2024年9月8日DEEP☆KICK 71レポート

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■主催:DEEP☆KICK実行委員会
■名称:DEEP☆KICK 71
■日時:2024年9月8日(日)
■会場:テクスピア大阪
■住所:大阪府泉大津市旭町22-45

今大会では王者陣営が挑戦者に敗れ、挑戦者が王者となり王座決定トーナメントを勝ち抜いて王者に就くなど、4名の新王者が誕生した。これらの選手は勝利者インタビューでは皆が更に高みを目指し、RISEなどもっと大きい舞台で活躍したいと、これからの展望を述べていた。
実際にDEEP☆KICK王者からRISE、RIZINなど大きい舞台で実績を残している。これらのDEEP☆KICKが、これからも関西地域において選手を育て日本、世界で戦える選手を輩出して日本のキックボクシング界に貢献する事を期待したい。

ダブルメインイベント2 DEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R

〇啓斗(ALL-WIN GYM)
×佑典(月心会チーム侍)
3R TKO(レフェリーストップ)
※啓斗が-57.5kg第4代王者となる。

開始はローを互いに見せ、サークリングする佑典に対して、啓斗はジリジリと圧を見せ、フック、ワンツーと攻め、佑典もパンチ、跳び膝蹴りを返すと、啓斗もボディブローを織り交ぜながら上下を攻める。2ラウンドはパンチで打ち合うが、佑典は左でカウンターを合わせ、啓斗からダウンを奪う、啓斗もダウンに臆せず、ガード固めてからパンチに打ち合うが、佑典のパンチを浴びてから、際どいスリップダウンを喫するが、その後も啓斗は前に出る姿勢を崩さず、前に出て右を振るうが佑典はスウェーで避け、パンチを返すが啓斗は前に出る。最終ラウンドも啓斗は変わらず前に出てから打ち合いとなり、互いにボディも入れてから上下を攻め合うが、佑典が右ローを蹴ろうとしたところを、啓斗がカウンターで右ストレートを浴びせ佑典がダウンし、マットに沈む。それを見たレフェリーが試合をストップ。TKOで啓斗が勝利する。

ダブルメインイベント1 DEEP☆KICK-53kgタイトルマッチ 3分3R

×KING剛(ROYAL KINGS)
〇上村雄音(BKジム)
判定0-3(29-30、27-30、27-30)
※上村が-53kg第6代王者となる。

開始から互いに強いパンチで打ち合いながら、上村が前蹴りをKING剛の顔面に浴びせると、KING剛も強いフックを左右に振り、ローも繰り出し、組んでから膝蹴りも使う。KING剛が圧を掛けて前に出ても、上村は応戦し右ハイを繰り出し、一歩も退かない打ち合いを見せる。だが、上村はテンカオを何発もKING剛のボディへ入れ、KING剛のバックハンドブローも空に切らせる。KING剛はパンチ、ロー、ミドルの連続で攻め、上村も同じだけの手数を返しながら、ノンストップで1ラウンドが終了する。2ラウンド、上村が右ハイを何度も見せ、一発は浅くだがヒットを奪い、前蹴りも見せる。
KING剛は距離を詰めてからの打ち合いに持ち込み、上村もアッパーで下からも攻め、右ハイを見せ、テンカオでボディを攻める。互いにショートレンジからの打ち合いで手数を止めないが、このラウンドは上村が有利。最終ラウンド、ショートレンジの打ち合いでKING剛は前に出てからバックハンドブローも繰り出すが、上村も打ち合いに応じて、パンチで手数を浴びせる。しかし、バッティングで上村が右瞼付近をカットし、ドクターチェックが入るが試合は続行。再開後もショートレンジで打ち合いながらKING剛は前に出て、上村は上段前蹴り、テンカオを織り交ぜ、KING剛もカーフ、ローを入れ、パンチで最後まで前に出続けるが、そこに上村の右フックが入り、KING剛が崩れてレフェリーがダウンを宣告。痛恨のダウンをKING剛が取られ、判定は上村が勝利する。

ダブルセミファイナル2 DEEP☆KICK-55kgタイトルマッチ 3分3R

×真琴(NJKF誠輪ジム)
〇中嶋愛樹斗(誠剛館)
判定0-3(28-30、28-29、28-29)
※中嶋が-55kg第8代王者となる。

開始から中嶋がパンチで前に出るが、真琴もパンチで返しながら組んで膝蹴りを返す。そこで中嶋にバッティングは入り、その再開後には次は真琴にインローがローブローに入ってしまい、回復のインターバルがそれぞれに与えられる。互いにロングレンジから一気に間合いを詰める展開で、中嶋が前蹴りを織り交ぜつつパンチで攻め、真琴も左ハイを使いスイッチも見せながらパンチ、カーフを返し、距離が詰まると膝蹴りを入れる。2ラウンドは序盤に中嶋がパンチのラッシュを見せるが、真琴も打ち返しながら組まれたら、華麗な体捌きで中嶋をスリップダウンさせる。その後も両者が致命打を貰わず展開するが、中嶋がボディブローも使いパンチで攻め、真琴もジャブ、カーフ、接近戦での膝蹴りなどで応戦する展開だが、パンチの打ち合いで中嶋が左フックで攻め、その後のパンチの打ち合いで右ストレートをカウンターで合わせて、真琴からダウンを奪う。一気に仕留めたい中嶋だが、真琴も王者としての意地があり、打ち合いに応じてから跳び膝蹴りも見せ、ラストは逆に中嶋をロープまで下らせるなど、打ち合いで退かない展開。最終ラウンド、ダウンを取られている真琴はポイント的に前に出てから倒しに行くしかないが、中嶋も一切退かずに同じく倒しに行く姿勢で、互いに打ち合いとなり、中嶋はバックハンドブローも見せ、激しいパンチが交差する。互いに跳び膝蹴り、強打のパンチで打ち合い削り合いながらも手数を最後まで止めない。判定はダウンを奪った中嶋が勝利する。

ダブルセミファイナル1 DEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R

〇KING陸斗(ROYAL KINGS)
×一樹(Reborn kickboxing gym)
判定3-0(30-28、30-28、30-28)
※KING陸斗が-51kg第4代王者となる。

1ラウンドからKING陸斗は左ハイを放ち、時計回りでサークリングしながら的を絞らせずステップを刻む。一樹はリング中央から圧を掛けて左ジャブで牽制しながらタイミングを測りつつ、カーフを放つと、KING陸斗もワンツーを返し、ローも見せるが、フックからの左ストレートで一気に前に出る場面も見せる。一樹も右ミドルを見せるが、KING陸斗もパンチ、ミドルを高速で返し、ラストは左ミドルを一樹のボディへ浴びせるなど、KING陸斗が有利。2ラウンドはKING陸斗も前に出てから攻め、ワンツーで互いにパンチで打ち合うと、KING陸斗は左ミドルを連打で浴びせ、一樹が前に出ても、ステップに切り替えるとサイドに動きながら打ち合い、一樹もミドル、ストレートで捉えたいが、KING陸斗はボディワークで避けながら動くので、ステップは止まらない。最終ラウンドもKING陸斗はステップを使いながら左ミドル、ダイレクトな左ストレートを浴びせ、一樹はジリジリと圧を掛けてワンツー、右ミドルを繰り出すが、KING陸斗は足を止めずパンチ、左ミドル、接近戦で膝蹴りとタイミングの良い攻撃を加える。終盤では一樹がパンチ、右ミドルで捕まえるが、KING陸斗も右フック、前蹴り、左ミドルなどを上手く使いながら足を止めずに打ち合いの手数を止めないなど、KING陸斗のセンス良さを見せる。一樹も最後まで前に出るが、KING陸斗を止める事が出来ない。判定では大差でKING陸斗の勝利。

第4試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R

〇井上大和(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)
×クレイジーハスキー尚吾(REVOLT)
判定3-0(30-28、30-27、30-27)

開始はフック、ローで攻めるクレイジーハスキー尚吾に対して、井上は的確な左ジャブで突きながら右も伸ばす。クレイジーハスキー尚吾も強いフックを大振りで繰り出すが、井上はヒットを許さず、左ボディブローを返す。途中に互いにバッティングが入る場面があるが、試合は続行され、クレイジーハスキー尚吾は変わらず強打のフック、右ロー、ミドルと攻めると、井上は的確なジャブを突き、インロー、右ローを返し、前に出て来るクレイジーハスキー尚吾に対して、ステップを使いながら打ち合う展開。2ラウンド、井上はワンツー、右ローや、ダイレクトに右ストレートを繰り出し、クレイジーハスキー尚吾も前に出るが、ヒット数では井上が有利。それでもクレイジーハスキー尚吾は圧を掛けて前に出ると、井上は右を返し、前蹴りを浴びせ、左ジャブで突きながら軽快なステップで動きながら右ローも織り交ぜながら攻める。3ラウンドはポイント的に分が悪いクレイジーハスキー尚吾がフックの振り回しながら前に出て、左ボディブローも入れるが、井上はステップを使いながらワンツー、左ハイミドル、ダイレクトな右ストレートを浴びせ、右ハイも浅くだがヒットを奪うなど、優勢だがクレイジーハスキー尚吾も最後まで前に出る姿勢を崩さない。判定では大差の判定で井上が勝利。井上の技術が光った一戦である。

第3試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R

〇中田史斗(究道会館)
×大輝(NJKF理心塾)
3R TKO(セコンドタオル投入)

1ラウンドはミドルレンジの打ち合いとなり、中田がカーフ、ミドルを見せ、大輝がハイを見せると、すかさず中田もハイを返す。中田はカーフに削りに行くが、大輝も膝蹴りを返すなど、拮抗したラウンドとなる。2ラウンドから中田は前に出てから左ハイ、バックキックなどを繰り出し、カーフで削りながら前に出てから攻めるが、大輝もパンチ、膝蹴りと返していき、中田はパンチ、ミドル、ハイで一気に攻めると大輝もパンチで打ち返し、中田がバックハンドブローを繰り出すと、大輝も避ける。ラストで中田がコーナーに詰めてラッシュを仕掛け、大輝も打ち返すが、2ラウンドは中田の攻勢が目立つ。最終ラウンド、前に出る中田がパンチ、膝蹴りでプレスを掛け、大輝をロープに詰めてからラッシュを浴びせる。大輝もバックハンドブローを返すが、中田は避けてパンチ、膝蹴りでラッシュを浴びせダウンを奪う。立ち上がる大輝に対して、中田はパンチ、左ミドルを浴びせ攻めるが、途中に大輝のローブローに入り、回復のインターバルが取られる。再開後、大輝もパンチで前に出るが、中田の勢いは止まらず、コーナーに詰めてからラッシュを浴びせ、膝蹴りが入ってから大輝がダウン。ここまでと判断した大輝のセコンドがタオルを投入。TKOで中田が勝利する。

第2試合 DEEP☆KICK-63kg契約 3分3R

〇吉田仁(LEGEND GYM)
×山口丈瑠(パラエストラ東大阪)
1R TKO(レフェリーストップ)

開始は互いにインローから入り、山口が左ミドルも見せると吉田もミドルを返し、カーフを蹴り合うが、パンチの打ち合いで吉田が左ボディブローを浴びせ、山口を後退させると次は右フックをヒットさせダウンを奪う。立ち上がる山口に対して、吉田は詰めに入っており、パンチで攻めてから左フックをクリーンヒット。山口がマットに沈むとレフェリーが即座に試合をストップ。会心のTKO勝利を吉田が飾る。

第1試合 DEEP☆KICK-65kg契約 3分3R

〇舩谷竜生(TEAM TEPPEN)
×山口祐平(TeamFreeStyle)
2R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンドは、上背がある舩谷はハイを見せ、ミドル、前蹴りなど長い足を活かす。山口も強いパンチを返し、舩谷がコーナーに詰めてからの打ち合いになっても、山口は打ち合いに応じる。しかし、パンチの打ち合い時に舩谷の右をまともに喰らい山口がダウン。立ち上がる山口に対して、詰めに入る舩谷に山口も退かずに打ち合いに応戦するが、次は左ストレートを浴び、再度ダウン。山口は立ち上がり1ラウンドが終了。2ラウンドは開始から舩谷は打ち合いに持ち込み、パンチで山口からダウンを奪う。それでも立ち上がる山口に、舩谷はワンツーを浴びせ、山口が4度目もダウンとなり、レフェリーが試合をストップ。TKOで舩谷が勝利。

NEXT☆LEVEL提供試合

オープニングファイト第6試合 -57.5kg契約 1分30秒2R

×江口岳穂(FightClubRush.)
〇朴竜佑(VALIENTE)
判定0-3(19-20、19-20、18-20)

開始からパンチ、ミドル、ローで削り合う様な打ち合いを展開し、朴はバックキックも見せる。互いに打ち合いの手数を止めない。最終ラウンドは朴が何発も左ミドルを浴びせ、距離が詰まると膝蹴りを使う。江口も右ローを返しながらパンチで打ち合うが、手数では朴に印象が残り、判定では朴が勝利する。

オープニングファイト第5試合 -65kg契約 1分30秒2R

×松村羚央(及川道場)
〇山田真也(パラエストラ東大阪)
2R TKO(レフェリーストップ)

1ラウンドは山田が圧を掛けてからパンチ、ミドル、前蹴りで松村を後退させ、松村もパンチ、ロー、右ハイを繰り出すが、山田が松村をコーナーに詰めるなど、山田に印象が残る。最終ラウンドは松村がパンチ、ミドルで前に出て来るが、打ち合いに応じた山田がパンチで松村をロープに詰めてから左膝蹴りをボディへ浴びせると、松村がダウン。立ち上がる松村だが、山田がパンチを浴びせてから再度、ダウンを奪い。山田がTKOで勝利する。

オープニングファイト第4試合 -60kg契約 1分30秒2R

△平見颯一(NJKF心将塾)
△野村亮之(NJKF TOP GUN GYM)
判定0-1(19-19、19-20、20-20)

開始からパンチ、ミドルで応酬となるが、平見は左右の前蹴りを放ち、野村もインローを織り交ぜる。野村が前に出る場面も多いが、平見もキッチリと手数を返し、互いにヒットを奪い合う。最終ラウンド、野村が前に出てからパンチの乱打戦に持ち込み、平見も打ち合いながら右ミドル、膝蹴りを返すが、野村は前に出てからパンチの打ち合いを仕掛ける。判定では一人は野村にポイントを入れたが、ドローとなる。

オープニングファイト第3試合 -53kg契約 1分30秒2R

×野呂星利愛(TEAM TEPPEN)
〇伊藤菜の花(VALIENTE)
判定0-3(19-20、18-20、18-20)

ラウンド序盤から伊藤がパンチで前に出てから、互いにギアをマックスに入れてから打ち合いを見せる。伊藤が前に出てからワンツーの強打で前進して攻めると、野呂もパンチ、ロー、ミドルを返す。それでも伊藤は強打のパンチで攻め、攻勢点を取る。最終ラウンドはパンチ主体で打ち合いとなり、野呂はミドルも織り交ぜるが、伊藤は変わらず強打のパンチで前に出る。そして、野呂が鼻から出血しており、ドクターチェックが入るが、試合は続行。野呂はパンチにミドル、前蹴りを織り交ぜてから伊藤の前進を阻みたいが、伊藤のパンチのプレスが強い。判定ではパンチで前に出る印象が強かった伊藤が勝利。

オープニングファイト第2試合 -36.5kg契約 1分30秒2R

△藤原あこ(ROYAL KINGS)
△阪上星愛來(VALIENTE)
判定1-0(20-19、19-19、19-19)

開始から互いに前に出ながら打ち合いを展開する。パンチ、ミドルを見せるが、阪上は距離を詰めると膝蹴りも見せる。ラウンド中盤には藤原が前に出てから攻めると、阪上はステップを使ってから左右のミドルを放つ。最終ラウンドは藤原が左右のフックを振りながら前に出て距離が詰まると膝蹴りを浴びせ、阪上もステップを使いながらパンチ、ミドルを返し、組んでから膝蹴りも浴びせるが、藤原が常に前に出ており印象が残る。判定に入るとドローとなる。

オープニングファイト第1試合 -33kg契約 1分30秒2R

×山木俊(京都亀岡キックボクシングジム)
〇中村琉輝(TeamFIST)
判定0-2(19-19、19-20、19-20)

開始から中村がバックスピンキックから入り、互いにパンチ、ミドルで打ち合うが徐々に中村が山木をロープに詰める。山木も膝蹴り、前蹴りを返しながら打ち合うが、中村の前進ファイトでロープを背にする場面が多く、中村に印象が残る。最終ラウンドも中村はパンチ、ミドルで前に出続けてから攻める。山木も前蹴りを混ぜながら打ち合いで返す。ラストでは中村が山木をコーナーに詰めるが、互いに打ち合いの手数を止めない。判定に入ると中村が勝利する。

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