2025年5月14日Breakthrough Combat04レポート

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■主催:PROGRESS実行委員会
■名称:Breakthrough Combat 04
■日時:2025年5月14日(水)
■会場:非公開
■住所:非公開

記事:池田博紀、写真提供:PROGRESS実行委員会

YouTubeチャンネルで無料にて配信するBreakthrough Combatも4回目となっており、メインイベント、コーメインイベントでは無敗の日本人選手が海外ファイターと対戦し、全試合がハイレベルな試合を見せた。これらのYouTubeで気軽に見られる大会が、多くなれば、格闘技ファンの幅が広がり、選手も戦うケージの舞台が増えれば、格闘技界に良い影響を与える事に間違えないだろう。賞金であるMVP賞ではジョン・オルニド、熊崎夏暉の両選手がファイトマネーボーナスを得てから、これらのボーナスも選手のモチベーション向上に繋がるだろう。

メインイベント MMA バンタム級 5分3R

〇ジョン・オルニド(フィリピン)
×熊崎夏暉(日本)
判定3-0(30-27、30-27、30-27)

オルニドはカーフキック、熊崎はパンチで攻めるが、オルニドのパンチが入り、熊崎が崩れると、すぐに熊崎も返してタックルを見せるが、オルニドは突き放すなど、スタンド展開が続く。パンチで打ち合い、熊崎がタックルを仕掛けても、オルニドはすぐに離れ、右ハイも繰り出し、圧を掛けてから前に出てから、カーフキックを入れ、熊崎もパンチを繰り出し、タックルでテイクダウンを取るが、オルニドもすぐにスタンドへ戻り、打撃戦が展開される。熊崎がタックルから持ち上げてグラウンドへ持ち込みたいが、オルニドはすぐにスタンドへ戻す、腰の強さを見せてから1ラウンドが終了。2ラウンド、オルニドはカーフキックを入れるが、熊崎もパンチで前に出てから、タックルを仕掛けるがテイクダウンを奪えない。熊崎も組み付くが、そこにオルニドは右膝蹴りを浴びせてからボディへダメージを与え、カーフキックで熊崎のカーフが赤く染まり、三ケ月蹴りも入れるなど、オルニドがスタンド展開で有利だが、オルニドがパンチで出たところに、熊崎が組み付きテイクダウンを取るが、オルニドはケージを使ってからスタンドへ戻してから、突き放すなど、熊崎がグラウンドへ持ち込めない。熊崎も右を当てるなど、パンチでヒットを取るが、オルニドはカーフキックを浴びせるなど、オルニド有利は揺るがない。最終ラウンド、オルニドは変わらずカーフキックを浴びせ、熊崎もパンチで攻め、シングルレッグを仕掛けてもテイクダウンに繋がらない。オルニドは圧を掛け、熊崎はステップを使いサークリングしつつパンチで前に出るが、オルニドはバックステップで距離を取り、更に熊崎がタックルを仕掛けるが、それもバックステップで空を切らせる。オルニドが何度もカーフキックを浴びせるなど、スタンド勝負では完全にオルニドに分がある。熊崎は何度もタックルを仕掛けても、オルニドは切ってからタックル見切っており、互いにパンチを見せるが、打ち合いでオルニドは右をヒットさせ、ラストは互いにパンチを見せてから試合が終了。判定はオルニドがスタンドの打撃で主導権を握っており、勝利する。

コーメインイベント MMA 契約体重58.5kg 5分3R

〇山崎蒼空(日本)
×ザヒド・アフメド(インドネシア)
判定3-0(30-27、30-27、30-26)

山崎がカーフキックからタックルでテイクダウンを奪い、上からパウンドで削りに行くが、アフメドもスタンドに戻ろうとするが、山崎はそれを許さずバックを奪い、パウンド、チョークを狙うなど山崎が有利に進める。アフメドは正対に戻そうとするが、逆にマウントを完全に奪われ、パウンド、続いて肩固めを山崎に攻められ、アフメドもクローズガードに戻しても、山崎は上からのパウンドを浴びせ、立ち上がってもパウンドで攻め、アフメドも立ち上がってからタックルを取りに行くが、山崎はケージを使い、逆にタックルでテイクダウンを奪うなど、1ラウンドは完全に山崎が有利。2ラウンド、アフメドはパンチで前に出るが、山崎もパンチを見せつつ、タックルでテイクダウンを奪い、サイドを取り、上四方と抑え込み、マウントも奪いパウンドを浴びせ、バックマウントと移り、再度マウントからのパウンドを浴びせ、肩固めを狙い、アフメドが回転して逃げても、山崎はバックに喰らい付きチョーク、マウントからのパウンドを浴びせるなど、2ラウンドも山崎が圧倒するが、攻め疲れが見られる。最終ラウンド、互いにカーフキックを見せ、山崎がハイを繰り出し、アフメドがパンチで前に出ると、山崎はタックルでテイクダウンを奪い、アフメドもギロチンを狙うが、山崎はそれを外すと、トップからのパウンドで削り、バックを奪うなど有利なポジショニングを見せる。アフメドもクローズガードに戻すなど粘り強いが、山崎は上からのパウンドで攻め続け、アフメドも下から足で蹴ってから、三角締めを狙うなどラストで仕掛けるが、そこで試合が終了。判定は有利に進めた山崎が勝利。

第4試合 MMA バンタム級 5分3R

-石井逸人(日本)
-上田祐起(日本)
※ノーコンテスト

開始から上田が強打で攻め、ダウンをさせるとグラウンドへ移行し、上田がバックからの腕十字など狙いたいが、石井もクローズガードのトップを奪ってからパウンドを落とすなど、上から上田を削りに行く、上田も下から足を使うが、石井はパウンドを入れつつ、足を取りに行くと、互いにパウンドで打ち合いつつ、足を狙うなど互いに攻め合いながら1ラウンドが終了。インターバル終了時に上田がグラウンド状態で蹴り上げを行い、それに対していローカードで減点が与えられる。最終ラウンド、上田が圧を掛けて前に出るが、石井もステップを使いながらサークリングし、右ストレートも見せるが、上田もインローを放ち、思いっきりの良いストレートを繰り出すなど、互いにパンチを見せる。しかし、上田の左インローが石井のローブローに入り、石井が悶絶するなど、ダメージが大きく試合続行が出来ず、ノーコンテストとなる。

第3試合 MMA バンタム級 5分3R

×ガドウィン・ランバヤン(フィリピン)
〇竹本啓哉(日本)
1R一本勝ち(横三角締め)

ランバヤンはカーフキックを繰り出すと、竹本はタックルを狙いつつ、パンチで打ち合いシングルレッグからテイクダウンを奪い、ランバヤンもギロチンチョークを狙うが、竹本がバックを奪うと腕十字に移り、ランバヤンも抱えてからバスターで落とすが、竹本は喰らい付くが、ランバヤンは十字を外すとパウンドを入れるが、竹本はアームロック、横三角締めを狙いランバヤンがタップ。竹本が一本勝ちで勝利を収める。

第2試合 Progress暫定ウェルター級選手権試合 5分3R

〇森戸新士(日本/暫定王者)
×イ・ソンハ(韓国/挑戦者)
1R一本勝ち(チョークスリーパー)
※森戸がProgress暫定ウェルター級王座3度目の防衛に成功する。

開始から森戸が引き込み、足を取りに行くなど2ポイント失う覚悟でヒールフックを極めに行くが、ソンハも立ち上がり極めさせない姿勢を取るが、森戸は足を狙い続け、ソンハも足を取るが、森戸がリバーサルでポイントを奪い、サイドなどポジションを奪い、バックテイクを取ると、スタンド状態のソンハからチョークスリーパーを極めて勝利し、圧勝で森戸が王座防衛に成功する。

第1試合 Progress フェザー級 5分2R

×大脇征吾(日本)
〇椿飛鳥(日本)
判定4-6

スタンドで展開し、椿がタックルを仕掛けるが、大脇もチョークを狙い、続いて下から腕十字に繋げるが、椿もそれを許さず極めさせない、トップを取ってから2ポイントを奪う。椿がタックル、トップで合計4ポイント、大脇がリバーサルで2ポイントと、椿が2ポイント有利、1ラウンド終盤に大脇がスクランブルでスタンドへ戻り、1ポイントが大脇に入る。最終ラウンド、ケージ中央からケージ際でスタンドの攻防となり、椿がシングルレッグを取りに行くが、大脇は回転してから足を取りに行くと、椿も素早く反応し、それを防ぎ互いにスタンドになると椿がタックルでテイクダウンを奪い、2ポイントを奪う。下になる大脇も椿の右腕に足を絡め、バックを奪いに行くが、椿も落としてからトップのポジションを崩さない。大脇も下から展開を狙いたいが、椿も上からプレッシャーを掛けて行き、大脇は足を絡めて来るが、椿がラスト10秒で立ち上がり、ポイントで勝利を確信しており、大脇がスクランブルで立ち上がり1ポイント入るが、椿は残りを流してから試合が終了し、ポイントで勝利する。

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