■主催:WARDOG CAGE FIGHT実行委員会
■名称:MARRLIONAPPARELpresents WARDOG CAGE FIGHT 45
■日時:2024年1月21日(日)
■会場:世界館
■住所:大阪府大阪市港区波除6-5-15
WARDOG CAGE FIGHTフライ級王座決定トーナメント決勝戦へ駒を進めた荒木は、過去にしゅんすけに敗れており、そのリベンジを誓い、しゅんすけは応援にしてくれた関係者に感謝の言葉を述べ、ベルトへ奪取への思いを見せるなど、MAGISAが若手の為にと返上されたWARDOG CAGE FIGHTフライ級王座決定トーナメントは、トーナメントに相応しい熱い戦いが見られた。また、WARDOG CAGE FIGHTフェザー級暫定王者認定式が行われ福田が暫定王者となり、次戦にて正規王者徳野との王座統一戦が行われ、福田はWARDOG CAGE FIGHTベルトの価値を上げると、王者としての意気込みを見せた。WARDOG CAGE FIGHTではキャリアの浅い選手、ジュニア選手にもケージの場を与えており、そこで育った選手が経験を重ね。ベルトへの道筋を作ることで、WARDOG CAGE FIGHTのケージは更なる熱を持つと言えるだろう。
ダブルメインイベント WARDOG CAGE FIGHTフライ級王座決定トーナメント準決勝 5分3R
〇しゅんすけ(OSC)
×太一(blooM)
判定2-1(30-27、28-29、30-27)
序盤はスタンドの打撃で展開するが、太一のローの手数が目立つ。しゅんすけも打撃が得意であり、スタンドではパンチを返し、太一の体勢が崩れた際には、一気に組んでからケージへ押し込む。太一もグラウンドを許さず、ケージを使いながら立ち上がり、正対に戻してから、逆にしゅんすけをケージへ押し込み、そこで1ラウンド終了。若干、太一が優勢のラウンド。2ラウンドは、しゅんすけはミドルで攻め、太一がミドルを放ち、体勢が崩れグラウンドになると、しゅんすけも上からパウンドを落とし、抑え込みに入るが、太一はケージを使いながらスタンドへ戻る。スタンドでは、しゅんすけはパンチで攻めつつ、太一の蹴り足を掴んで、グラウンドへ持ち込み、バックなどを奪いパウンド、スリーパーホールドを狙うなど、ポイントを確実に奪ってから2ラウンドが終了。最終ラウンドは、太一はローを放つと、しゅんすけは組んでからテイクダウンを奪うが、太一にトップを奪われる。下になるしゅんすけだが、それ以上の攻めを許さず、下から三角、ラストは腕十字を狙うなど、グラウンドでアグレッシブさを見せる。判定はスプリット判定だが、しゅんすけが勝利。
ダブルメインイベント WARDOG CAGE FIGHTフライ級王座決定トーナメント準決勝 5分3R
〇荒木凌(ロータス福岡)
×有木拓未(修斗ジムASH)
1R TKO(パンチ)
スタンドの打撃では、荒木が強烈なボディブローを見せ、その音で破壊力を感じさせる。グラウンドでは荒木が有利だが、有木もスタンドへ戻り、アリイノキ状態である荒木の足へローを何度も浴びせる。しかし、結末はスタンドへ戻った荒木がパンチで攻め、ボディブローを浴びせると有木の体がくの字に曲がり、追撃に入った荒木にレフェリーが危険を判断し、試合をストップ。荒木が会心のTKOで勝利する。
セミファイナル 女子MMAフェザー級 5分2R
×パインメーカー☆ウエダマオ(UBF/修斗GYMS直心会)
〇キム ヨンジ(韓国/TEAM J)
2R TKO(パンチ)
打撃で展開したいキムの方が手数は多く、パインメーカーは詰めてから投げでテイクダウンを狙うが、キムも容易にテイクダウンを許さない。だが1ラウンド終盤にグラウンドへ持ち込み、パウンドで削りに行くなど、パインメーカーも返す展開。2ラウンドはパインメーカーが詰めて組みたいが、キムの打撃は強く、パンチを浴びせパインメーカーが膝をマットに着き、すぐに立ち上がるパインメーカーにキムは詰めに入り、パンチで攻め立て、レフェリーが試合をストップ。TKOでキムが勝利。
第13試合 MMAライト級 5分2R
〇アンディ・サカイ(ISHITSUNAMMA)
×そのまんまたなか(TEAMSFIDARE)
1R一本勝ち(スリーパーホールド)
アンディはグラウンド展開狙いで、開始からタックルを仕掛ける。そのまんまたなかも首を抱えて組むが、アンディはサイド、ハーフ、バックなどポジションを奪い、バックからスリーパーホールドを極めてから、アンディが一本勝ちを収める。
第12試合 MMAバンタム級 5分2R
〇カーレッジユウキ(VICTORYGYM)
×カズキ(Brotherhood)
1R TKO(パンチ)
スタンドで展開してから、カズキがタックルを再三仕掛けるが、カーレッジユウキもケージを使いつつテイクダウンを許さない。そしてスタンドの打撃になると、カーレッジユウキのパンチがクリーンヒットし、崩れるユウキに追撃のパウンドを浴びせTKOでカーレッジユウキの勝利。
第11試合 MMAウェルター級 5分2R
×SAIDER(修斗GYMS直心会)
〇成田佑希(TEAM ZEKE)
判定0-2(19-19、18-20、18-20)
スタンド展開となり、互いに打ち合ってから組んでからのケージ際での攻防なる。互いにボディを叩き、膝蹴りを出すが、手数では成田に印象が残る。2ラウンドも展開は同じで、スタンドで打ち合いから組みに攻防となり、グラウンド展開はない。途中に成田の膝でSAIDERが崩れそうになるが、すぐに持ち直して返す。互いにケージ際の攻防で膝にて攻め合うが、判定に入ると成田が勝利する。
第10試合 MMAライト級 NGF 5分1R
〇辻純也(ISHITSUNAMMA)
×翔(猛者連本部)
判定3-0(10-9、10-9、10–9)
スタンドの展開から、辻がタックルを仕掛けるなど、積極的にグラウンドを狙っていく、翔も打撃を返すが、グラウンドに入ると辻がサイドを奪うなど優勢に進める。翔がケージを使ってからスタンドへ戻しても、再度辻が抱えてからグラウンドへ持ち込みながら、トップからパウンド、ラストはバックからのパウンドなどグラウンドで辻の優勢は揺るがない。判定ではグラウンドで主導権を握った辻が勝利。
第9試合 MMAライト級 NGF 5分1R
〇中村斗軌(KING GYM KOBE)
×岡野佑樹(和術慧舟會兵庫支部)
判定3-0(10-8、10-8、10-8)
※ローブローで岡野にイエローカードで減点1
スタンドの打撃から組み合いとなるが、岡野がローブローを2回放ってしまい、イエローカードが与えられる。その後も打撃から組み合いの展開となるが、グラウンドになると中村がハーフを奪ってから、パウンドを浴びせてからポイントを奪う。判定ではイエローカードとラストでポイントを奪った中村が勝利。
第8試合 MMAフェザー級 NGF 5分1R
〇高村凌雅(HARVEST)
×小坂葵(志道場)
1R一本勝ち(ヒールホールド)
開始に蹴りを繰り出す小坂の蹴り足を取りに行きながら、高村がケージに押し込むが、そこからグラウンドへ移ると、小坂が上になりパウンドを入れると、高村も足を取りヒールを狙うが、小坂も極めさせず、アリイノキ状態になると、グラウンドへ固執せず、高村へ手で立ってこいとアピール。スタンドでは小坂がパンチで前に出るが、高村は組んでからテイクダウンを取りながら、続いて立とうとする小坂にヒールを狙い、小坂も抵抗してから耐えるが、高村がヒールをそのまま極めてから一本勝ちを収める。
第7試合 MMAバンタム級 NGF 5分1R
〇それゆけケイタっち(TEAM SFIDARE)
×よっちゃん。(VICTORY GYM)
1R一本勝ち(スリーパーホールド)
開始からよっちゃんが組んで来るが、それゆけケイタっちもケージへ押し込み、そこからテイクダウンを奪いトップを取りながら、パウンドで攻めてからパスガードを試みてスタンド状態になり、そこをよっちゃんは膝十字を狙いながら足を極めに来るが、それゆけケイタっちも外してからパウンドを入れ、バックを取りながらも体勢を変えようとするよっちゃんからハーフ、サイド、マウントを奪いマウントからパウンドを落とし、バックを奪いスリーパーホールドで極めてから、それゆけケイタっちが一本勝ちで勝利する。
第6試合 MMAバンタム級 NGF 5分1R
×涼河(M3AFIT)
〇小西澄斗(VICTORY GYM)
1R TKO(パンチ)
スタンドでは小西はロー、カーフと下に散らしながら攻め、涼河が組んでからケージ際の攻防となり、小西も体勢を入れ替えるが、そこでブレイクが入り、涼河がパンチで攻め、小西はローを入れ、涼河がパンチで前に出てから、ケージ際の打ち合いになると小西のパンチがクリーンヒットし、涼河がマットに沈みレフェリーが即座に試合をストップ。小西がTKOで勝利。
第5試合 MMAフライ級 NGF 5分1R
×PANTHERBOYショウ(UBF)
〇塩川玲斗(修武館)
1R TKO(バーバルタップアウト)
PANTHERBOYショウがタックルを仕掛けテイクダウンを奪うと塩川はガードポジションからスタンドへ戻ろうと試みるが、PANTHERBOYショウは執拗に喰らい付いてからグラウンドへ持ち込む、塩川は下から腕絡み、スタンドに戻そうとするが、PANTHERBOYショウは執拗。塩川が首にクラッチを組んでからギロチンチョークなどを狙おうとするが、PANTHERBOYショウが自らケージで額を打ち付けてから出血。続行不能のPANTHERBOYショウのバーバルタップアウトとなり、塩川がTKO勝利となる。
第4試合 MMAフライ級 NGF 5分1R
×金本魁羅(M3AFIT)
〇真鍋陸(TOURI)
判定0-3(9-10、9-10、9-10)
スタンドから真鍋がクラッチを組むが、グラウンドでは金本がハーフを奪うと真鍋は素早くスタンドへ体勢を戻し、組み合いになってからテイクダウンを奪いサイドを取り、スタンドに戻ろうとする金本のバックを取ろうとしつつ、投げを繰り出してから再度グラウンド持ち込むが金本もスタンドへ戻し、バックを取られそうになるが正対に戻しても、真鍋にテイクダウンを取られるなど、組みの印象で真鍋が優勢で、サイドを奪いながらスタンドへ戻す金本に喰らい付いてからグラウンドへ持ち込みトップ、ハーフ、バックとパウンドを細かく入れるなど、グラウンドで優勢が揺るがない。判定に入るとグラウンドでコントロールした真鍋が勝利。
第3試合 MMAライト級 NGF 5分1R
〇永井康勢(M3AFIT plus)
×草壁陸斗(POLARGYMOSAKA)
1R一本勝ち(腕絡み)
開始から永井は前に出てから腰に組んでからテイクダウンを奪い、グラウンドで有利なポジションを取りながら、速攻で腕絡みを極め、草壁に何もさせずに快勝の一本勝ちを収める。
第2試合 キッズMMA 58kg以下 5分1R
〇池田大樹(TEAM AGENT)
×谷口和寿也(禅道会 播磨道場)
判定2-1(9-10、10-9、10-9)
スタンドの打撃から組み合うとグラウンドへ移行すると池田がトップを奪い、谷口はクローズガードで固め、下から三角を狙うが、池田はそれを逆手にパスガードを試み、スタンド状態になると、谷口は下からのヒールで足を取りに行く。池田も極めさせず、ボディを叩いて散らしてから、足を外してからパスガードし、マウントを奪いマウント三角で絞めに行くが、谷口も外してからトップを奪うと、池田はケージを使って立ち上がろうとし、谷口も抑え込む。何とかスタンドへ池田が戻し、スタンドの打撃になったところで試合終了。難しい判定だが、スプリット判定で池田に軍配が上がる。
第1試合 キッズMMA 50kg以下 5分1R
×山崎正道(禅道会播磨道場)
〇キンコンカンコンショウチャンマン(UBF)
判定0-3(9-10、9-10、9-10)
スタンドの打撃から組み合いの攻防となると、キンコンカンコンショウチャンマンがテイクダウンを奪いトップを奪うが、山崎もクローズガードで守りを固め、キンコンカンコンショウチャンマンもパスガードを狙い、山崎はバックを取りに行くと、キンコンカンコンショウチャンマンはスタンドへ戻してから、腰にクラッチを組んでから再度テイクダウンを奪いグラウンド展開へ持ち込み、サイドを奪うなどグラウンドで優勢。山崎が足を使ってから空間を作ると、キンコンカンコンショウチャンマンはグラウンドへ固執せずスタンド戻り、スタンドの打撃からグラウンドへ移ると、サイド、上四方で抑え込むなど、グラウンドでの主導権を譲らない。判定に入るとキンコンカンコンショウチャンマンが勝利する。