2023年10月22日MARRLIONAPPARELpresents WARDOG CAGE FIGHT 44レポート

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■主催:WARDOG CAGE FIGHT実行委員会
■名称:MARRLIONAPPARELpresents WARDOG CAGE FIGHT 44
■日時:2023年10月22日(日)
■会場:世界館
■住所:大阪府大阪市港区波除6-5-15

WARDOG CAGE FIGHTフライ級王座の防衛に成功したMAGISAは「おじさんは強いでしょ?」と年長者の強さを見せ、自身が想定した試合展開を作れ、選手生命が2、3年であり、他の団体のリングに上がりたいので、ベルト返上を申し出た。返上理由はWARDOGの若いフライ級の選手にチャンスを与えたいからであり、WARDOGの未来を考えた自身の思いを伝えた。
WARDOG柿原代表もフライ級に関してはトーナメント開催の可能性をコメント。今回、敗れたしゅんすけにも再度ベルト奪取の機会を得ることが出来、他の若い選手にもチャンスを得ることが出来るだろう。来年に予想されるフライ級戦線に期待したい。
今大会では、韓国から参戦し、国際戦となったが、日本人ファイターが全勝を収めた、他にも若手メインであるNGFでは女子を含め多くの試合が組まれ、ここからWARDOGのケージの熱を高める有望な選手の育成を行い、関西のMMA界の発展に繋がると言えるだろう。

メインイベント WARDOG CAGE FIGHTフライ級タイトルマッチ 5分5R

〇MAGISA(blooM/王者)
×しゅんすけ(OSC/挑戦者)
判定3-0(49-45、49-45、49-45)
※MAGISAがフライ級王座を初防衛成功する。
※しゅんすけに目へ打撃でイエローカード減点1

1ラウンドはスタンド勝負となり、互いジャブで牽制し合うが、しゅんすけがローを浴びせ、MAGISAの足を削り、MAGISAがローを返しても、しゅんすけは空を切らせる。ラウンド終盤にMAGISAがタックルを仕掛けるが、しゅんすけは頭を抑えてから、組みつかせないなど、しゅんすけが有利で1ラウンドが終了。
2ラウンドも打撃ではしゅんすけが有利だが、MAGISAがタックルでテイクダウンを奪い、サイドを奪い、ガードポジションのトップを取るが、しゅんすけが下から蹴った際に、MAGISAの目に入ってしまい、回復のインターバルが取られ、しゅんすけにイエローカードで減点1となる。
3ラウンド以降から風向きが変わり、MAGISAが徹底したグラウンド勝負になると、しゅんすけが苦戦を強いられ、MAGISAが有利なポジションを奪い、しゅんすけも下から三角を狙うが、外されてからMAGISAに抑え込められ、3ラウンド終了。
4ラウンドはしゅんすけが得意の打撃で、右ロー、右ミドル、右ハイなど切れ味のある蹴り技を繰り出すが、MAGISAはタックルで徹底的にしゅんすけの武器を封じてから、有利なポジションを取る。最終ラウンド前に、しゅんすけが鼻血、MAGISAはこめかみから出血でドクターチェックが入るが試合は続行。ポイント的にしゅんすけは前に出るしかなく、MAGISAの片足タックルに対して、アナコンダチョークを狙うが、極めきれず、残りはMAGISAにサイドを奪われて、展開を作れず、ラストはMAGISAがパウンドを見せてポイントを奪いに行く。判定はグラウンドで有利に進めたMAGISAが勝利し、ベルトを守る。

セミファイナル MMAライト級 5分2R

〇後藤丈季(KYOTOSEIKENKAI)
×そのまんまたなか(TEAM SFIDARE)
判定2-0(19-19、20-18、20-18)

1ラウンドはスタンド勝負となり、パンチを激しく交差するが、後藤はローも入れており、若干だが後藤が有利だが、たなかもヒットを取る。最終ラウンドもグラウンド無しのスタンド勝負で打ち合いを展開。ほぼ互角でヒットを奪うが、後藤はローを出し、たなかはパンチで返す。ここでも後藤は手数で僅かだが上回る。判定で後藤が勝利。

第14試合 MMAライト級 5分2R

〇キンコンカンコンケンチャンマン(UBF)
×ユン・チュル(韓国AWE TEAM POMA)
1R 一本勝ち(V1アームロック)

開始から脇の差し合いとなり、打撃戦となるとケンチャンマンが体勢を崩すが、再度組み合いとなり、そこからケンチャンマンがユンへ投げでグラウンドへ持ち込み、袈裟固めから、サイドを奪い、そこからV1アームロックを極めて、ケンチャンマンが1ラウンド勝利を収める。

第13試合 MMAフェザー級 5分2R

△DAIGO(KYOTOSEIKENKAI)
△秋田良隆(KING GYM KOBE)
判定1-0(19-19、20-18、19-19)

1ラウンドはスタンド展開の打撃戦となり、ケージでの攻防もあるが、基本的にスタンドの打撃となる。DAIGOが飛び蹴りを放つなど、DAIGOの手数が目立つ。最終ラウンドはDAIGOが左ハイを放ち、秋田もタックルを仕掛けるが、DAIGOも腰が重く耐えて、秋田がスリップしてマットに着いても、そのままグラウンドへ行かず、スタンド勝負を挑む。スタンドの打撃戦となるが、秋田がフックをヒットさせるなど、このラウンドは秋田がポイントを奪う。判定は一人がDAIGOを支持し、残りはドロー。引き分けとなる。

第12試合 MMAウェルター級 5分2R

×前田慶次(BONSAI JIU-JITSU)
〇SAIDER(修斗GYMS直心会)
判定3-0(20-18、20-18、20-18)

展開は前田が距離を詰めてから組み合いになるが、そこから展開を作れず、SAIDERが膝蹴りをボディへ浴びせる。SAIDERも打撃を出したいが、前田が距離を詰めるので、対処に苦慮するが、膝蹴りでポイントを奪う。2ラウンド開始にSAIDERが金網の掴みで口頭注意が与えられる。最終ラウンドも展開は同じく、前田が組んでから、SAIDERが単発だが、膝蹴りをボディへ浴びせる。判定では膝蹴りでポイントを奪ったSAIDERが勝利。

第11試合 MMAバンタム級 5分2R

×セイヤ(KYOTOSEIKENKAI)
〇カーレッジユウキ(VICTORYGYM)
1R 一本勝ち(アームロック)

開始はミドルレンジの打撃となるが、ユウキが一気に詰めてから攻めて、グラウンドになるが、ユウキが下からセイヤにアームロックを極めて一本勝ちで、秒殺で電光石火の勝利を収める。

第10試合 MMAフライ級 5分2R

△岩本尚(blooM)
△よしひと(TEAMSTAKE)
判定1-0(19-19、20-18、19-19)

開始はスタンドの打撃を見せるが、岩本がタックルからテイクダウンを奪うとハーフを抑え、続いてバックを奪いに行くが、よしひともケージを使ってからスタンドへ戻し、正対する。岩本が次は片足タックルで刈りに行くが、次はよしひとがバックを奪い、スリーパーホールドを狙う。しかし、岩本も外して、足を取りに行きヒールを狙うが、よしひとも極めさず、岩本も切り替えクローズガードのトップを奪い、よしひとも下から三角を狙うが、岩本もパウンドを入れ、そこで1ラウンド終了。
最終ラウンドは岩本はケージに押し込んでから、テイクダウンを奪ってからトップを奪い、ハーフ、マウント、バックと有利なポジションを奪い、ラストは岩本が上からパウンドを入れるが、判定はジャッジの一人は岩本を支持するが、ドローとなる。

第9試合 GRAPPLING ウェルター級 5分1R

〇坂本オーズ昌良(総合格闘技チームソフトコンタクト)
×ジャン・ジュオン(韓国AWE TEAMPOMA)
判定3-0(10-9、10-9、10-9)

坂本が開始からタックルでテイクダウンを奪い、バックからスリーパーホールドを狙う。ジャンも耐えてから正対に戻すと、坂本はクローズガードでガッチリと守りを固め、ジャンもそこから展開を作れない。判定で坂本が勝利。

第8試合 GRAPPLINGライト級 5分1R

〇白樫忍者(UBF)
×ユ・エンホ(韓国AWE TEAM POMA)
判定3-0(10-9、10-9、10-9)

脇の差し合いからグラウンドへなるとユが上になるが、白樫もポジションでサイド、上四方と奪い返すが、ユもサイドを奪い、白樫に対してがぶり寄る。しかし、そこで白樫が返してから一気に腕十字を取りに行き、ユの腕が伸びるが、ユも外してからガードポジションのトップ、ハーフを奪う。判定に入ると、白樫が勝利。

第7試合 MMAライト級NGF 5分1R

〇だいち(M3AFIT)
×REN(blooM)
判定3-0(10-9、10-9、10-9)

開始からだいちがタックルでテイクダウンを奪い、グラウンドで上になるが、RENもケージを使いながらスタンドへ戻す。しかし、だいちはタックルを仕掛けるが、次はRENも切ってから、がぶり寄るがだいちはタックルで執拗に喰らい付き、グラウンドでトップを奪う。RENもスタンドへ戻し、ケージでの攻防となると、だいちは膝蹴りを返す。スタンドではパンチで打ち合いとなってから、だいちがタックルでテイクダウンを奪い、ラストは上からパウンドを浴びせ、グラウンドで完全に主導権を握る。判定は優勢に進めただいちが勝利。

第6試合 MMAフェザー級NGF 5分1R

〇RYUSHI(TEAM STAKE)
×淳平(SMOKER GYM)
判定3-0(10-9、10-9、10-9)

開始に打撃となり、淳平が体勢を崩すとRYUSHIは組んでからグラウンドへ持ち込み、マウント、バックを取りそうになるが、淳平もスタンドへ戻しても、RYUSHIがバックスタンドで喰らい付く。淳平も簡単にグラウンドへ持ち込ませず、スタンドで打撃となるが、再度体勢を崩すと、RYUSHIがバックを奪い、スリーパーホールドを狙うが、淳平もケージを使ってスタンドへ戻し、打撃で打ち合い、淳平が右をヒットさせるが、RYUSHIもタックルでテイクダウンを奪い、バックからパウンドを入れ、淳平がスタンドへ戻し、パンチの打ち合いでRYUSHIがヒットを奪ってから、淳平がマットに膝を着くとRYUSHIはパウンドで捲し立てようとするが、淳平もスタンドへ素早く戻してから、スタンドの打撃戦となる。RYUSHIが右ハイを繰り出し、体勢が崩れてからグラウンドで淳平がガードポジションのトップからパウンドを見せると、RYUSHIは下から三角を狙うなど、アクションの多い攻防を繰り広げる。判定になるとグラウンドで有利に進めたRYUSHIが勝利。

第5試合 MMAバンタム級NGF 5分1R

〇アダチコウキ(M3AFIT)
×それゆけケイタっち(TEAM SFIDARE)
判定3-0(10-8、10-8、10-8)
※それゆけケイタっちにローブローにてイエローカードで減点1

アダチがタックルからテイクダウンを取るが、ケイタっちもケージを使ってからスタンドに戻し、ケージでの攻防となるが、ケイタっちがアダチのローブローを浴びせてしまう。スタンドの打撃から、組み合いになりが、そこでケイタっちの膝蹴りが再度アダチのローブローに入る。そこでイエローカードが与えられ、ケイタっちに減点1となる。再開されるとスタンドの打撃から、アダチがタックルでテイクダウンを奪い、上からパウンドを見せるが、ケイタっちも足を取りに行くと、アダチもヒールを取りに行く展開となる。しかし、ケイタっちも外してからバックを奪いスリーパーホールドを狙う。アダチは外してからポジションを奪い返しガードポジションのトップを奪ってから、そのポジションをキープして、試合終了のゴング。判定は減点もあり、大差でアダチが勝利。

第4試合 MMAバンタム級NGF 5分1R

〇涼河(M3AFIT)
×将太(JHS GYM)
判定2-1(10-9、9-10、10-9)

涼河がタックルでテイクダウンを奪ってから、グラウンドで上のポジションを奪うが、将太もバックからスリーパーホールドを狙う、涼河も正対に戻してから、ポジションで有利。しかし、ラストは互いにパウンドで打ち合ってから、ポイントを奪いに来る。判定はスプリット判定で涼河が勝利。

第3試合 MMAフライ級NGF 5分1R

〇塩谷尚也(N★TUST)
×PANTHERBOYショウ(UBF)
1R 一本勝ち(三角締め)

ショウがタックルでグラウンドに持ち込むと、上のポジションを奪い優勢に進め肩パン、パウンドを浴びせるなどで攻めるが、塩谷が下から三角締めで極め、一気に試合をひっくり返す一本勝ちを収める。

第2試合 MMAフライ級NGF 5分1R

×太一(blooM)
〇真鍋陸(TOURI)
判定1-2(9-10、10-9、9-10)

スタンド展開のみでグラウンドが無く、打撃戦となる。互いにジャブで牽制をし合いながら距離を測るが、太一はローを浴びせると、真鍋はミドルを返し、左ストレートでもヒットを奪う。互いに打ち合いを見せるなど際どい判定だが、スプリット判定で真鍋に軍配が上がる。

第1試合 MMA女子ストロー級NGF 5分1R

〇プリンセス☆サアヤ(VICTORYGYM)
×チャッキー☆ルビ(大阪SEIKENKAI)
1R 一本勝ち(スリーパーホールド)

序盤のスタンドではサアヤがインローを蹴り、ルビの足を削るが、ルビもタックルを仕掛け、ケージでの攻防からグラウンドになると、ルビが上を取るが、サアヤもポジションを奪い返し、バックを奪ってからスリーパーホールドを極める。サアヤの一本勝ち。

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