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2026年1月25日DEEP☆KICK ZERO 27レポート

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■主催:DEEP☆KICK実行委員会
■名称:DEEP☆KICK ZERO 27
■日時:2026年1月25日(日)
■会場:176box
■住所:大阪府豊中市庄内東町5丁目7-25

記事:布施鋼治、写真:石本文子

激闘に次ぐ激闘──。『DEEP☆KICK ZERO 27』(1月25日・176BOX)は最初から最後まで息もつかせぬ試合の連続で大いに盛り上がった。メインイベントでは堀井海飛が聡一郎を3R逆転KOで撃破。3月8日開催の『DEEP☆KICK 77』で行われる-57.5㎏挑戦者決定トーナメント決勝へと駒を進めた。

メインイベント DEEP☆KICK-57.5kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

×聡一郎(道化倶楽部)
〇堀井海飛(空手道柔拳)
3R TKO(レフェリーストップ)
※堀井がDEEP☆KICK-57.5kg挑戦者決定トーナメント決勝に進出する。

まさかの逆転KO劇!
DEEP☆KICK-57.5㎏挑戦者決定トーナメント準決勝は先制のダウンを奪われた堀井海飛(空手道柔拳)が2Rになるとダウンを奪い返して形成逆転。続く3Rには聡一郎(道化倶楽部)の意識を完全に飛ばすほどのKOで仕留めた。
1R、先制のダウンを奪ったのは聡一郎の方だった。日頃、山口兄弟らと手加減なしのフルスパーで磨きをかけた渾身の「右」で先制のダウンを奪う。倒された瞬間、堀井は「信じられない」という表情を浮かべていた。立ち上がって試合を続けた堀井だったが、明らかにダメージは残っている。聡一郎のKO勝利は時間の問題と思われた。案の定、2Rになっても聡一郎はセコンドからの「アゴを引いて」などのアドバイスに耳を傾けながら右のテンカオを合わせるなど、冷静に試合を運んでいた。
ここから試合は動く。中盤、なんとか試合の流れを変えたい堀井は左ストレートを連打していく。聡一郎は右を変えそうとするが、堀井の気持ちに押される形で左を浴びせられ、右フックでダウンを奪い返される。2Rが終わった時点でのオープンスコアは三者とも18-18と全くのイーブン。それでも、ダウンを奪い返された時点で聡一郎にはダメージが残っていたのだろう。その動きから察するに、明らかに集中力を欠いているように見えた。
3R、堀井は右をクリーンヒットさせると、聡一郎は下から2本目のロープを枕にする形でダウン。その刹那「やられた」という面持ちだったのが印象的だった。どこかの漫画で見たようなKOシーンではないか。
鼻から血を垂らしながら勝者の堀井は「ウァ~!」と咆哮し、歓喜に湧くセコンド陣と熱き抱擁を交わした。
その後、3月8日の挑戦者決定トーナメントで顔を合わせる細濱辰(TEAM HAWK)がリングへ。「すごい試合でしたね。でも、まあ俺の方が強いけど(ニヤリ)。3月8日は潰させてもらいます」と静かなる闘志を燃やした。
一方、堀井は「キックに来て5年になる。いまはK-1を主戦場にしているけど、キックは難しいと痛感しています」と切り出した。「ですけど、このようないい勝ち方ができてうれしい。僕はまだまだ完成の途中。反省して、次はもっと面白い試合をする。いまの僕はDEEP☆KICKのフェザー級王者になることしか考えていない」と次戦も王座奪取の通過点であることを強調した。
果たしてどんな激闘になるのか。現王者の戦闘員1号(SHOCKER☆EXARES)もウカウカしてはいられまい。イーィッ。

セミファイナル DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R

〇辻岡怜恩(直心会)
×善家智哉(FORWARD GYM)
3R TKO(レフェリーストップ)

一昨年12月、タイでのプロデビュー戦をKOで飾って以来、途中1引き分けを挟みながら無敗の快進撃を続ける辻岡怜恩(直心会)が登場し、善家智哉(FORWARD GYM)と激突した。善家も過去6戦5勝1敗(体重オーバーによる不戦敗)というレコードを残すFORWARD GYM期待の現AJKN日本スーパーバンタム級王者だ。
辻岡は今回DEEP☆KICK初参戦で、首相撲なしのルールで闘うことが初めて。首相撲の有無で闘い方は水と油くらいに違うという話もある。案の定、1Rはテンカオを相手のボディに突き刺すなど、善家が優勢な場面も。
続く2Rも善家は左右のストレートで攻め込むが、辻岡はボディストレートで反撃を開始。終盤にはパンチの連打で試合の主導権を握りかける。2R終了時点のオープンスコアは19-19(×2)、20-19とひとりのジャッジが辻岡を支持した。
その勢いで3Rになると、辻岡はエンジン全開。ストレートで善家のアゴを思い切り上げると、強烈な右で先制のダウンを奪う。すでに虫の息となった善家に対し、辻岡は再び右の連打で追撃を浴びせ、レフェリーストップを呼び込んだ。
試合後は「久々のKO勝ちでうれしい。次はタイトルマッチで決まりでしょう」と主催者側に猛アピールした。「本当に強い選手はルールに関係なく強い」ということを証明してみせた辻岡。現在-55㎏戦線は挑戦者トーナメントが開催中。ちょっと気の早い話になるが、次のタイトルマッチの勝者の挑戦者として名乗りをあげるか。

第4試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R

×ゆいら(健心塾)
〇鉢田歩揮(teamBonds)
3R TKO(レフェリーストップ)

いったい誰がこれほどまでの激闘になることを予想したであろうか。DEEP☆KICKの現在を象徴するかのように、ゆいら(健心塾)vs鉢田歩揮(teamBonds)はどちらに勝負が転んでもおかしくないほどのタフファイトになった。
1R開始早々、パンチで先制のダウンを奪ったのはゆいらの方だった。しかし立ち上がってきてから鉢田は反撃を開始。思い切り間合いを詰め、パンチの4連打やローキックでやり返す。2Rになると、打ちつ打たれつの激しい展開に。そうした中、鉢田は右ストレートでダウンを奪い返す。
オープンスコアは三者とも18-18と全くのイーブン。「3Rをとった方が勝ち」というわかりやすい展開の中、鉢田はワンツーからの右ボディストレートで動きが鈍くなったゆいらからスタンディングダウンを奪う。こうなると、もうゆいらにやり合う気力は残っていなかった。鉢田が連打を浴びせると、キャンバスに倒れ込んだ。
まだキャリア3戦ながら、鉢田は-53㎏のタイトル戦線に割って入るか。

第3試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R

△KING澪斗(ROYAL KINGS)
△ワンチャナ・ハマジム(HAMA・GYM)
判定0-0(28-28、28-28、28-28)

まだ17歳ながら2戦全勝のKING澪斗(ROYAL KINGS)が登場、ワンチャナ・ハマジム(HAMA・GYM)と激突した。ワンチャイはリングネームだけ見るとタイ人のようだが、れっきとした日本人ファイターだ。
現在29歳だから、澪斗との間には12歳の年齢差がある。1R、いきなり試合が動く。澪斗がタイミングのいいワンツーでワンチャナから先制のダウンを奪ったのだ。
あとがないワンチャナは2Rになると、カーフとローで澪斗の下半身を崩しにかかる。続く3Rもワンチャナは猛然と澪斗を攻め込み、三者とも28-28のドローに持ち込んだ。ともに成長した数年後に再戦が見てみたい。

第2試合 DEEP☆KICK-46kg契約 2分3R

×上田樹那(山口道場)
○綾芽(楠誠会館)
判定0-2(29-30、29-29、29-30)

1Rから上田樹那(山口道場)はワンツーやローを繰り出しながら積極的に前に出る。一方、昨年12月、RISEの両国国技館大会でデビューした綾芽(楠誠会館)はムエタイ流のカチッとした構えからいきなり右ハイを出すなど、手数こそ少ないものの、適正打を放っていく。2Rまでのオープンスコアは1-0で綾芽。
3R、綾芽はワンツーからの右ミドル。上田もハイを狙うなどやり合うが、2名のジャッジは綾芽の正確な攻撃を支持した。うれしい初勝利を飾った綾芽だが、もっと積極性がほしい。敗れた上田はジャッジに好印象を与える攻撃を身につけることが急務だろう。

第1試合 DEEP☆KICKヘビー級 3分3R

○七夕(木内會)
×千葉洸大(方上道場)
判定3-0(30-27、30-27、30-27)

ともにデビュー戦というフレッシュなヘビー級の一騎討ちが実現した。七夕(木内會)vs千葉洸大(方上道場)。アマチュアボクシングの経験もあるという七夕は重量級にありがちなブンブン丸系ではなく、1Rから正確な右ストレートを繰り出していく。一方、空手がベースの千葉はローを返していく展開に。途中から千葉は鼻血を出すなど、時間が経つにつれ七夕のペースになっていく。
2R終盤には地元愛知県から大阪まで駆けつけた応援団からの大「七夕(なぎ)」コール。オープンスコアは三者とも20-18で七夕。
3R、七夕は右を連打してKOを狙うが、想像以上に千葉はタフ。思い切り右ストレートを食らってグラつく場面もあったが、最後まで倒れることはなかった。ジャッジは三者とも30-27で七夕を支持した。
DEEP☆KICKはヘビー級王座を認定していないが、ほかにも重量級の選手はいる。七夕の登場でヘビー級戦線は活性化されるのか。

NEXT☆LEVEL提供試合

オープニングファイト第3試合40-kg契約 1分30秒2R

△竹田るい(HAWK GYM)
△中村琉輝(TeamFIST)
判定1-0(19-19、20-19、19-19)

オープニングファイト第2試合 -33kg契約 1分30秒2R

○川端大心(teamBonds)
×徳永毅志(TeamFIST)
判定3-0(20-18、20-19、20-18)

オープニングファイト第1試合 -32kg契約 1分2R

×畑中凌(RKS顕修塾)
○左居楓(Vigor Kickboxing Gym)
判定0-2(19-20、19-19、19-20)

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