に出てからパンチ、膝蹴りを使うが、阪上が上手く攻めきれない。判定で阪上が勝利する。

オープニングファイト第3試合 -36kg契約 1分30秒2R

△中西夕月羽(ROYAL KINGS)
△三谷那瑠(健心塾 平野支部)
判定0-0(19-19、20-20、19-19)

開始から互いに前に出てから打ち合いを繰り広げ、中西がロープに詰めて攻めても、三谷は打ち返してから盛り返すなど、一進一退の攻防となる。最終ラウンド、三谷がパンチの連打を放ち、中西もパンチ、ロー、ミドル、ハイを繰り出す。三谷がパンチで前進するが、中西も応戦しから手数を止めない打ち合いを見せる。

オープニングファイト第2試合 -70kg契約 1分2R

〇森透志(SGKジム)
×福吉煌世(VALIENTE)
1R TKO(レフェリーストップ)

開始から森は前蹴りからパンチに繋げるが福吉もパンチを浴びせ、森の態勢が崩れる。福吉も前に出るが、森は右をタイミング良く合わせてから福吉がダウン。TKOで森が勝利する。

オープニングファイト第1試合 -30kg契約 1分30秒2R

〇植邨善(02GYM)
×新井羽琉斗(FORWARD GYM)
判定3-0(20-19、20-18、20-19)

開始から距離を詰めてから打ち合いとなり、植邨が前進してからの攻めが印象に残る。最終ラウンド、新井も前に出てから打ち合いを仕掛けるが、植邨の前進してからのパンチが有効で、新井がパンチ、ミドルを返しても、植邨はパンチ、膝蹴りで前進して試合を有効に進める。判定は植邨が勝利する。

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