2025年7月27日MARRLIONAPPARELpresents WARDOG CAGE FIGHT 53 1stRoundレポート

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■主催:WARDOG CAGE FIGHT実行委員会
■名称:MARRLIONAPPARELpresents WARDOG CAGE FIGHT 53 1stRound
■日時:2025年7月27日(日)
■会場:世界館
■住所:大阪府大阪市港区波除6-5-15

記事・写真:池田博紀

浅野は前回、WARDOG CAGE FIGHT 52にてノーコンテストとなり再戦となった倉岡戦に向けて、厳しい練習を重ねてから、今回の試合に勝利し、厳しい練習をさせてくれた関係者に感謝の言葉を述べ、王座決定戦に向けて、しっかり練習してタイトルに向けて励むとコメントした。2024年10月WARDOG CAGE FIGHT 50以来の再戦となる輝也は、前回は計量オーバーをしてしまい、更に判定に浅野に敗戦したが、次の決定戦は計量をクリアし、尚且つリベンジしたいと必勝を輝也は誓った。
今回はKIDの試合も組まれたが、現在の格闘技界で幼少の頃から格闘技の経験を重ね、アマチュアのエリートがプロにデビューして瞬く間にタイトルを獲得するなどが、普通にあり得ている、今から10数年前からアマチュアを育てる傾向が始まったが、今回のWARDOG CAGE FIGHT 53の様にプロと同じケージで戦える環境は、残念ながらアマチュア界では、そこまで広まっていない。今村代表は、その様な環境を打破するために、プロと同じ環境をアマチュア選手へ与えており、ケージを使った試合の経験は確実に選手の糧になるだろう。仮に、その選手が格闘技以外の道へ進んだとしても、プロと同じ環境で試合が出来たことは、何かに挑戦する時にでも、きっと何かの役に立つはずである。
WARDOGが、次世代の選手育成、青少年育成に果たす役割に期待したい。

メインイベント ウェルター級王者決定戦トーナメント準決勝 5分3R

×倉岡寿美津(JHSGYM teamFrere)
〇浅野こうき(REBOOT)
判定0-3(27-30、27-30、27-30)
※浅野がウェルター級王者決定戦トーナメント決勝へ進出する。

開始から浅野がタックルでテイクダウンを取ると倉岡もクローズガードで固め、首も抱えて密着するなど、浅野へ攻める隙間を作らせない。浅野も細かいボディパンチ、パウンドを入れるが、倉岡の守りは固く浅野も効果的な攻めが出来ない。だが、浅野も空間が出来ると肘、パウンドを落とすなどポイントをコツコツと奪う。ラストではパウンドを入れるなど、1ラウンドは文句なしで浅野が取る。2ラウンド、スタンドで打撃戦となり、浅野は打ち合いからタックルでテイクダウンを成功させ、倉岡はクローズガードで固め、浅野は肘、パウンドを細かく落とすなど、1ラウンドと同じ展開で浅野が有利。倉岡も下からパウンドを打ち返すが、下になり続けて浅野はパウンドも落とすので、印象は浅野に残り、2ラウンドも同じく浅野が取る。最終ラウンド、互いにパンチで打ち合うが、倉岡が崩れ浅野も組み付くと、倉岡もシングルレッグを取り、そのままケージへ押し込むが、浅野もテイクダウンをさせず、スタンド中央に戻してからタックルでテイクダウンを成功させ、ハーフを奪う。倉岡も浅野の首を腕で巻いてから、それ以上の攻めを防ぐが、浅野は首を抜いてから肘を入れ、パウンドもコツコツと浴びせ、守り一辺倒の倉岡へ攻めの姿勢を崩さない、倉岡も時折に下から打ち返すが、下になっており印象が悪く、浅野はパウンドで攻めるなど、常に攻勢を浅野が取る。判定は浅野が勝利、ウェルター級王者決定戦トーナメント決勝へ駒を進める。

セミファイナル フェザー級 5分2R

〇佐藤迅(ALIVE)
×チェ・ヨハン(Winning Jiujitsu MMA)
判定3-0(20-18、20-18、20-18)

開始、佐藤が打撃から組み合いに持ち込み、ヨハンをケージに押し込み、佐藤は投げでテイクダウンを奪い、ニーオンザベリー、マウントからコツコツとパウンドを入れると、ヨハンも強引にスタンドに戻るが、佐藤がダブルレッグで再度テイクダウンを成功させ、ハーフからパウンドを入れ、バックを奪うとヨハンもトップを奪い返すが、佐藤も下から三角などを狙い、そこで1ラウンド終了。最終ラウンド、佐藤が組んでから、グラウンドでヨハンがハーフを奪うが、佐藤はクローズガードで固め、下からの三角を狙うが、逆にヨハンにパスガードされ、サイドを取られるが、佐藤もすぐにクローズガードへ戻し、隙を与えず、ヒップスローでハーフを奪い、トップ、ハーフ、マウントからパウンドを浴びせ、ヨハンも立ち上がっても、すぐに組み付いてから、反撃の糸目を作らせず、テイクダウンでサイドを取り、ラスト30秒でトップからパウンドを浴びせ、ヨハンも足を使って防ごうとするが、試合全般を佐藤が支配しており、判定はフルマークで佐藤を支持。佐藤が圧勝を収める。

第8試合バンタム級 5分2R

×Dark葵(志道場)
〇けいタッチ(TEAMSFIDARE)
1R一本勝ち(スリーパーホールド)

開始から組み合いとなり、けいタッチがテイクダウンを狙うが、Darkもケージを使ってからテイクダウンを許さず、ケージ際での攻防となり、Darkがスタンドでは打撃で攻め、けいタッチはダブルレッグからスタンドバッグ、そのままバックを奪いスリーパーホールドを極めるとDarkがタップ。一本勝ちでけいタッチが勝利する。

第7試合ストロー級 NGF 5分1R

×昇龍(POLARGYMOSAKA)
〇大森仁(COMRADE)
1R TKO(レフェリーストップ)

スタンドの打撃で大森が左ミドルを見せ、昇龍も腰にクラッチを組んでから組み合いに持ち込もうとするが、大森はスタンドの打撃の展開を好み、組みに付き合わず、昇龍をケージに詰めてからパンチを浴びせ、昇龍がダウンし、大森が追撃のパウンドを浴びせるとレフェリーが試合をストップ。TKOで大森が勝利する。

第6試合 KIDS28kg級トーナメント1回戦 5分1R

〇宮浦琉(POLARGYMOSAKA)
×細田柊翔(POLARGYMOSAKA)
1R一本勝ち(腕十字)

スタンドの打撃でパンチ、ロー、ミドルで打ち合うが、グラウンドに移行し宮浦がマウント奪うと腕十字へ移り、宮浦が一本勝ちを収める。

第5試合 KIDS28kg級トーナメント1回戦 5分1R

〇中元虎汰郎(TeamKIZUNA)
×伊藤神夜(FREEDAM@OZ)
判定3-0(10-9、10-9、10-9)

開始から中元がシングルレッグでテイクダウンを奪い、伊藤もトップを奪い返すと中元は三角を狙い、腕十字も続けて狙うなど、中元が攻勢な展開にて判定で勝利する。

第4試合 KIDS28kg級トーナメント1回戦 5分1R

〇岡本健新(TEAMAGENT)
×川口蒼音(COMRADE)
判定3-0(10-9、10-9、10-9)

スタンドの打撃からグラウンドになると、岡本がマウント奪い、下になっても三角を狙い、川口もポジションを返すが、川口のタックルを岡本は切るなど、全般的に岡本が有利。判定で岡本が勝利。

第3試合 KIDS36kg級トーナメント1回戦 5分1R

×和田まさる(TeamKIZUNA)
〇高畑怜大(TEAMAGENT)
判定0-3(9-10、9-10、9-10)

基本的にスタンドの打撃戦となり、和田が組んでくる場面もあるが、高畑は組みの攻防でなく、スタンドの打撃で攻め、ローを繰り出し、ラストではハイも見せる。判定で高畑が勝利する。

第2試合 KIDS36kg級トーナメント1回戦 5分1R

〇ケンゾーサカモト(TreeBJJ)
×新谷幸輝(TEAMAGENT)
1R一本勝ち(腕十字)

スタンドの打撃からグラウンドになるとサカモトはバックを奪い、スリーパーホールドを狙いに入り、続いて腕十字を極めてからサカモトが一本勝ちを収める。

第1試合バンタム級 NGF 5分1R

〇志桜(POLARGYMOSAKA)
×小數賀翔(TEAMAGENT)
1R一本勝ち(フロントチョーク)

開始は志桜が蹴りを繰り出そうとするが、小數は組みに持ち込みケージに押し込む。しかし志桜は、フロントチョークの態勢を組んでおり、そのまま極めまで持ち込み、一本勝ちで志桜が勝利。

オープニングファイト フライ級 NGF 5分R

〇秋田虹芽(志道場)
×小森翼(COMRADE)
判定3-0(10-9、10-9、10-9)

開始は組み合いとなり、秋田が脇を差してから小森をケージに押し込む。グラウンドでは秋田がトップを取るが、小森も下から腕十字を狙うと、秋田は外してからパウンドを落とす。それでも小森は腕十字を狙ってくるが、秋田もフィニッシュは許さない。判定では秋田が勝利する。

オープニングファイト フライ級 NGF 5分1R

〇青野祐大(POLARGYMOSAKA)
×小山智也(TEAMAGENT)
判定3-0(10-9、10-9、10-9)

開始は小山がパンチで前に出るが、青野は素早くダブルレッグで対応し、ケージ際の攻防からグラウンドへ持ち込み、ハーフからサイドを奪うと小山もケージを使ってスタンドへ戻し、パンチで青野を攻める。青野もスタンドの打撃で応戦し、ロー、ハイを繰り出す。そして青野は再度組んでからグラウンド展開に持ち込み、小山がクローズガードのトップを奪い攻めようとするが、青野はグラウンドの攻防でマウントポジションを奪い返し、パウンドを落とし、その後も腕十字、三角で攻めようするなど、グラウンドで青野が優勢は揺るがない。判定は青野が勝利。

オープニングファイト ストロー級 NGF 5分1R

〇辻本涼太(POLARGYMOSAKA)
×野口歩夢(N★TRUST)
判定3-0(10-9、10-9、10-9)

開始から辻本がダブルレッグを仕掛けグラウンドへなると、野口もケージを使ってスタンドへ戻ろうとするが、辻本は組んでから再度グラウンドへ移り、サイドを取ってからパウンドを落とす。野口がスタンドへ戻し、ダブルレッグなど狙うが、グラウンドになると辻本がサイドなど有利なポジションを奪い、パウンドを落とし、ラストはスタンドで辻本が右ハイを繰り出だして、そこで試合が終了。判定は有利に進めた辻本が勝利。

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