2024年6月2日株式会社アドバンス presents DEEP☆KICK 70レポート

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■主催:DEEP☆KICK実行委員会
■名称:DEEP☆KICK 70
■日時:2024年6月2日(日)
■会場:テクスピア大阪
■住所:大阪府泉大津市旭町22-45

今大会ではKO決着が多く、会場の熱は最高潮に高まった。メインイベントで勝利し-63kg王者となった古宮はベルト奪取を喜び、そして関係者に感謝の言葉を述べ、自身はハンディがありながら競技をしており、同じ境遇の人たちに夢や希望をハンディがあるからと諦めず、少しの可能性でも信じて頑張れば夢は叶うと見せる事ができる事を王者になった事で証明でき、自身の活躍が、そういった人たちに勇気を与えられる存在になりたいと述べた。ダブルセミファイナにて勝利し、DEEP☆KICK-57.5kg王座決定で戦う啓斗と佑典はリングに上がってから会場のファンの前で意気込みを語り、佑典は同じK-1グループ出身、同じ階級なので啓斗との対戦は意識していたが、DEEP☆KICK王座決定トーナメント決勝で当たるとは、と意外だと述べながら「俺がベルトを獲るから」とファンに応援を呼びかけ、啓斗は(佑典)いろいろお世話になっている先輩でありリスペクトしているが、試合では関係ないと述べ「いっちゃいます」、「9月は僕がチャンピオンになります」と両者がベルトへの熱意を見せた。第7試合で勝利しDEEP☆KICK-60kg挑戦権を獲得したGUMPは過去に上野と対戦し黒星の経験があるが、TEAM TEPPENに移籍し会長やトレーナに練習を見てもらい、今日は変わったところを見せられたと歓喜の涙ながらで述べ、「僕はめっちゃ強くなると思います」とDEEP☆KICK-60kg王者大樹との対戦に向けて応援をお願いします。とファンに呼びかけた。今回は「布施鋼治とRISE WORLD SERIES 2024 OSAKAを盛り上げる会」が2部制で行われ、DEEP☆KICK、大阪にゆかりがあるファイターが布施氏のインタビューに答えながら、試合への意気込みを述べ、ファンもその様子を楽しみながら見る事が出来た。

メインイベント DEEP☆KICK-63kgタイトルマッチ 3分3R

×足利也真登(FightClubRush.)
〇古宮晴(昇龍會)
1R TKO(レフェリーストップ)
※古宮が-63kg第6代王者となる。

開始は静かな立ち上がりだが、古宮はパンチのボディブローも織り交ぜて攻め、右ストレートを足利にクリーンヒットさせダウンを奪う。足利も立ち上がり、試合は続行となるがダメージがあるが足利もパンチを返すが、古宮はロープに詰めてからパンチのラッシュを浴びせ、足利も耐えクリンチで凌ごうとするが、連打を浴びてからダウン。レフェリーが試合をストップ。TKOで古宮が勝利し、DEEP☆KICK-63kg王座を奪取する。

ダブルセミファイナル2 DEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

×松山瞬(TEAM TEPPEN)
〇啓斗(ALL-WIN GYM)
2R TKO(レフェリーストップ)
※佑典がDEEP☆KICK-57.5kg王座決定啓斗決勝に進出する。

1ラウンドは途中から互いにギアが入ったのか、打ち合いが激しくなるが、松山が左をクリーンヒットさせ啓斗からダウンを奪ってから、そこでラウンド終了のゴングが鳴る。2ラウンドは啓斗が前に出てから攻め、松山も打ち合うが啓斗のパンチでヒットし、一瞬松山の腰が崩れる。そして啓斗は左をクリーンヒットさせ松山からダウンを奪い、ダメージが大きくレフェリーはカウントを途中と止め、TKOで啓斗が勝利。DEEP☆KICK-57.5kg王座決定啓斗決勝で佑典と対戦する事が決定した。

ダブルセミファイナル1 DEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R

×山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo)
〇佑典(月心会チーム侍)
3R TKO(レフェリーストップ)
※佑典がDEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメント決勝に進出する。

1ラウンド、佑典は左カーフを浴びせステップを使いながら攻め、パンチで前に出て来る山川に対して1ラウンドでは有利に進める。2ラウンドも佑典は左カーフを繰り出すが、山川も佑典をロープに詰めてからパンチを纏めてから右フックでダウンを奪う。立ち上がる佑典も退かないが、山川は再度パンチでダウンを奪う。それでも佑典は退かず打ち合いで右をクリーンヒットさせ、山川にダメージを与えるなど波乱のラウンドとなる。3ラウンドは互いにローを繰り出すが、パンチ主体で展開する。残り1分を切ってから、コーナー際の打ち合いで、佑典のバックハンドブローが山川にクリーンヒットし、ダウンを奪う。その倒れ方を見たレフェリーが試合をストップ。TKOで佑典が勝利し、DEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメント決勝へ駒を進める。

第7試合 DEEP☆KICK-60kg挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R

×上野コウキ(直心会)
〇GUMP(TEAM TEPPEN)
判定 0-3(28-30、29-30、28-30)
※GUMPがDEEP☆KICK-60kgタイトルマッチ挑戦権を獲得する。

1ラウンドからGUMPはパンチ、ロー、右ハイで攻め、上野もパンチ、ローを返すがラウンド終盤では互いに強いパンチを見せる。2ラウンドではGUMPは左右のローと右カーフを何度も浴びせ、上野の足を削りに行く。上野も前に出てからパンチ、ローで攻めるが、GUMPが優勢。3ラウンド、GUMPはボディブロー、膝蹴りで上野のボディを攻める。上野もパンチに、左ボディブローを織り交ぜるが、苦しい展開。GUMPは右ローも浴びせ、全般的に優勢に試合を進める。判定に入るとGUMPが勝利し、DEEP☆KICK-60kgタイトルマッチ挑戦権を手にする。

第6試合 DEEP☆KICK-60kg契約 3分3R

〇金剛駿(Reborn kickboxing gym)
×和斗(NJKF大和ジム)
1R TKO(レフェリーストップ)

開始から打ち合いとなり、序盤で和斗がパンチでダウンを奪い、その後も優勢に進めて金剛駿をコーナーに詰めてから攻めるが、金剛も右でダウンを奪い返し、ラストは打ち合いで右をクリーンヒットさせ、和斗がダウンし、ダメージを見たレフェリーが試合をストップ。TKOで金剛が勝利する。

第5試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R

〇山田貴紀(山口道場)
×綱島晴都(BLOOM)
2R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンドは山田が右ロー、カーフ、左ハイなど蹴り技を使い、綱島は思いっきりの良いパンチで攻める。山田も打ち合いに応じてから互いにパンチの打ち合いになると、綱島のパンチが入り、山田がダウンする。2ラウンドは山田が右ロー、カーフを繰り出し、綱島をコーナーに詰めてからパンチで攻め、次にロープに詰めてから左膝蹴りをボディへ何度も浴びせてからダウンを奪う。立ち上がる綱島だがダメージがあり、とどめの膝蹴りをボディに浴びせられ、再度ダウン。ダメージを見たレフェリーが試合をストップ。TKOで山田が勝利する。

第4試合 DEEP☆KICK-49kg契約 2分3R

〇Ayaka(NJKF健心塾)
×夢空(Croire)
判定 3-0(30-29、30-28、30-29)

開始からショートレンジからパンチ、ローが主体となり、互いに打ち合いを見せる。2ラウンドも打ち合いとなり、夢空はミドルも放つが、徐々にAyakaのワンツーで右が何度も入るなどパンチでAyakaが優勢。3ラウンドは夢空が前に出て来るが、Ayakaも打ち合いに応じ、互いに退かず互角に展開する。判定に入るとAyakaが勝利。

第3試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R

×弘樹(Y’ZD GYM)
〇駿希(BKジム)
判定 0-3(27-29、28-30、27-29)

開始から駿希は強打で攻め、左ボディブローも織り交ぜながら、パンチで攻める。弘樹もガードを固めてから返すが、駿希が右をガード越しから効かせてからダウンを奪うなど、1ラウンドから駿希がパンチで主導権を握る。2ラウンドは弘樹も左ミドル、左ハイを使い、高いガードで前に出てから攻めるが、駿希はパンチを返し、右カーフを浴びせるなど、互いに攻めるラウンドとなる。3ラウンドは駿希が弘樹をコーナーに詰めてからラッシュを浴びせるなど、手数で印象に残るが、弘樹も組んでから膝蹴りでボディを攻める。全体的に駿希が試合の主導権を握っており、判定で駿希が勝利する。

第2試合 DEEP☆KICK-55kg契約 2分3R

×加藤乃々夏(全真会館)
〇RINA(TEAM TEPPEN)
判定0-3(28-29、30-30、28-29)

1ラウンドではRINAはステップを使いながら、打ち合う場面ではキッチリ手数を出す。加藤は右ミドルを繰り出し、前に出る展開で攻める。ラウンド終盤では互いに激しいパンチの打ち合いを見せる。2ラウンドでは、RINAは同じくステップを使いながら、パンチの打ち合いでは纏めてから攻める。加藤は右ロー、膝蹴り等で攻め、パンチにボディブローも織り交ぜる。ここでも互角の打ち合いを見せる。3ラウンドはRINAも前に出てから、互いにパンチの打ち合いからローを見せ、加藤はパンチに打ち合いに膝蹴りも使う。ショートレンジからの乱打戦で打ち合いを見せるが、RINAのフックの印象が良く、判定でRINAが勝利。

第1試合 DEEP☆KICK-65kg契約 3分3R

×洸児(TeamFIST)
〇加古稟虎(NJKFteamBonds)
1R TKO(レフェリーストップ)

開始から加古が右カーフを徹底的に浴びせてから攻める。洸児がパンチを繰り出しても、加古はヒットさせず、右ミドル、右ハイなど軽快に蹴り技を繰り出す。そして、右カーフを何度も浴びせ、遂に洸児がダウン。レフェリーがカウントを取るが、洸児のダメージを見て試合をストップ。TKOで加古が勝利する。

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