2023年5月28日NJKF2023 west 3rdレポート

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■主催:NJKF誠至会、誠至会プロフェッショナル
■認定:ニュージャパンキックボクシング連盟
■名称:NJKF2022 west 3rd
■日時:2023年5月28日(日)
■会場:堺市産業振興センター
■住所:大阪府堺市北区長曽根町183-5

WBCムエタイ日本統一スーパーバンダム級王座決定戦の前哨戦として行われたメインイベントではJyoseiが仕上がりの良さを見せる動きを見せたが、真価を発揮する前にビーストの肘を浴び、JyoseiがTKO負けを喫した。本来であれば、本場タイ人を相手に結果は勿論、内容も魅せた上で勝利が求められていたが、手痛い黒星となったが、Jyoseiの復活に期待したい。メインイベント以外では全て判定となったが、それだけに判定までもつれ込む接戦となり、熱いファイトが展開された。特にアマチュア層のアグレッシブなファイトが良く、これらのアマチュア層がいずれプロとして活躍する事に大いに期待したい。

第10試合 メインイベント スーパーバンタム級 3分3R

×Jyosei(誠至会/NJKFスーパーバンタム級王者)
〇ビースト・サイアム(タイ)
1R TKO(レフェリーストップ)

開始からJyoseiが切れ味のある左ミドルを見せ、ステップを使いながら前に出て来るビーストに応戦し、ビーストのハイもスウェーで避けるなど、軽快な動きを見せるが、勝負は一瞬で前に出てくるビーストに前蹴りを放つが、ビーストが一気に間合いを詰めて肘打ちで浴びせJyoseiがダウン。レフェリーがカウントを取り、Jyoseiは何とか立ち上がるが、足がふらついており、倒れマットに尻もちを着いてしまい、レフェリーがそこで試合をストップ。ビーストがタイ人としての強さを見せつけるTKO勝利。

第9試合 セミファイナル -59kg契約 3分3R

△佐藤 亮(健心塾/NJKFスーパーフェザー級4位)
△坂本直樹(道場373/NJKFフェザー級8位)
判定1-1(29-30、29-28、29-29)

1ラウンドは坂本が前に出てロー、ミドルを放ち距離が詰まると佐藤が首相撲へ持ち込む、佐藤もローなど返すが距離を詰めてから首相撲の攻防に入る。2ラウンドは坂本が前に出ても、佐藤が首相撲へ持ち込み、首相撲の攻防となる。3ラウンドも佐藤は首相撲へ持ち込み、坂本は単発でロー、ミドルで攻めるが、首相撲へ持ち込まれる。しかし、坂本もハイキックを浅くだがヒットさせ、佐藤もバックハンドブローを繰り出すなどの展開も見せる。首相撲では互いに決定打を許さない。判定はドローとなる。

第8試合 スーパーバンタム級 3分3R

〇繁那(RS-GYM/NJKFスーパーバンタム級6位)
×庄司理玖斗(拳之会/NJKFスーパーバンタム級7位)
判定3-0(30-29、30-29、29-28)

開始からパンチ、ロー、ミドルとミドルレンジで激しく打ち合いを見せる。パンチのヒット数で繁那が、やや有利なラウンド。2ラウンドは庄司が前に出て来て、繁那はステップを使いながら互いにパンチ、ロー、ミドルで打ち合いを展開。庄司のパンチもヒットをするが、繁那もパンチを打ち返す。3ラウンドも庄司が前に出ながら攻め、繁那はステップを使いながら打ち合に応じる。繁那は前蹴り、テンカオでボディを攻め、右ストレートをヒットさせるなど、パンチの打ち合いで有利。判定で繁那が勝利。

第7試合 -64.5kg契約 3分3R

〇祖父江泰司(理心塾)
×光太郎(誠至会)
判定3-0(30-29、30-29、30-29)

1ラウンドはパンチ、ロー主体で攻め合い、ミドル、ハイなどを互いに繰り出す。ラウンド終盤に祖父江がパンチで攻め、そこから首相撲の攻防となるが、それは互角の展開。2ラウンドは光太郎が前蹴りを多用し、祖父江はロー、ミドルで攻めるが、距離が詰まると首相撲の攻防となり、互いに膝蹴りを出し合う。3ラウンドは互いに打ち合ってから距離が詰まり首相撲の攻防となり、互いに決定打を取れないが、最後まで攻め合いを見せる。ラストはパンチで打ち合う。判定で祖父江が勝利。

第6試合 肘なし・首相撲なし -52.5kg契約 3分3R

×清志(KTF/NJKFバンタム級7位)
〇吉田亮汰朗(BK GYM)
判定0-3(29-30、29-30、28-30)

開始からパンチからのローで互いにローで削り合いを見せる。吉田が右ハイを繰り出す場面があるが、それは清志もブロック、スウェーで貰わない。2ラウンドはローにミドル、ハイが加わり打ち合うが、吉田の右ジャブがヒット、左も当たるなど、ヒット数でやや吉田が有利。3ラウンドは清志が常に前に出て来るので、乱打戦となる。吉田の方がパンチのヒット数で有利でボディへ膝蹴りも浴びせる。清志は前に出てから攻め、バックハンドブローも繰り出すがクリーンヒットは奪えない。最後まで互いに打ち合う試合を見せる。判定で吉田が勝利。

第5試合 スーパーバンタム級 3分3R

〇嘉武士(健心塾)
×YU斗(TOP GUN GYM)
判定3-0(30-27、30-27、30-26)

1ラウンドから嘉武士が右ロー、左ミドルを何度も浴びせ、浅くだが右ハイもヒットを奪う。YU斗もフックを返し、ラウンド終盤では膝蹴りを浴びせるが、1ラウンドは嘉武士が有利。2ラウンドも嘉武士は右ロー、左ミドルで攻めるが、YU斗は強打のフックで返すが、嘉武士は首相撲の展開に持ち込むと膝蹴りを何度も浴びせダウンを奪うなど組みの強さも見せる。3ラウンドは嘉武士がテンカオ、跳び膝蹴りでボディを狙い、首相撲からの膝蹴りを浴びせるなど有利な展開だが、YU斗もフックで最後まで前に出るファイトを見せる。互いに消耗しているが手数を止めない。判定は嘉武士が勝利。

第4試合 フライ級 3分3R

〇髙木雅己(誠至会)
×岸 佑樹(健心塾)
判定3-0(30-29、30-28、30-28)

1ラウンドは互いにパンチ、ロー、ミドルで応酬し、手数で攻め合うなど互角の展開。2ラウンドから打ち合いからの首相撲の攻防が加わるが、高木が膝蹴りを浴びせるなど、組みの攻防を巧みに使うなど、有利に進める。3ラウンドはパンチ主体で打ち合いながら、岸が膝蹴り、ミドルで前に出るが、高木も打ち合いに応じ、左ミドル、左インローを浴びせ、首相撲からの膝蹴りを浴びせるなど、手数で高木が有利。判定で高木が勝利する。

第3試合 58.5kg契約 3分3R

〇豪(大和ジム)
×陸斗(誠至会)
判定3-0(30-29、30-29、30-29)

開始から強打で打ち合いパンチ、ローで打たれたら打ち返す展開。互いにハイを蹴られたら即ハイを蹴り返すなど、強気な打ち合いを見せる。組んでからも攻防となるが、ほぼ互角で展開する。2ラウンドはミドルレンジでパンチ、ローで削り合いを見せるが、豪が右ミドルでヒットを奪う。ラウンド終盤では陸斗もパンチで前に出るなど、打ち合いの姿勢を互いに崩さない。3ラウンドは互いにパンチ主体で打ち合いを見せる。陸斗が組んでから膝蹴りを浴びせ、豪も右ミドル、ローを浴びせるなど一進一退で攻防を展開。判定で豪が勝利。

第2試合 フライ級 3分3R

△セネガル駿一(心将塾)
△児玉夢澪(理心塾)
判定0-1(28-30、29-29、29-29)

互いに鋭いパンチで打ち合うが決定打を許さない。児玉がパンチにボディも織り交ぜ、右ハイなど再三繰り出すが、セネガルもスウェーやブロックなどでヒットを貰わない展開。2ラウンドも鋭いパンチで打ち合い、児玉が飛び膝蹴り、バックスピンキックを繰り出すが、セネガルは右ローを何度も浴びせて、ローでダメージを与える。3ラウンドではセネガルが執拗に右ローを浴びせるが、児玉も根性を見せてからローに耐え、跳び膝蹴りを繰り出し、ラストは互いにパンチで打ち合いを見せるなど接戦となる。判定はドローとなる。

第1試合 ミネルヴァ アトム級 2分3R

〇RIANA(TOKEN KICKBOXING GYM)
×友菜(Team ImmortaL)
判定3-0(30-27、30-27、30-27)

1ラウンドから互いにパンチ、ローで攻めるが、RIANAは前蹴りも浴びせ、パンチのヒット数、組んでからの崩しなどで、やや有利なラウンド。2ラウンドは友菜も前に出てからパンチ、ミドル、ローで攻めるが、RIANAはパンチで打ち合いながら前蹴りも浴びせ、組んでからの膝蹴りの有効打でRIANAの有利は揺るがない。3ラウンドは互いに前に出てパンチで打ち合うが、RIANAが上段前蹴りを浴びせ、パンチ、組んでからの膝蹴りでも有利に試合を運び、友菜が前に出ようとしてもRIANAに阻まれる。判定でRIANAが勝利。

オープニングファイトNEXT☆LEVEL提供試合

オープニングファイト第4試合 -55kg契約 2分3R

×宮之原天(誠至会)
〇荒川大夢(心将塾)
判定0-3(25-30、25-30、25-30)

互いにミドルレンジで打ち合いとなるが、荒川が前蹴り、インローを当てスリップダウンを取り、後ろ上段回し蹴りを浴びせ、宮之原をコーナーに詰めてパンチを浴びせてからスタンディンダウンを奪うなど、荒川が1ラウンドから主導権を握る。2ラウンドも荒川が前蹴りでスリップダウンを取り、パンチの打ち合いでも優勢でインローでも的確に足を削る。宮之原もパンチ、ミドルで返し、荒川がパンチで前に出て来るのに首相撲で流れを断とうとするが、2ラウンド終盤では荒川のパンチを浴び、首相撲からの膝蹴りも喰らってしまう。3ラウンドも荒川の勢いは止まらず、右ハイをヒットさせ、パンチも浴びせスタンディングダウンを奪うなど、圧倒する。判定で荒川が勝利。

オープニングファイト第3試合 -50kg契約 1分3R

〇辻畑元気(Determination)
×庄司翔依斗(拳之会)
判定3-0(30-28、30-28、30-27)

開始から辻畑がギアMAXで攻め、バックハンドブロー、バックキック放ち、首相撲でも崩すなど組みを有効に使う。庄司もパンチからミドルで攻めるが、手数で劣る。2ラウンドも辻畑が首相撲になると膝蹴りを浴びせ、崩し、思いっ切り良い前蹴りなどで攻めるなど勢いがあり、庄司がバックスピンキックを繰り出すと、お返しとばかりにバックスピンキックを繰り出すなど、強気の姿勢を変えない。3ラウンドは庄司も前に出てパンチ、ミドルで攻めるが、辻畑もパンチにサイドキックなど手数で応酬し、パンチでグラつかせ、庄司の態勢が崩れた所でハイキックを繰り出し、組んだ攻防でも崩すなど、全ラウンド通して有利に試合を進める。判定は辻畑が勝利する。

オープニングファイト第2試合 -45kg契約 1分3R

〇稲田晃大(拳之会)
×川本楓(Menace Fight Club)
判定2-0(30-29、29-29、29-28)

互いにパンチ、ミドルから組んでから首相撲の膝蹴りで攻め合い、両者パンチが多く交差する。2ラウンドも打ち合いとなり、稲田がパンチで攻め、ローを当てると、川本もパンチを繰り出し、組みの攻防となると膝蹴りを出し合う。3ラウンドもパンチ、ミドルから首相撲からの膝蹴りとなるが、稲田が膝蹴りの連打を浴びせる場面もある。川本もパンチで攻め、互いに積極的に手数を出して激しい打ち合いを全ラウンド通して行う。判定で稲田が勝利。

オープニングファイト第1試合 -35kg契約 1分3R

×杉生大雅(NJKF心将塾)
〇三宅湊士(Determination)
判定0-3(29-30、29-30、28-30)

開始から互いにパンチ、ミドルで前に出てから首相撲の攻防となる。2ラウンドでは三宅が前蹴りでスリップダウンを奪う場面もあるが、互いに手数を出して攻め合う、3ラウンドも同じく打ち合いから組みの展開となるが、このラウンドは三宅が首相撲からの膝蹴りを有効に使う。判定で三宅が勝利。

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